2024年9月 1日 (日)

慶應議連視察研修会

Kuki慶應義塾全国議員連盟 令和6年度 視察研修会を実施しました(8/28-29)。私は会の副会長を務めており年1回の視察研修会の企画を担当しています。

今回は東京・埼玉で行いましたが、台風10号の影響で一部中止せざるを得ませんでした。視察した内容を一部ご報告します。

視察先

1.虎ノ門ヒルズ ①CIC tokyo、②ARCH

2.埼玉県久喜市 ①新ごみ処理施設、②陸上ウニ養殖

3.さいたま市 まるまるひがしにほん(東日本連携センター)

4.埼玉県 ①埼玉版スーパー・シティプロジェクト、②「住むなら埼玉」

慶應議連の視察は毎年実施していますが、私が特に議連視察で主眼に置くテーマは「人口減少下に求められる自治体政策」です。

これまで自治体が行っていた行政サービスは、人口減少によりこれまでどおり提供することはできなくなります。

ではどうするか?

そのカギとなるのが「官民連携」と「自治体間連携」です。視察先ではそれらを中心にヒアリングしました。

・・・・・・・

視察した事業内容は割愛しますが、以下所感を備忘録としてまとめておきます。

CIC tokyoとARCHではスタートアップとの連携の新たなヒントを得ました。社会課題の解決に向けた★逆プロポの活用は面白そうです。

久喜市の新ごみ処理施設は、従来の「迷惑施設」というイメージを一掃するものです。財政負担を懸念する声はありますが民間事業者の知恵を活かし公共施設を「単目的⇒多目的化」しています。私たちの仲間、慶應議連出身の梅田市長らしい中長期的課題解決に向けたユニークな事業です(写真)。

陸上ウニ養殖は、中小事業者でも自社の特徴ある技術や資源を活かし新たなチャレンジができるという事例。廃棄物の有効活用による循環型経済にも対応しており知恵の出しどころです。梅田市長のおすすめでした。

さいたま市の広域連携は県を超えた都市間連携の事例です。

埼玉版スーパー・シティプロジェクトは人口減少下で県が基礎自治体を伴走支援する自治体間連携事業として秀逸です。本県でも参考にできないか検討します。

「住むなら埼玉」は市町村目線のショートムービーを活用しています。静岡県は移住者目線です。移住希望者にはどちらがフィットするのかなぁ。

当初この後予定していた「新座市版スーパー・シティプロジェクト(市から見た県の伴走支援のあり方)」と「ところざわサクラタウン(民間による地域活性化)」は台風の影響で視察を中止しました。

官民連携と自治体間連携は今後の行政サービス提供体制強化に不可欠です。議連では今後も研究を続けていきます。

2024年8月 1日 (木)

遠州灘海浜公園(篠原地区)基本計画

Photo_20240731115201 県は6月定例会建設委員会で基本計画(案)を公表し、委員会の議論を踏まえ7/19に基本計画を公表しました。中核施設である“野球場”の規模・構造は3案併記とし、国の事業認可を受け次第、用地取得を進める考えです。

★基本計画はこちらから(県公園緑地課のページ)

康友知事は本計画について6月定例会で、「基本計画の策定を進めながら、並行して、県と浜松市、民間事業者も含めた協議会を設置し、施設の利活用促進によって地域活性化につなげていく」と表明しました。

これまで利活用促進の議論が十分なされてこなかったのですが、私は以前から、整備中心でなく造った後の利活用を中心に考える必要があると指摘していました。とりわけ“多目的ドーム”を造るとすれば、それは不可欠と考えていました。康友知事はこれをやっていくことを明言してくれました。

将来に向けてムダな施設を造るつもりはありません。民間事業者と連携する中で、地域に与える経済波及効果を考え、点ではなくエリア全体の活性化につなげていきます。知恵を絞って取り組んでまいります。今後の議論にご注目ください。

2024年7月30日 (火)

インド訪問

8年ぶりにインドを訪問しました。通常の議員視察と異なり静岡県・浜松市の職員と一緒にグジャラート州とデリーに行きました。

県議は自民改革会議の良知淳行議員(焼津市4期)と私。私たち2人は昨年12月、静岡県議会に設立した「日印友好議員連盟」の役員で、良知さんは幹事長、私は副会長を務めています。

今回の訪問の主目的は「静岡県とグジャラート州」「浜松市と同州アーメダバード市」の間で相互連携ができないかを調査するものです。

訪問にあたっては、スズキ(株)のみなさまにさまざまなご協力いただきました。感謝申し上げます。

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まずスズキ・モーター・グジャラート社の工場見学を始め、マルチ・スズキ社のCSR活動により設立した病院や学校を視察させていただきました。

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また、グジャラート州印日友好協会・アーメダバード経営者協会主催によるセミナー&レセプションを開催していただき、キーマンのみなさまとの友好を深めることができました。ちなみにグジャラート州は禁酒州ですのでレセプションはノンアルコールでした。

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さらに、休日にもかかわらずグジャラート州首相、アーメダバード市副市長とも面談させていただき、今後の相互連携の礎となる第一歩を築けたのは大きな成果でした。

デリーでは在インド日本大使館、JETROニューデリー事務所、ANAデリー支店を訪問させていただき、それぞれ非常に興味あるお話をいただきました。

内容は添付のレポートをご覧ください。

★インド視察報告書.pdf

ブログ再開のお知らせ

_20220601_100142しばらく「はまぞう」を使っていましたが、心機一転、戻ってきました。

またお付き合いください。よろしくお願いします。

2019年4月15日 (月)

メインブログ変更のおしらせ

12年にわたりこのブログ(ココログ)をメインブログとして使ってきましたが、今月から「はまぞう」に引越します。

過去記事はそのまま残しておきます。読者のみなさま、ぜひ「はまぞう」にお越しくださいね。

★創ろう!元気な浜松&静岡県(はまぞうブログ記事)

2019年4月 5日 (金)

応援の日々

ブログ読者の皆様には「田口どうした?」と思われたかもしれません。3月はとうとう一つも記事をアップせずサボってしまいました。

最近も、連日、選挙応援をしており、なかなかPCに向かうことができません(スマホからできるFBは時々アップしています)。

私の選挙は3月29日、1日で終わってしまいました。

2期連続の無投票当選・・・。これまでご支援いただいたみなさまには心から感謝申し上げます。県政3期目、これからも精一杯頑張ってまいりますのでご指導を賜れればと思います。

一方、孫子の兵法に「戦わずして勝つ」というのがあるものの、個人的には非常に複雑な思いです。出陣式以外に街頭演説を15回やりましたが、政策を訴える機会が1日しかなかったということのほか、これまで4年+4年の8年分の活動評価が数値でいただけず、自分の実力値がわからないというのは残念でなりません。選挙戦を戦っているみなさまからすると「何を言ってんだ」と言われるかもしれませんが、これが率直な気持ちです。

さて、今日はこれから県東部の選挙応援に行きます。全県では厳しい闘いをしている同志がたくさんいます。あと2日、全力で応援します。

2019年2月28日 (木)

厚生委員会

厚生委員会の議案審査が終了しました。日程は2/27から3/4まで4日間とってありましたが、ここ数年、持ち時間制(質問答弁あわせて1人60分)にしたこともあり、だいたい2日で終わっています。

私は持ち時間をフルに使って、下記のような内容を質しました。

1.2月補正予算の減額修正について

 ・介護保険関連施設整備、保育所等整備、認定こども園等整備、子育て支援施設整備

 ・バーチャルメディカルカレッジ運営事業(当初予算計画317人→239人)

2.社会健康医学大学院大学の設置について

3.地方独立行政法人静岡県立病院機構の第3期中期計画について

4.医師確保対策について

 ・専攻医の確保対策

 ・浜松医大を活用した医師確保

5.健康福祉部の業務の見直しについて

県議8年目にして初めて厚生委員会に所属し健康福祉部の事業をチェックしましたが、非常に専門的で難しいと感じました。

人口減少、少子高齢化が進む中、義務的経費の中でも扶助費(福祉のおカネ)の占める割合は益々高くなってきます。また医療・福祉人材の不足も大きな課題です。

引き続き、医療・福祉政策については勉強していきます。

2019年2月23日 (土)

楽しかったラジオ「聞いちゃえ!静岡の政治」

Chiemi_2

2015年7月からスタートした、FM Haro!遊佐ちえみの「聞いちゃえ!静岡の政治」。

3年8か月放送してきましたが、私たち議員の任期が4月に切れるのを前に、今日で放送を終えました。

第1週 阿部卓也(浜北区)

第2週 田内浩之(湖西市)

第3週 山﨑真之輔(中区)

第4週 田口 章(西区)

第5週 田形 誠(南区)

というメンバーでお送りしてきたこの放送、それぞれの個性を活かし、得意分野を中心にお伝えしてきました。

当初は“若手県議会議員”という触れ込みでしたので、1年目、私は第5週を担当していましたが、途中から第4週に“昇格”しました。

取り上げたテーマは次のようなものでした。かなり真面目にやってたな・・・って感じですね(^^;)

備忘録的に残しておくことにしました(リクエスト曲も)。

◆2015年 

8月 行財政改革

10月 地方創生総合戦略と地域活性化

◆2016年

1月 ユニバーサルデザイン

2月 工業技術研究所(粉雪)

3月 当初予算と主な事業

4月 ファシリティマネジメント(そよ風の誘惑)

5月 環境問題(明日にかける橋)

6月 男女共同参画(手紙)

7月 オートバイ産業(汚れた英雄)

8月 地方創生総合戦略(夏の終わりのハーモニー)

9月 行財政改革と県民参加

10月 視察報告(And I Love You)

11月 決算と当初予算編成(楽園)

12月 2016年を振り返って(戦場のメリークリスマス)

◆2017年

1月 人生100年時代のキャリア形成支援(明日があるさ)

2月 (インフルのため田形くんに依頼)

3月 H29の事業方針(桜・ケツメイシ)

4月 人口減少とRESAS活用(花・オレンジレンジ)

5月 アセットマネジメント(ハイウエイスター)

6月 多文化共生(ゲスト:文芸大 池上副学長)(ビューティフルネーム)

7月 道路と河川(君は天然色)

8月 行財政改革(ロビンソン)

9月 バイクの3ない運動(秋の気配)

10月 今後の自動車産業(中央フリーウエイ)

11月 公共交通政策(リゴレット)

12月 2017年の10大ニュース(愛をこめて花束を)

◆2018年

1月 人口減少と行財政改革(スイートメモリーズ)

2月 H30当初予算(卒業写真)

3月 人口減少問題(桜・コブクロ)

4月 観光政策(浪漫飛行)

5月 2040年の静岡県を考える(ハナミズキ)

6月 地方創生総合戦略(夏色)

7月 産業政策(ハネウマライダー)

8月 オートバイ産業とグローバル化(Ride on Time)

9月 ラグビーW杯2019(ゲスト:藤原 W杯静岡支部長)(ヒーロー)

10月 受動喫煙防止条例(ラブストーリーは突然に)

11月 障がい者週間(ゲスト:ウイズ蜆塚 古橋施設長)(This is me)

12月 2018年を振り返って(指輪)

◆2019年

1月 文明と観光(ゲスト:文芸大 石本教授)(異邦人)

2月 卒業式

2019年2月21日 (木)

退職手当債、行革推進債、減収補てん債

2月定例会真っ最中。本会議での論戦が続いています。

私は担当である厚生委員会の議案調査を主に進めていますが、やっぱり気になるのは財政のこと。特に平成30年度の補正予算に注目しています。

報道では平成31年度当初予算ばかり取り上げられますが、今回の補正予算“も”昨年同様課題山積です。

それがタイトルの起債です。

昨年3月の「★メルマガ第83号」で指摘しましたが、今年の補正予算も起債による財源補正のオンパレードです。

退職手当債は、以前から“筋が悪い(=生まれてくる赤ちゃんからもおカネを借りて今の職員の退職金を支払うようなもの)”と考えています。

平成28年度は発行しませんでしたが、昨年度、2月補正で30億円発行し、今年度も2月補正で23億円を計上しています。

行革推進債は、行革による将来の財政負担の軽減を償還財源としたもので、行革成果の先食いであり、将来の財政健全化につながりません。

これも昨年度の2月補正で78億円余発行し、今年度約87億円を計上しています。当初予算でも65億円余計上しています。

調べてみると、退職手当債を発行している道府県は、平成29年度で32、行革推進債は32あるようです。

減収補てん債は、今年度の税収が当初見込みほど確保できないことによる補てんです。止むを得ない反面、国の地方財政計画策定の甘さ(景気見通しの甘さ)がうかがえます。

臨時財政対策債の発行もしかりですが、国の財政見通しが今のままでは、子どもたちに大きなツケを残すことになります。

こんな財政運営ではダメですね。

平成31年度当初予算の概要

2月13日から静岡県議会2月定例会が始まっています。すでに論戦が行われていますが、議案調査等々ですっかりブログ更新をサボっていました。

平成31(2019)年度当初予算の概要を簡単にお知らせします。(金額は四捨五入で億単位としました。端数処理の関係で計算が合わないところがあります)

<一般会計予算案>

総額は1兆2066億円と前年度当初比で1.6%の増加(+194億円)となっています。

●歳入

歳入の根幹となる県税は4820億円(△10億円)。政令市への税源移譲による個人県民税の減(△39億円)や、自動車税環境性能割の創設に伴う自動車取得税の減(△34億円)などはありますが、企業収益の改善による法人2税の増加(+42億円)、地方消費税の増(+11億円)のため前年度比△0.2%減を見込んでいます。

私が常にチェックしている起債(=借金)は、通常債が893億円(+177億円)、臨時財政対策債が625億円(△135億円)の1518億円(+42億円)と前年増となっています。

●歳出

昨年の豪雨災害を踏まえ国が3年間で取り組む「防災・減災・国土強靭化のための緊急対策」を活用した事業(136億円)など投資的経費が増えています。

また少子高齢化による福祉事業の強化のため扶助費が引き続き増加しています。

●県債残高

一般会計の県債残高は、平成30年度当初見込2兆7511億円に対し、平成31年度末は2兆7633億円となる見込みです。

特別会計と企業会計を合わせた総県債残高は、平成31年度末で2兆8895億円となる見込みです。

<主な事業>

●浜松西警察署が開署

浜松市西区を管轄する浜松西警察署が4月1日に開署します。内装に天竜材を使用するほか、非常電源や井戸の確保など災害時の対応も万全。地域のみなさまの安全・安心が高まります。

●こども医療費助成制度

新年度から所得制限を廃止します。また昨年10月にスタートした18歳年度末までの拡充は、本年10月から浜松市でも実施されることになる見込みです。2022年度までの期間限定で政令市にも一部県が助成することになりました。

●ラグビーワールドカップ2019

地域活性化に資する最大のイベントがラグビーW杯の開催です。9月20日から11月2日までの開催期間中、エコパスタジアムで4試合開催されるほか、浜松駅前にファンゾーンが設置されます。

●次世代産業の創出

EVシフト対応や自動運転の実証実験を進め、自動車産業の変革に対応するとともに、航空機産業や医療健康産業への参入支援に取り組みます。またIoTを活用した農業・水産業支援も行います。

●スクールサポートスタッフの増員

教職員の多忙化が課題となる中、校務を支援する人材を増員し、子どもたちに向き合う時間の確保に努めます。

●多文化共生関連事業

昨年末の入管法改正により4月から外国人労働者の受け入れが拡大されます。県は一元的に対応する窓口を設置するほか、担当理事を設置しこれまで以上に多文化共生施策を推進します。

●防災・減災緊急対策

昨年の西日本豪雨を機に実施した重要インフラ緊急点検の結果を踏まえ「防災・減災・国土強靭化のための3か年緊急対策(136億円)」を実施します。またこれに合わせて緊急治水対策や河川砂防対策を強化します。

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とても書ききれませんので、詳しく知りたい方は県のHPをご覧ください。

★平成31年度当初予算概要

2019年1月31日 (木)

防潮堤の進捗状況

Boutyoutei 浜松市沿岸域防潮堤の状況を聞きました。

1月末時点で、17.5㎞のうち10.3㎞(約6割)で高さ13mの築堤が完了しています。

さらに14mまでのかさ上げを1.7km区間、15mまでを5.6km区間で実施しています。

2019年3月の完成に向け順調に進捗しています。

県のHPに詳しい情報がありますのでご覧ください。

★ 浜松市沿岸域防潮堤整備事業(浜松土木事務所のサイト)

2019年1月29日 (火)

予算折衝

_20190131_170059 12月の政策提言(予算要望)に対し、知事から回答をいただきました。

大きな特徴は「防災・減災対策の強化」です。

昨年の漢字「災」に象徴されるように、平成30年は豪雨災害や地震災害が相次ぎました。これを受けて県は、国の補助制度を活用し、道路や河川等の重要インフラ整備を進めるとしています。

次に印象に残ったのは「多文化共生の推進」です。

川勝知事は、人口減少下、外国人県民も含めて地域活性化を図るとしています。予算額は微々たるものですが、新規事業をいくつか立ち上げます。出入国管理法の改正を受け、今後、外国人の就労は大きく増えます。事業部門がバラバラに対応するのではなく「コントロールタワー」機能が必要になります。

懸案となっていた「こども医療費助成」の政令市への対応は、2019年10月から2023年3月までの期間限定ながら、一部、県が助成することで合意されました。県全体で高校生年代までの医療費助成制度が導入されることになります。2023年4月以降は政令市が独自に財源を確保することになりますが、まずは一歩前進となりました。また市町の要望を受け、所得制限を撤廃する予定です。

このほか教員の多忙化解消に向けスクールサポートスタッフを増員するほか、ラグビーW杯の開催を迎え約19億円の運営事業費等を見込んでいます。

予算総額はほぼ前年並みとなりそうですが、課題解決に向けた取り組みや地域活性化につながる事業となるよう2月定例会でチェックしていきます。

2019年1月19日 (土)

自動運転実証実験

X1昨日、静岡県がエコパ周辺で行っている自動運転実証実験に行きました。

日によって実験車両が異なっており、今日は自動運転レベル4のバスは車庫でお休み。

トヨタ・エスティマをベースとしたアイサンテクノロジー(株)のレベル3車輌に乗せていただきました。

X4 ちなみに自動運転レベルは、運転者が全ての運転操作を実施する「レベル0」から、前後・左右いずれかの運転操作の一部をシステムが行う「レベル1」、前後・左右両方の運転操作の一部を行う「レベル2」、緊急時に運転者が操作を行う必要がありますが限定された条件でシステムが全ての運転を行う「レベル3」とあり、さらに運転者が不要となるレベル4(高度運転自動化)、レベル5(完全運転自動化)となります。

X3 運転の主体者は、レベル2までは運転者、レベル4からはシステムとなり、レベル3がちょうどその中間となります。

今回乗車したレベル3車両は、時速約40km/hで一般公道を走行、エコパから愛野駅までを往復してもらいました。

ドライバーは乗っていましたが、この間、一度もハンドルやブレーキ操作はしておらず、緊急対応が無ければ十分公道走行可能なレベルにあることがわかりました。

信号が青から赤に変わるシーンに期待していたのですが、タイミングが合わず残念ながらありませんでした。

また途中で歩道を走り回っている小学生の集団とすれ違いましたが、急な飛び出しもなく全く不安なし。

路肩に停車中のクルマがあり、前車が対向車とすれ違えず停車した時も、前車に追従してスムーズに停車。

交差点を過ぎた後、対向右折車線にバスがいた際、車間の狭さを認識して減速。

・・・など、不安を感じさせないドライビングでした。

技術革新、スゴイですね~。交通事故防止や過疎地域の代替公共交通など様々な可能性が感じられました。

2019年1月12日 (土)

4年間の質問

今期4年間の質問項目を振り返りました。

通常、年1回ですが、今期は先輩議員の枠をいただき5回やらせていただきました。

詳しくは県議会の「本会議会議録」をご覧いただければと思いますが、簡略版をブログで報告していますのでリンクしておきます。

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◆一般質問(2015年7月1日)

★県議会会議録 ★ブログ記事

1 静岡県の全体最適について  

 (1) 総合戦略策定における広域連携の強化  

 (2) 今後のファシリティマネジメントの進め方  

 (3) 市町の公営企業改革  

 (4) 公営住宅政策  

 (5) 住民協働社会と財源確保の推進

2 チャレンジする県職員の育成と人事処遇制度の見直しについて

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◆一般質問(2015年12月9日) 

★県議会会議録 ★ブログ記事

1 財政の健全な運営について

 (1) 地方財政制度の課題

 (2) 規律を重視した財政運営

 (3) 歳入確保

    ア 資金運用の改善

    イ ネーミングライツの実施

2 県庁の生産性向上について

3 美しいふじのくにまち・ひと・しごと創生長期人口ビジョンと総合戦略の実現に向けた取り組みについて

4 グローバル人材育成における一貫した支援体制の構築について

5 バイクの三ない運動について

6 堀留川の治水対策について  

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◆一般質問(2016年12月9日)

★県議会会議録 ★ブログ記事

1 行財政改革について

 (1) 今後の行財政改革の推進と目標設定のあり方

 (2) 行政経営システムの見直し

 (3) 定員管理

 (4) 統一的な基準による地方公会計の活用

 (5) 市町との連携による公共施設の資産経営

 (6) 財政認識の共有化と県民参加

2 次世代産業の育成支援について

 (1) 航空宇宙産業支援

 (2) 研究開発の強化

 (3) 新分野の用地開発

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◆一般質問(2017年9月28日)

★県議会会議録 ★ブログ記事(メルマガ2017.10号 抜粋)

1 総合計画策定に合わせた行政経営改革について  

 (1) 次期総合計画における行政経営の位置づけ  

 (2) 財政健全化の取り組み

2 地方自治法改正に伴う庁内体制整備について  

 (1) 内部統制整備  

 (2) 監査制度の充実

3 水道事業の広域化について

4 今後の産業成長戦略について

5 多文化人材の育成支援について  

 (1) 留学生受け入れ支援のあり方  

 (2) 外国人生徒への支援

6 高校生のマナーアップ運動の推進について

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◆一般質問(2018年6月28日)

★県議会会議録 ★ブログ記事

1 地方創生総合戦略について

 (1) 進捗評価

 (2) 若者の声を生かす仕組み

 (3) 実学の奨励と地域人材の育成

 (4) UIJターンの推進

 (5) 県内大学生の県内就職促進

2 行政経営革新プログラムについて

 (1) 民間との連携協働 

 (2) 行政経営研究会

 (3) ファシリティマネジメント

3 ラグビーワールドカップ2019における外国人観戦客への対応について

4 自動車産業の変革への対応について

2019年1月 1日 (火)

新しい酒は新しい革袋に

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平成最後の元旦、遠州灘海岸からは雲一つない素晴らしい初日の出を拝むことができました。今年1年のみなさまのご健勝ご多幸をお祈り申し上げます。

2018年の漢字は「災」でした。

6月の大阪府北部地震、7月に岡山県や広島県に大きな被害をもたらした豪雨災害、酷暑の夏、9月には台風21号、北海道胆振東部地震、さらに記憶に新しい台風24号など、確かに自然災害の多かった年でした。

防災は「自助・共助・公助」が大切と言われて久しいですが、秋の大停電ではあらためて日頃の備えの大切さを痛感いたしました。

2019年は「災い転じて福と為す」、そんな年にしたいものです。

さて今年5月、元号が改まります。新たな時代の幕開けです。

平成が始まったバブル真っ只中の30年前、右肩上がりの成長を信じて疑わなかった人が多かったのではないでしょうか。私自身、現在のような経済・財政状況、人口減少、少子高齢化などここまで深刻になるとは思ってもいませんでした。

一方、近年のICTやAIなどの技術革新はめざましいものがあります。

当時営業マンだった私の必携品はポケットベルで、“移動電話”を持っていた販売店のオヤジさんをうらやましく思ったものでした・・・。

ことほど左様に、30年先を見据えて政策を考えるというのは難しいことかもしれません。しかし右肩上がりの経済成長や人口増が望めない今、それをやっていかないと、将来世代に大きな禍根を残すことになります。

バックキャスティングの発想が必要です。

「新しい酒は新しい革袋に盛れ」と言います。

時代の大きな変化の中、私たちはアンテナを高く伸ばして国内外の情報を収集し、これまでやってきたことを大胆に見直し、未来志向で社会システムを変えていかないといけません。

若いみなさんにより良い静岡県を引き継いでいくために、そしてこどもや孫の世代のために、これからも全力で取り組んでまいります。

本年もご指導ご鞭撻、さらにご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

_20190106_092200 写真下は佐鳴湖で行われた元旦恒例の入野地区自主防災隊消火部出初式。佐鳴湖にかかる霓がキレイです。

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