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2006年10月 6日 (金)

フリーター

20代前半で「フリーター」をやっている人がどのくらいいるかご存じでしょうか?

2002年の調査データで20.6%ということです。5人に1人は「フリーター」ということですね。みなさんはこの数字どう思いますか?私はちょっと多いと思います。

詳しい説明は省きますが、「フリーター」の増加や固定化は、「さらなる少子化の要因」になりかねないことや、「年金空洞化問題」にもつながりかねないと思います。

先日、フリーター問題の話をしていたら、ある方から、「30歳前後のフリーターって多いんですよ」「就職難の影響もあって、働きたくても働けなかった人って、結構いるんです」「何とかしなくてはいけないのではないでしょうか」と言う声がありました。

調べてみますと、確かに、20代後半も30代前半も、フリーターの人数は20代前半と変わりません。バブル崩壊後の就職難の影響で正規雇用されなかった人が、ずーっとフリーターを続けている実態がうかがわれます。

現在、団塊世代の大量退職時代を迎え、旺盛な採用ニーズがあるといわれています。将来にわたって、活力ある社会を築くためには、新卒採用だけでなく、幅広い年代層のフリーターへの採用支援が求められると思います。

ちなみに・・・、私の勤めるスズキでも、(フリーターではありませんが)期間工や派遣社員からの正社員登用を進めています。

<フリーターの定義>厚生労働省では、「15歳から34歳、卒業者で女性については未婚の者」のうち、「勤め先における呼称がアルバイト・パート」、「現在無業の者については家事も通学もしておらずアルバイト・パートを希望する者」と定義しています。細かい話ですが、「派遣社員をフリーターに含むかどうか」について、厚生労働省の定義では含みませんが、内閣府の定義では含んでいます。

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