「めだか」
「めだか」は私の住む入野地区の「放課後児童会」です。
「放課後児童会」には、これまでも、みなさんから多くの要望をいただいています。
これまで、知りうる情報を元にコメントをしてきましたが、恥ずかしながら、現場実態をあまり知らなかったので、今日、市役所の担当部署と「めだか」を訪問させていただきました。
「めだか」は入野小学校のお隣、「入野なかよし館」と同じ建屋の2階に設置されており、定員一杯の55人が在籍しています。残念ながら入会希望者全員を受け入れることはできず、現在、待機児童が4人いるとのことでした。
市の担当者や「めだか」の指導員さん、そして小学校の先生から、いろんなお話を伺うことができました。詳細は後日触れたいと思いますが、ひとつ考えさせられたことがありました。
それは「子育て支援は誰のために行うのか?」ということです。
私はこれまで、親の声を中心に聞いてきましたので、何の疑問もなく「親のため」と思っていました。
しかし今日、実際に携わっている人たちは、「子どものため」という意識が強いのを感じました。
どちらかが「間違っている」とは言えません。しかし、ギャップがあることはわかりました。
思想や信条と同じで、ギャップがある中で、よりよい方向性を探していくのが「政治」なんでしょうね。
こんにちは、コーシです。
日本の子育て支援は、少しずつですが着実に進んできました。
浜松市の子育て支援施策も、万全とは行きませんが、ここ何年かでかなり進み、それなりに整ってきたことは事実です。
しかし、『子育て』は支援されてきている一方、『子育ち』はどうでしょう?
子どもの状況は、私が関っている活動の中だけでみても、とても『よくなっている』とは言えません。
今の状況は、田口さんがおっしゃるように、親に対する『サービスとしての子育て支援』という捉え方だと思います。
深夜にコンビニでバイトをしている23歳の息子に言われました。いろんなお客様と対応して、彼も考えたらしいです。
息子 『子どももさー、おかしな親に育てられるより、ちゃんとした保育園に長時間預かってもらってさ、栄養の行き届いた食事を食べて、規律や道徳を教えてくれる保育士さんに育てられた方が、幸せじゃない?
って、思っちゃうような親子の客がたくさん来るよ~!』
母(私) 『そりゃそーかもしれないけどー。
でもさ、愛情、親子や家族の愛情ってのは、どうすんの?
無くても良いのかな?』
息子 『う~~ん。。』
二人 『むずかしーよねーー。』
「大人が考える子どもの幸せ」は、あくまでも大人が考えたものですよね。
本当に子どもに必要なものはなんだろう?
ずっと考えていますが、なかなか判断は難しいですね。
子どもは大人が育て・守るしかありません。
投稿: コーシ | 2007年5月10日 (木) 17時14分
コーシさん、ありがとうございます。
実は、先日、お話をうかがう中で、お二人の方から同様の指摘をされました。それは、コーシさんもおっしゃっている『子育ち』です。
放課後児童会利用者のほとんどは、お子さんに一生懸命愛情を注いで、なおかつ、お仕事も一生懸命されていることでしょう。
しかし、一部に、「便利に使っている」方がいるのも事実のようです。
昨日、「赤ちゃんポスト」が稼動しましたが、これも「子どものため」の制度だと思います。
本当に困っている人に応えられる制度、子どものためになる制度にしていかなくてはならないと思います。
しばらく、いろんな人に話を聞いて、勉強したいと思います。
投稿: たぐち | 2007年5月11日 (金) 09時45分