浜松のものづくり
今朝の中日新聞に「浜松のものづくり」という特集記事があり、ヤマハ・カワイ・スズキのトップが、工場立地に関してコメントしていました。
詳細は省きますが、グローバル競争の中で世界各地に事業展開している企業にとって、工場の住所が「○○市」というのは大きな意味は持たないのかもしれません。物流やマーケットを考えれば小さくても「県西部」、大きくとらえると「世界」というエリアで、拠点展開を考えていることがわかります。
しかし、モノづくり産業が浜松から移転してしまうのは、浜松に住んでいる私(たち)にとっては大きな問題です。ここは知恵を出し合って、「浜松らしさ」を残さなくてはならないと思います。
さて、みなさんは「Tax Haven」という言葉をご存じでしょうか?これは決して良いことではないのですが、法人税の安い国、あるいは法律上の手続きが簡単な国などへ、登記上の本社や籍を移す企業も現実にはあるのです(例:パナマ船籍やリベリア船籍の船って多いですよね)。
企業運営がしにくい土地から、脱出を図る企業がでてきても不思議ではないのです。しかし、「人」は簡単に移ることはできません。私たちは、私たち自身で、浜松の将来を考えていかなければなりません。
「きっと誰かがやってくれるだろう・・・」という時代は、もう終わっているのです。
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