7/30 常任委員会②
昨日の続きです。
【総務委員会】
●区協議会及び地域協議会の再編
「区協議会」と「地域協議会」の一本化は、康友マニフェストの1項目です。
しかし、委員の任期(3年)や「地域自治区」の規模・機能・あり方などの課題があることから、市長は、6月議会では「3年後の委員の任期切れをメドに検討する」としていました。
これについての方向性が示されました。
「地域協議会と区協議会の再編(一本化)については、現委員の任期満了後の平成22年4月1日を目途とする」ということです。
また「今年度は、それぞれの機能分担や運営状況などにかかわる課題、問題点を把握し、来年度(H20)に、検証を行い、各地域協議会の意見聴衆をし、再編方針を決める」。
そして「平成21年度には、再編に向けた条例改正、委員の選任等を行う」ということです。
市民の声を聞くことはもちろん必要です。しかし、それが「地域協議会」の役割なのかどうか・・・。
「地域協議会」の議論の中に「言わなきゃ損」みたいなところを感じることがあります(もちろん、それだけではありませんけど)。悪く言えば「地域エゴ」になりかねません。
新市建設計画には、合併の際の旧市町村からの要望を盛り込んでいますが、今、「市全体」あるいは「区単位」で見たときに妥当かどうか、「?」と感じるものもあります。
「ひとつの浜松づくり」のためには、地域自治区(=旧市町村)の枠から、早く「区」の枠に、考え方を変えていく必要があると思います。
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●区役所連絡バスについて
区役所連絡バスが廃止されることになりました。
以前から利用度の低さが指摘されていましたが、3カ月経過後も「東」「西」「南」「北」の4区をあわせて、利用者は1,395人、1便あたり1.1人にとどまっています(区役所見学の団体利用を除く)。
予算で6300万円、実際の契約は1年契約の3550万円とのことですが、半年での打ち切りとなります。
費用対効果を考えれば、これまでの行政にない、スピーディな判断であり、私も評価したいと思います。
ただ、「本田記念館」の時もそうですが、やや事前の経過説明が不足しているような気がします。
地域協議会では議論されたのだと思いますし、私も、このデータを見れば結論は「廃止」しかないと思いますが、この間に「アンケート結果の公表」など、ワンステップ踏んでもよかったのかな・・・とも思います。
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●天竜区役所の庁舎整備について
天竜区役所(旧天竜市役所)は耐震性が低く、早急な整備が必要ということです。
その対応として、「A案 区役所の改修」「B案 既存施設の活用」「C案 庁舎の新設」の3案が示されました。今後、天竜区協議会の検討を踏まえ、早ければ9月議会に整備案が出される予定です。
私見ですが・・・、
天竜区庁舎が古いことはわかっていたはずです。「いまさら何言ってんの?」という感じですね。だったら「西区役所」を新設せずに、「天竜区役所」を新設すれば良かったんではないでしょうか?
天竜区は広大なエリアですので「地域自治センター」の機能が重要です。区役所機能のあり方を含め、9月にしっかりと意見表明したいと思います。
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【建設委員会】
●鍛冶町地区再生事業(松菱通りB-3ブロック市街地再開発事業)について
大丸出店に関する基本協定の締結について報告されました。マスコミでも報道されましたので、詳しい内容は書きませんが、今後、8月上旬に基本協定を締結し、来年(H20)4月から解体工事準備に入り、平成22年11月に開店予定となっています。
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【環境経済委員会】
私の所属する「環境経済委員会」は、今回は、議論が紛糾するような事案はありませんでした。
ただ、行政経営計画の中に「国民宿舎奥浜名湖の民営化」に向けた計画が追加で盛り込まれていましたので、今後、推進していきたいと思います。
●その他(平和破砕処理センターの復旧工事について)
この件は以前から報告していますが、委員会として懸案となっていた「事業者の選定方法」について、当局から「一般競争入札」で行う方向が示されました。発注の透明性・公平性を確保するためには、プロセスを明らかにする必要があると思います。
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