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2006年10月26日 (木)

「未履修」を憂う

日本ハムの優勝が決まりました。新庄の涙にも感動しました。「パフォーマー」などと言われますが、プロですから見せてナンボです。春先の引退宣言から、よくぞここまでって感じですよね~。

さて、この心浮きたつ話題の反面、高校必修科目の「未履修」問題が、全国に飛び火しています。ここ浜松でも「未履修」がありました。

私は、高校生の頃、歴史大好き人間で、本気で「考古学をやりたい」と思っていたので、特に理数系の「世界史」未履修が、なんとも残念でなりません。

確かに、古代ギリシャの歴史を知っていても、中国4000年の歴史を知っていても、普段の生活には、何の役にも立ちません。一方、近代史については、むしろ知らないことの方が多いのではないでしょうか。

目先の「大学受験」に不必要だからという理由で、世界史の勉強をしないのは、人生80年を考えたとき、大きな損失ではないかと思います。世界的空間の広がりや時間の広がり、そして文化や哲学など、歴史には「人づくり」の要素がたくさんあります。

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」という言葉もあります。これを機に、歴史の重みを少し感じて欲しいな~と思いました。

明日「教育シンポジウム」に参加します。テーマとは違うので、発言の機会は無いかもしれませんが、「勉強は大学受験のためだけにするものではナイ」ということを、社会人としてコメントしたいと思います。

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