初めて「予備校」に行く
昨日の話です。
子どもの勉強のことは、女房に任せてあるのですが、昨日、初めて、予備校の先生の話(来年度の指導説明会)を聞きに行きました。
「忙しいのに何で・・・」と思いながら行ったのですが、話を聞いて“目からウロコ”。
特に、今、小学校で教えている内容と、私が子どもの頃の比較を聞き、愕然としてしまいました(もちろん、予備校の必要性を伝えるための説明会なので、強調している部分もあるのでしょうが、事実は事実でしょう)。
①「授業時間数」について
小学校6年間の「4教科(国数社理)」は、3941H→3148Hに、また中学校3年間の「5教科」は、2240H→1565Hに減っているそうです。
私は、人の生涯に必要な勉強を「主要科目」に絞るつもりはありません。しかし、基礎学力は必要ですよね。問題は「どこまでが“基礎”か」ということでしょうね。
②中学で教わる「英単語」について
私の頃は、3年間で約1100語(うち必修単語610)だったものが、今は、約900語(必修はわずか100!)とのことです。
30年以上も英語に苦労している私としては、学校英語の限界は感じていましたが、少なくとも今の義務教育で学ぶ英語では、おそらく「何の役にも立たない」という気がしました。企業はますます、社員の自己啓発を求めることになるのでしょう。
ちなみに、今、“筆記体”はやらないそうです。中1の小僧の教科書を見ましたが、巻末資料として1ページだけ記載がありました。高2の娘も「私のクラスではやらなかったヨ」と言ってました。パソコンの普及で、手書きをしなくなったのは、日本人だけではないのですね・・・。
③「歴史上の人物」について
私は社会が大好きだったのですが、今は、学校で教わる「歴史上の人物」がずいぶん少なくなっている・・・とのことです。
「ニュートン」「ガリレオ・ガリレイ」「レオナルド・ダ・ビンチ」や「ワシントン」は、すでに学校教科書上の“歴史上の人物”ではなくなったそうです。私の好きな「高杉晋作」も削除されたそうです。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言います。歴史上の人物を知らずして、子どもたちは今後の社会を背負っていけるのでしょうか。
・・・「ゆとり教育」の見直しがはじまります。今の私には、まだまだ、学校教育のあるべき姿について言及することはできませんが、せめて、学校教育をサポートするためにも、「心の教育」や「社会教育」は、家庭や地域でやっていきたいですね。
写真は「予備校」の先生。非常に「プレゼンテーション能力」の高い先生でした。子どもたちに興味を持たせるには、こういう努力も必要なのかもしれませんね。
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