市町村崩壊
穏やかでないタイトルです。これは私がこの夏読んだ一冊で、埼玉県志木市の前市長が、在職中(平成17年6月)に書いた本です。
「市町村が崩壊するって!?そんなバカな・・・」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、それはすでに現実になっているのです。今年の6月に、北海道夕張市が「財政再建団体」を申請しました。これは簡単に言えば「倒産」です。日本の地方自治体の多くは倒産寸前です。しかし、住民のほとんどはその事を知らされていません。
著者の前志木市長は、平成15年「地方自立計画」を策定し、20年後のあるべき姿を示し、住民自治、地方の自立をめざしました。この本は今の地方自治の課題である「危機意識のなさ」「無関心」「既得権」「地域コミュニティの崩壊」などを指摘し、同時に再生のヒントがわかりやすく書かれています。
そういえば先ごろ発売された「週刊ダイヤモンド」に「全国・市 倒産危険度ランキング」が掲載されていました。あなたの街は大丈夫でしょうか?
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