議会改革はまず自分たちから

Img_6783 今後本格化する県の総合計画策定に向け、会派政調会で議論をスタートしました。

当局の説明を聞いて、それについて意見を述べる・・・、という従来の手法でなく、県の将来を考えるにあたって必要となる政策・施策を、ワークショップ形式でワイワイやりました。

Brast私は、これまでの施策の延長でなく、10年先を見すえ今後やっていくべきことを “バックキャスティング”で考えました。

初めての進め方に、ベテラン議員のみなさんは戸惑われたかもしれませんが、こうした場もたまには面白いですね。

議論の進め方をこのように変えていくのも議会改革の一つかと・・・。

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静岡県原子力防災センター

Bousaic1 昨日の午後、7月から一般公開を始めた「静岡県原子力防災センター」に行きました。

きっかけはスズキ労組役員のひとこと。

「田口さん、夏休みに“社会科見学ツアー”をやりたいんですが、富士山静岡空港とか見せていただけませんか?」

家族連れで楽しめ、子どもの夏休みの自由研究のネタにもなる企画のようです。

県の担当者に相談したところ、空港では一部、一般見学できないバックヤードに入れてもらい、さらにおススメいただいたのがこの施設でした。

Bousaic2 実は私も初めての訪問でした。

この施設は「環境放射線監視センター」と原子力災害時の拠点となる「オフサイトセンター」が併設されたもので、国の補助を受け平成28年4月から稼働しています。

以前は浜岡原発の近くにありましたが、東日本大震災のあと、“近すぎる”ということで当地に移転したものです。

放射線の監視は県が行いますが、いざという時のオフサイトセンターは国が設置するため、国の職員も常駐しています。

Bousaic3 この日は「原子力災害対策エリア」の見学もさせていただきました。施設そのものは一般公開していますが、このエリアは事前に連絡しておく必要があるそうです。担当のみなさんには土曜日にもかかわらずご対応いただきありがとうございました。

詳しくは下記のサイトをご覧ください。

★静岡県環境放射線監視センター(県のサイト)

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佐鳴湖水質調査

Sanarusee 暑い一日でしたね~。

午前中は今年で10年目を迎えた佐鳴湖水質調査。年4回の開催でちょうど40回目だということでした。

昨夜の雷雨の影響もあってか、いつもの夏よりも塩分濃度(0.39%)や水温(27.8℃)は低かったようです。担当者は「CODはあまり影響しないのでは…」と予想していましたが、どうだったのでしょう。途中で帰ってしまったので結果は聞きませんでした。

今日の参加者は約50人。地元大平台高校の生徒さんや中学生の他、夏休みの研究ということもあってか、子ども連れの参加者が多かったようです。地元企業のFCCさんからも毎回多くの方がお見えになっていました。

多くのみなさんに関心を持っていただくことで、環境保全につなげていきたいですね。

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ものづくりの新たなチャレンジ

Fbiz 浜松青年会議所 産業育成委員会が開催した「ものづくりブランディング事業」に参加させていただきました。

基調講演はf-Bizの 小出 宗昭 氏。「地域経済活性化は中小企業のチャレンジから」と題して、いつもどおりの歯切れ良いお話を聞かせてくださいました。

気づいていない自らの強みを知るところからはじめ、新たな販路開拓にチャレンジする企業を、具体名を挙げて紹介していました。

青年会議所の若手経営者のみなさんにはとてもイイ刺激になったのではないかと思います。

個人的にも参考になりました。特にB2B企業はマーケットニーズを探るのが苦手なようで、B2Cにチャレンジする際、お客様目線に立つのが大切だと感じました。

県の産業支援も2年ほど前から、「マーケット・イン」という考え方を入れるようになりましたが、行政関係者の目線ではダメでしょうね。

やはり現場を知っている人、人材育成が急務と感じました。

後半は地元企業のみなさんの得意分野を活かした「車イス」の製作。利用者のちょっとした“困りごと”を解決する知恵を出していました。ヒントはいろんなところにあります。

Sp写真はシートを工夫した車イス。

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内部統制と監査機能の強化

Prfishihara 地方自治法が改正され平成32年度から都道府県と政令市には「内部統制に関する方針の策定と体制整備」と「監査制度の充実強化」が求められるようになります。

そこで「内部統制と監査機能の強化」というセミナーを受講しました。

講師は関西学院大学大学院ビジネススクールの 石原 俊彦 教授。久々に石原節を聞かせていただきました。

「内部統制」は5年ほど前に一般質問で取り上げたことがありますが、当時はまだあまり一般的ではありませんでした。

しかし「公会計改革」や「目標管理」がそうだったように、“グローバルスタンダード” が国内の民間企業に適用され、続いて行政にも導入される・・・というのが近年の流れでしたので、そのうち来るだろうと思っていました。

議会にも「内部統制評価報告書」が報告されるようになります。議会のチェック能力も試されます。

民間企業の内部統制は「財務報告の信頼性」を重視しますが、自治体の場合は、「合規性・適法性」を前提に、「業務の有効性・効率性」を評価すべしとのこと。参考にします。

監査制度の充実強化のポイントについては「リスク・アプローチ」という考え方でリスク評価をベースにし、監査の方向性や重点項目は「社会環境・知事方針・内部統制体制・過去の監査結果」等を考慮して決めていくべきとのことでした。

セミナーは監査委員事務局の担当者が対象で、いささか専門的でしたが、久々にイイ刺激になりました。一般質問で取り上げようかな・・・。

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官民連携の進め方

昨日、本日は会派で街頭広報活動を予定していましたが、台風の影響もあり延期しました(結果的に今日はできなくはなかったかも・・・)。

日程が空いたので、浜松市が主催する「PPP/PFI推進セミナー」に参加しました。

昨年は官民連携による市営住宅建設が提案されましたが、今日は「弁天島海浜公園」の民間事業者募集の告知がありました。具体的な資料はでき次第公表するとのことでした。

公園等の運営に民間のノウハウを使うことで、これまでおカネを使うばかりだった施設が、おカネを生むようになった事例はいくつもあります。近くでは「掛川城」の指定管理者導入の例もあります。

★掛川城の指定管理(H28.8.24のブログ)

浜松市は様々な事業分野で官民連携を模索しています。ベースになっているのは「★民間活力の導入に関する基本方針」(←クリックするとリンク先PDFデータをご覧いただけます)。

人口減少下、税収もますます厳しくなる中で、公共サービスを「官」が税金だけで行うのはもうムリ。「民」の力を活かすことは必至です。

県はまだこうした指針・方針を持っていません。

最近では富士山静岡空港のコンセッション(運営権譲渡)や東静岡駅前に整備を予定している「文化力の拠点」などの計画がありますが、富士山世界遺産センターは直営で行うなど、今一つ県の民活の姿勢が明確になっていません。

県が初めてPFIを導入したのが平成18年度開校した大平台高校の整備とその後の管理運営でした。

あれから10年余が経過。場当たり的に考えるのでなく、一定の考え方を決めておいた方がよいのではないかと思います。

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清水港の活性化

清水港の活性化
清水港の活性化
次郎長で有名な清水みなと。時代は移り、今は巨大な港湾となっています。

今日は建設委員会のメンバーで清水港周辺を視察しました。
折しも特定外来生物アカカミアリが発見されたとの報道がありましたが、目的はそれではありません。今日の視察目的は、三保松原の景観保全と清水港の活性化でした。

清水港は、コンテナターミナルの強化による物流拠点としての側面と、官民が連携したクルーズ船誘致による観光誘客増による活性化が期待されています。

空港同様、首都圏近畿圏さらに福岡あたりとは規模が違いますが、地の利を活かした事業展開を進める必要があります。
他の港湾と比較して利用者とウインウインになれるような施設整備を進めたいですね。

明日は沼津港のほか御殿場・裾野の農業基盤整備を見に行きます。
この分野はあまり得意ではありませんが、何事も勉強ですね。

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6月定例会 閉会

Titan 6月定例会が今日閉会しました。

知事選直後で補正予算など大きな議案はなく、知事提出議案17件はすべて可決。川勝知事3期目のスタートは無難な船出となりました。

追加提出された人事案件では、空席になっていた教育委員に、新たな分野の事業に取り組んでいる女性経営者 加藤 百合子 氏を選任しました。農業の生産性向上を進めている加藤氏は、最近では“やさいバス”で物流改革にも取り組んでいます。教育分野においてもそのユニークな発想に期待したいと思います。

議案のない常任委員会も含め「所管事務調査」が行われました。各委員会の資料の中で備忘録的に3つの資料をアップしておきます。

★移住者数と相談件数

★市町別高齢化率

★待機児童の状況

8月は委員会視察、研修など、例年どおり夏休みのお勉強月間になりそうです。研修会の講師も久々にやります。いささかマニアックなテーマかもしれませんが、興味がある方はお越しください。

★CIPFA Japan 中部部会第1回セミナー (8/26)

【写真はスズカ8耐 31はスズキの社員チーム Titan】

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静岡どぼくらぶ

Doboclub1Doboculove1 建設委員会の質問の3つ目は「静岡どぼくらぶ」。

「どぼクラブ」と「土木ラブ」をかけた語呂合わせです。

土木は、新しい道をつくり、橋を架け、施設を造る、いわば未来を創る産業です。また万一災害があれば、すぐに駆けつけ復旧作業をする、地域に欠かせない産業です。

しかし土木を支える若者が減っています。

産業のイメージアップと人材確保のためにも、みなさん「どぼくらぶ」を応援してください!

詳しくは県のHPをご覧ください。

「どぼくラブソング」イケてますよ~^^

★静岡どぼくらぶ

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社会資本長寿命化は目的?手段?

質問の2つ目は交通基盤部が進めている「社会資本長寿命化」について。

県はH27.2に公共施設総合管理計画をまとめています。その中で今後30年間のインフラ資産の更新や維持管理に必要な投資額をトータルで約1兆5074億円と推計、年平均で約500億円必要と報告しました。

しかしこれは県が保有するインフラ資産のうち14施設を対象としたもので、昨年度、あらためて全施設(44施設)を対象に推計したところ、1兆9千億円を超えることがわかり、年平均必要額は約500億円から約640億円に増えてしまいました。

ここ数年の事業費が250億円ほどであることから、その差額390億円近くを、何らかの手法でねん出しないと、今後のインフラの維持が難しいということになります。

施設ごとに「中長期管理計画」を策定し、取り組みを進めていますが、例えば「橋梁、トンネル、舗装、大規模斜面施設」の予防保全を進めても、50年間で2000億円、単年度で40億円ほどのコスト縮減にしかなっておらず、差額390億円を埋めるためには、まだ350億円ほどの捻出が必要です。

しかし、今回県が提出した委員会資料にはこうした報告はありません。

私はこうした情報をきちんと公表する必要があると思います。

公共施設等総合管理計画の策定趣旨を踏まえ、将来負担を見える化し、認識を共有化することが必要です。

あわせて庁内の連携、市町との連携を進めるとともに、持論である「公会計がわかる職員の育成」を求めました。

交通基盤部の職員さんは、長寿命化を仕事の「目的」にしていないか懸念します。あくまでも将来にわたって持続可能な静岡県を作るための「手段」です。

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天浜線の経営状況

建設委員会2日目、久々に常任委員会で質問に立ちました。

昨年度は委員長だったので質問できませんでしたが、今年は副委員長なので、各委員の質問が終わった後、全体のバランスを見ながら質問できます。

今日は大きく3点質問しました。①どぼくらぶ、②公共施設等総合管理計画、③天竜浜名湖鉄道の経営状況です。

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天竜浜名湖鉄道は、H26年度から30年度までの「中期経営計画」の経営目標として、30年度までに鉄道インフラ整備分を除く営業費用を営業収支で賄えるようにするとしています。

フルーツパークとのコラボや直虎ブームもあり、旅客数は増えていますが、残念ながらH28年度までの実績では、まだそこまでの経営改善に至っていません。

今後、県は来年度半ばをメドに、平成31年度から5か年の次期中期経営計画を検討していきます。

現在の5か年では、県と沿線市町合わせて10億5700万円の助成をおこなっています(県負担1/2)。次期計画の中では、これまで以上に老朽対策が必要になるかもしれません。

県民の理解を得るためにも、目標達成を求めたいと思います。

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豪雨災害対策

Received_441982239521594 昨日のFM Haro 後半にお話したのは「豪雨災害対策」。

今日も秋田県で豪雨災害が発生しています。被害が拡大しなければよいのですが・・・。

九州豪雨の時、福岡県朝倉市で1時間最大雨量が129.5mm。24時間では545.5mmでした。

県内でも6/21に豪雨があり、浜松市内でも避難勧告が出されました。エリアメールが一斉に鳴り、驚いた人も多かったのではないでしょうか。

余談ながら、私はこの日、知事選の最中で、豪雨の中、街頭演説をやってビショビショになりました(屋外で聴いている人はいなかったかと・・・)。

この日の最大雨量は、北区の都田ダムで記録された1時間51mm、24Hでは190㎜。ものすごい雨でしたが九州の3-4割程度です。

昨年度の県の記録をみると、8-9月に台風による豪雨が2回。台風以外でも施設被害が出た豪雨が4回ありました。

これからの時期、豪雨はどこで起きても不思議はありません。行政の取組も重要ですし、家庭での備えも大切です。みなさんに知っておいてもらいたい情報を提供しました。

◆行政が行うハード整備

河川整備は43か所の「豪雨対策緊急整備事業」をH27・28の2年間で各20億円、計40億円で実施。H29・30も15億円ずつ30億円かけて39か所を予定しています。

道路冠水等が発生しやすい河川対策としては、 浜松市の堀留川は整備計画を策定し、今後、河川改修が行われる予定で、馬込川も今年度中に整備計画を作る予定にしています。

◆ソフト対策

最近はソフト対策の重要性が指摘されています。

H27.9月に鬼怒川で大規模な堤防決壊が起きました。このあと国は「堤防などの施設では防ぎきれない大洪水は必ず発生する」という 考え方に切り替えています。

県西部地域でも、昨年度「豪雨災害減災協議会」を設置しました。その中で県の浜松土木事務所と市町との連絡を強化する「ホットライン」体制を作りました。

〇タイムライン

また「洪水タイムライン」というのも導入しています。タイムラインは「事前防災行動計画」の略称で、大型台風の接近が予想されるときなどに、「誰が、どのタイミングで、何を準備するか」をまとめたもので、行政だけでなくみんなが行動しようというものです。

〇浸水想定区域図

ほかにも、今月、「洪水浸水想定区域等の指定・公表」が示されました。これは想定しうる最大規模の豪雨による浸水被害を想定したハザードマップです。

H33年度までかけて、県内の47河川で公表される計画ですが、 まずその第1弾として、今月、浜松市内の「馬込川・芳川」、「原野谷川」を含む太田川水系の3河川が公表されました。

★静岡県GIS(洪水浸水想定区域図)

余談ですが、この「静岡県GIS(地理情報システム)」というのはなかなかの優れもので、 津波浸水想定をはじめさまざまな情報が公表されています。100年ほど前の地図もあります。お子さんたちの夏休みの研究にも使えるのではないでしょうか?

〇サイポスレーダー

最後に「サイポスレーダー」のチェックもお忘れなく。これはスマホでも見ることができます。 降雨や河川の水位情報がリアルタイムでわかる優れもの。 計測点が多いので、お近くのデータがわかります。

★サイポスレーダー

私は豪雨の時には常に近所の「堀留」というところを見ています。これからの時期、ぜひ活用していただきたいと思います。

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写真は昨日のUPONスタジオ。レース用つなぎが飾られていました。いよいよ来週はスズカ8耐。私はスズカへ行く予定です。

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広域幹線道路の整備状況

今日のFM Haro 「遊佐ちえみの 聞いちゃえ!しずおかの政治」では、建設委員会所管事項である「道路行政」と「豪雨災害対策」についてお話しました。

子どもたちが夏休みに入り遠出の機会が増えることや、九州や東北で豪雨災害が相次ぎ、静岡県でも昨年8-9月に施設被害が出る豪雨が相次いだことから取り上げました。

<前半「道路について」>

◆東名・新東名

H24年に新東名ができて、県内の東西交通が非常に便利になりました。

渋滞が減るなどの効果のほかに、いざという時のリスク回避のWネットワークとして、すでに交通事故の時や台風で由比海岸が通れないときなどに効果出ています。将来予想される大地震の際もWネットワーク効果が期待できます。

御殿場JC以東は、H32年度完成予定ということですが、夏のオリンピックに間に合うかどうかは不明とのこと。どうせならそれまでに完成させてほしいですね。

愛知県方面はH28.2に開通し利便性アップ。大阪方面のアクセスはこれまでの名神高速道路に加えて、豊田JCから伊勢湾岸道から東名阪、 新名神高速のルートができました。

東名阪自動車道の四日市~鈴鹿の区間が慢性渋滞していますが、NEXCO中日本の情報ではH30年度にはこの区間で新名神が完成予定で、かなり緩和されると思います。

高槻~神戸もH30年度開通、高槻~大津はH35年度ということですが、数年後には大阪方面のアクセスがさらに便利になります。

スマートICの整備も進んでいて、東名では三方原PAにできて便利に。 舘山寺にもできる予定。当初予定では昨年度中だったが、少し遅れてH30年度末の予定。 新東名も今後、磐田市内にできる予定です。

◆三遠南信自動車道

新東名のいなさJCから長野県飯田市まで計画されている総延長100㎞の道路。南側はまだ鳳来峡ICまでの約7.8㎞しかできていません。

鳳来峡ICから先、東栄町までは、事業は始まりましたが開通は未定。 東栄ICから佐久間ICまで(通称「佐久間道路」)はH30年度に開通する見通しです。

以前、原田橋が壊れて旧佐久間内の交通が混乱しましたが、この道ができれば便利になります。

佐久間から水窪までは、まだしばらくかかる予定。 水窪北から長野県の南信濃までは一部調査が始まっています。

◆中部横断自動車道

県西部の人にはあまりなじみがないかもしれませんが、静岡市清水区から山梨県の甲斐市(甲府市の北西)までつながる道路です。

昨年度開通の予定でしたが遅れており、H31年度に開通見込みです。

現在、長野方面に行くには、愛知県の豊田JCから東海環状道路、中央自動車道が一般的ですが、東回りも使えるようになり、目的地によっては便利になります。

◆伊豆縦貫自動車道

伊豆も西部地域からは遠いですが、魅力いっぱいなのでお楽しみいただきたいエリア。伊豆縦貫道は沼津から下田までの予定で計画されています。

2020年五輪が伊豆市で行われるので、アクセス道路も含め整備が進んでいます。伊豆スカイラインや東海岸の国道135号、西海岸のR136も景色がキレイ。

ドライブコースとしてはおススメですが、これからの季節は渋滞に注意が必要です。

◆地域高規格道路

R1浜名バイパスを西に進むとR23バイパスにそのまま入ります。蒲郡市内の一部区間が未開通ですが、これも整備されると名古屋まで有料道路を使わなくても便利になります。

以前、「周辺自治体はH32年度の開通を期待」という新聞記事があったようですが、整備は未定です。

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道路整備は便利な生活には欠かせませんが、造るためにはおカネが必要です。人口減少社会を迎え、これまでの道路を維持しながら、どこまで便利な生活を求めるのか、バランスを考えるのも政治の役割です。

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浜名湖ジオパーク

Img_20170717_170908 ジオパークは、「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所をいいます。

ジオパークの見どころとなる場所を「ジオサイト」に指定して、多くの人が将来にわたって地域の魅力を知り、利用できるよう保護を行います。

その上で、これらのジオサイトを教育やジオツアーなどの観光活動などに活かし、地域を元気にする活動や、そこに住む人たちに地域の素晴らしさを知ってもらう活動を行います。

(以上、日本ジオパークネットワークのサイトから抜粋)

日本にある「ユネスコ世界ジオパーク」は「洞爺湖・有珠山、糸魚川、島原半島、山陰海岸、室戸、隠岐、阿蘇、アポイ岳」の8地域です。

私も修学旅行などを含め5ヵ所行きましたが、いずれも何千年、何億年もかけて作られてきた大自然の営みを目にすることができる素晴らしいところです。

「日本ジオパーク」の認定を受けているところは国内に43地域あります。うち静岡県には「伊豆半島」と「中央構造線(静岡市葵区・川根本町)」があり、「伊豆半島」は世界ジオパークの登録をめざしています。

何千年、何万年ではなくても、歴史的な痕跡を残す大地がごく身近にあります。

それが「浜名湖」です。

カテゴリーを「文教・警察」にしたのには理由があります。

今日、地元にある大平台高校 自然科学系列の生徒さんたちと一緒に、身近なジオツアーに行きました。

近い将来、本格的なジオツアーを計画したいという生徒さんが、リハーサルとして実施したものです。

高校生がこのような取り組みをしているとはビックリ。なかなかユニークですが、まさに川勝知事が進めている「地域学」の一環と言えます。

ジオツアーのテーマは「旧東海道に歴史地震の津波が与えた痕跡をめぐる(仮称かな?)」。

浜名湖は1498年まで、浜名川という河川により太平洋に流れ込んでおり、河口部は現在の湖西市白須賀に近い新居町浜名のあたりにあったとされており、当時は海水は流入していなかったそうです。

その頃、舞阪と新居は河口部の橋でつながっており、歩いて渡ることができました。今もその地名は「橋本」として残されています。

ところが1498年8月25日に発生した「明応地震」により一変します。

明応地震は推定マグニチュード8.2~8.4とされていますが、その際、浜名湖一帯が地盤沈下し、津波により今切口ができたと言われています。

すでに自然景観は失われていますが今切は歴史的なジオサイトといえます。私も魚釣りを楽しんだことがありますが、汐の干満も明応地震の痕跡といえます。

20170717_171909 それを前提に、生徒さんが紹介してくれたのは「脇本陣」「北雁木」「岐佐神社」の3ヵ所です。

今切ができたあと、当時の幕府は政策的に橋を造らなかったと言います(新居関所)。おかげで渡船が必要となりましたが、最終の船は4時だったそうで、舞阪は宿場町として栄えたようです(ちなみに当時は「舞」でした)。

また、岐佐神社は海抜10mも無いと思いますが、津波の際の避難場所になったようです。

なお本殿脇に祀られている「赤猪石」は、舞阪付近では見かけない種類の石だそうで、同種の石は舘山寺付近で見られるとのこと。津波の引き波の力で転がってきたのでしょうか?これもまたナゾですね・・・。次回は新居の痕跡もぜひ見てみたいな・・・。

・・・とまあ、500年前を想像しながら、若者たちと会話を楽しませていただきました。

地方創生のカギは「若者」にあり。人口減少・東京一極集中とネガティブな話題が多いですが、こんなときこそ若者の声に耳を傾けて、地域の魅力を再発見していきたいですね。

生徒さんたちは、今日のリハーサルをいかして、さらにブラッシュアップした本格的な「ジオツアー」を計画したいとのこと。

みなさん、お楽しみに!

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伝統工芸の新たなウエーブ

7月7・8日、富山県高岡市を視察しました。訪問先は2つの行政施設と元気な地域企業3社です。

①富山県総合デザインセンター

20170710_142130 富山県はデザインを産業と結び付けた取り組みを進めています。総合デザインセンターはその支援の中心で、1988年に第3セクター㈶富山技術開発財団に「富山インダストリアル・デザインセンター」を設置し、活動をスタートしました。

ハードとソフトの両面から支援しており、ハード面ではCADなど3Dデザインソフト、3Dプリンター、フォトスタジオなどを擁しており、中小事業者のニーズに対応しています。昨年度の年間利用件数は1296件、相談件数532件で4人の研究員が専門分野を活かしサポートしています。

ソフト事業は1990年から「デザインウエーブ事業」を開始、全国規模のデザインコンペやワークショップを実施しており、全国の若手プロダクトデザイナーの登竜門となっています。

最近では、行政が主体となり統一ブランドを創出。第1弾は越中富山「幸のこわけ」。今年度第2弾の「技のこわけ」をリリースしています。

★富山県総合デザインセンター

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②高岡地域地場産業センター

高岡地域は銅器、漆器、木地などの伝統工芸が盛んです。しかしバブル崩壊以降、厳しい産業情勢になっており、センターでは地場産業の販路拡大支援や人材育成を進めています。

市は伝統工芸伝承のため、2006年から市内の小学校5・6年、中学1年時に年間35時間「ものづくり・デザイン科」という授業を実施しています。子どもたちのためにセンター、さらに伝統工芸事業者がサポートしており、教師への技術指導も行っているとのこと。

さらに高岡工芸高校、富山大学芸術文化学部もあり、一貫した技術者育成を進めるとともに、産学官民連携で伝統工芸の伝承を図っています。

このほか高岡市では30年にわたり「クラフト市」を実施するなど、市を挙げて伝統工芸の維持継続に努めています。

★高岡地域地場産業センター

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③民間事業者訪問

○株式会社 能作

Nosaku1Nosaku2Nosaku3創業100年を超える伝統ある銅器製造業者です。

伝統技術を活かし、100%錫の加工製品で新たな市場を開拓。

目を奪われる製品が多数並んでおり、斬新なデザインや用途で海外市場にも展開しています。

本年4月、富山県総合デザインセンターの近くに新工場を稼働。工場見学や体験コーナーなど産業観光拠点にもなっており、目標年5万人のところ、2か月ですでに2万5千人の来場者があるとのこと。

私も作業場を見せていただきましたが、職人さんの平均年齢は30歳代前半と若い世代が育っているとのことです。

体験工房やショップのほか、木型の展示や、社員おすすめの県内のお店情報など、県全体の情報発信も行っています。

★能作さまのHP

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○有限会社 Momentum factory Orii

高岡の銅器製造は工程ごとに分業で成り立っているといいます。

Orii モメンタム ファクトリー オリイ 様は銅器への着色を行う会社で、現社長は3代目。バブル崩壊後の26歳の時に家業を継ぎ、業界の惨状に危機感を持ったそうです。

「伝統工芸士」として活躍中で、古来の手法に加え、新たな着色技術を開発し、従来のジャンルに加えインテリアクラフトなどを手がけ、高級ショップなどで取り上げられているようです。

社長様に実際に着色作業を見せていただき、現場を回っていただきましたが、この会社も職人の平均年齢33歳と、若手職人が活躍していました。

★Momentum factory Orii さまのHP

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○ホクセイプロダクツ株式会社

アルミを中心とした金属関連企業。グループに製造会社もあり、薬のラミネートなど独特の技術を持っています。

高岡を拠点に、スウェーデン、アメリカに子会社を持つほか、沖縄の事業所は「アジア事務所」と位置づけるなど国際展開を推進。さまざまな商品を輸出入する商社機能も持つとともに、高純度アルミや高機能素材を提供し、地域企業の技術革新を支援しています。

★ホクセイプロダクツさまのHP

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<所感>

伝統工芸ではありませんが、本県のものづくり産業は、すでに海外展開など産業構造の変化の波にもまれており、今後さらに自動運転や電気自動車の開発の中、影響は大きくなってくると考えられます。

これらの中小企業支援のためには、これまで培ったものづくり技術に、デザインの力などを取り入れて、さまざまな分野に展開していく必要があるのではと思います。

浜松には静岡文化芸術大学がありデザインに携わる学生も多数います。産学官連携により若い感性やアイディアによるデザインの力を活かした産業支援に取り組めないか検討します。

高岡の伝統工芸の歴史、現在の展開には、静岡県のものづくり産業の将来を見すえた事業構想を考えるヒントがたくさんあるような気がしました。

9月22日~24日には「クラフト市」が行われるとのこと。多くの皆さんに「ぜひ見に来てほしい」と言われました。誰か行きませんか?

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