空きスペースの利活用
今日は「雄踏地域協議会」の傍聴に行きました。先月聞いた「舞阪地域協議会」同様、闊達な意見をうかがうことができました。
市民のみなさんの声を聞くことは、私にとって有益ですが、特に「1市多制度」へのこだわりを強く感じました。
「1市多制度」には「183の事務事業がある」と、当局から説明がありました。私は、まだ、183の事業を具体的に知りませんが、市長の言うとおり「説明のつくものは残せばよい」と思いますし、市全体を見渡したときに、とても他の地域のみなさんからの理解が得られないと考えれば1制度にするべきだと思います。
まず、必要なものは「情報公開」ではないでしょうか。
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さて、市民はそれぞれの地域自治区で息づいているわけですが、片方で地域自治区の“ハード”の問題は深刻です。
「雄踏地域自治センター」は西区役所内にあります。旧雄踏町役場は解体されるそうですが、現在、市内に点在する「旧町役場(ハード)」のあり方が議論されています。
先週金曜日に傍聴に行った「総務委員会」では、“地域自治センター”の空きスペースの利用状況も報告されました。
実は、先日(6/16)、三ケ日や引佐の旧町役場はどうなっているのかな・・・と思い、旧引佐郡の施設を廻ってきたところでした。
左の写真は三ケ日地域自治センターです。写真の奥の方には立派なホールもあります。
土曜日でしたので、施設は開いていませんでしたが、守衛さんに頼んで、少しだけ、中を見せてもらいました。
次の写真は旧細江町役場。
こちらは、現在「北区役所」として活躍しています。
明日、訪問する予定です。
最後に、旧引佐町役場の隣にある「健康文化センター」です。
レイアウト図でわかるとおり、「地域自治センター」と「文化センター」そして「図書館」が一体となったすばらしい施設です。「地域自治センター」もステキな施設でした。
旧引佐郡三町には、こんなすばらしい社会資本があったのですね~。
しかも、写真をクリックしてもらえば撮影時刻が出るのですが、旧細江町役場から西に約25分、北にわずか10分しか離れていないところにです。
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しかし、考えてみれば、人口1万4~5千人から2万人強の旧町で、これだけの施設を造っていたということに、むしろ“違和感”すら感じるのは、私だけではないでしょう。
私の住む入野地区は、人口22,000人ですが、築27年のこじんまりとした公民館があるだけですからね。
何でも「ムダ」「ムダ」というとケチに聞こえるかもしれませんが、稼働率やランニングコストなどを考えると、やはり“箱モノ”は考え直さざるを得ないのではないでしょうか。
先日“北遠探訪”に行ったときも、各地域自治センターを見てきましたし(土曜日でしたので中は見れず)、過日、舞阪地域協議会に行ったときも、ついでに各階を歩いてきましたが、空きスペースを有効に使わない手はないですね。
先日訪問した外国人学校では、狭いスペースで、子どもたちが一生懸命勉強をしていたわけですが、校長先生も最大の課題は「場所」と言っていました。
スペースの需給バランスをとるのも行政の役割ではないでしょうか。
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