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2006年11月 6日 (月)

政令市になったら・・・①

政令指定都市になると、いくつかの権限が、県から委譲されます。静岡市のウェブサイトに、参考になりそうなページがありましたのでご覧いただければと思います。

これを見ますと、今、社会問題化している「児童虐待」で常に対応が話題となる「児童相談所」の運営や、小中学校教員の採用、道路管理や河川管理など、生活に密接な行政施策がより身近になります。これらについて、今後、順次考えていきたいと思います。

まず「児童相談所」について考えてみたいと思います。

先日の新聞報道に、昨年度、浜松市の「子ども総合相談」には530件の相談があり、そのうちの34件について「児童相談所」に引き渡した・・・、とありました。

さて、それではこの「児童相談所」、県内にいったいどのくらいあるかご存じですか?

現在「静岡県下に5カ所」だそうです。「意外と少ないなー」と思われる方も多いのでは?浜松には、「県総合庁舎の2階」に「県西部児童相談所」があり、これまで浜松を含む御前崎市以西の相談に対応していたそうです。

今回、浜松市に6カ所目ができることになります。ここで浜松市の計画を見てみましょう。

これを見ると、「浜松市児童相談所」も「県西部・・・」と同じ総合庁舎内にできることになっています。予算は4421万円、工期に3カ月を見込んでいますね。また、「一時保護所」に1億8669万円計上されています。

ここで2点気付きました。

まず、「一時保護所」についてですが・・・、詳細は調べきれていませんが、これまで静岡県には、県中部と東部の2カ所しかなく、西部地域には初めてできるようです。しかも、東部は2年前にできたばかりのようで、これまで入所しきれないほどの児童がいたとも言われています。「児童虐待」が話題になってきた割には、「そんなものだったか・・・」と違和感を持つのは、私だけではないと思います。

次に、「県西部・・・」ですが・・・、御前崎市以西を所轄し、なおかつ「浜松市・・・」ができるのであれば、掛川とか磐田とかに移転しないんでしょうかね?「掛川支所」というのはあるようなのですが・・・。ま、これは単純な発想ですが、事務所機能を並べていても、あまり意味が無いような気がします。「相談所」の設計と議会への上程が、ちょうど今月ですので、このあたりのコストや手法について議論にならないものでしょうかね。

でも、こうしたことが、政令市になり、身近に議論できるのは、非常によいことだと思います。

「行革」はムダを減らすこと、そして、必要な事業におカネをまわすことだと思います。私は、「安全・安心」そして「子ども」は優先順位の高い事業だと考えます。みなさんはどう思いますか?

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