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老人クラブで目からウロコ

今日、入野町の老人クラブのみなさんと意見交換しました。

いつもの調子で市政報告や活動報告をしたのですが、ふだん、若い世代と会うことが多い私にとっては、非常に参考になるご意見(目からウロコ)をいくつかいただきました。

「田口さんは、将来のことはいろいろ考えているようだが、ワシらにとっては今が大事だし、年金問題なども含めて、過去の課題もよく考えて欲しい」

「私ら年寄りの住んでいる家は古くて、耐震性に問題のある家が多い。行政は耐震工事を進めているが、いろんな業者が耐震工事の売り込みにくるけど、悪い業者もあるみたいだし、安心して頼めるかどうか不安だよ」などなど・・・。

「将来のあるべき姿」をイメージすることは大切ではあるのでしょうが、今の現実の課題の解消に取り組むことも議員の役割ですよね。

今の日本を築いてくださったのは、やはり、今のお年寄りのみなさんですので、みなさんが安心して老後を過ごせる生活環境をつくっていくことは必要だと思っています。

そのためにも行財政改革を進め、身近な生活支援ができるよう、課題は多いでしょうが、がむしゃらに勉強したいと思っています。

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その中で、こんなお話がありました・・・。

入野地区には、乗用車がやっと通れるような狭い道がたくさんあります。しかし火事や救急時のことを考えると課題は深刻です。「土地を提供してもいいから、道路を広げることはできないかね?」という相談です。

参加者のみなさんからは「そんなのダメダメ。誰かが反対って言えばそれでおしまいだよ・・・」とか、「でも、何かのことを考えれば、少しでも拡げられないかね~」などのご意見があったわけです。

20071010_1215 そんな中、「家の近所にこんなところがあるんだけど」と、写真の事業の紹介がありました。「浜松市狭い道路の拡幅整備事業」です。

お話があった方には、さっそく、制度の内容をお伝えしましたが、このような制度があるってこと、ほとんどの方は知らないですよね。

その方は、以前、救急車を呼んだときに、道が狭く救急車が入って来れず、患者さんをキャスターに載せて広い道まで搬送したという経験をお持ちだそうです。

区画整理事業というと規模も大きくなり、住民全員の理解を得るにはなかなか難しい面もあるのですが、「安心・安全」のためなら、とにかくできることはやってあげたいですよね。

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補助事業のあり方については、今後、行革審でも議論が進められます。

今回の事例についていえば、「安全・安心」は市民の最低限の欲求だと思いますので、補助内容のレベル(金額水準)には議論はあるかもしれませんが、「便利」や「快適」な事業を削ってでも、こうした事業は継続して欲しいと思います。(私の考え方:過去のコメント

さて、この制度は平成14年に導入されています。狭隘路付近に住んでいる方にはお年寄りが多いようです。私は市のHPでこの情報を探したのですが、ネットではお年寄りにはなかなか伝わりませんよね。

市の広報(制度周知)のあり方にも課題があるような気がします。

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