地方自治
ある方から質問をいただきました。
「浜松市の印鑑証明手数料は高いんじゃないか?」「政令市になったからか?」
最近、女房に頼んでばかりで、自分で住民票や印鑑証明を取ってなかったので、実は、手数料がいくらかかるか知りませんでした(「そんなことくらい知っておけよ!」と怒られそうですね・・・反省)。
現在、新浜松市は350円となっています。
合併した旧12市町村でいえば、一番安かったところでは200円でしたから、「政令市になったから高くなったのか・・・」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
ちなみにいくつかの市を調べたところ、札幌市は350円でしたが、横浜市や名古屋市は300円、豊橋市は200円、豊田市は150円でした。
一方、財政再建団体となった夕張市では500円となっています。
これは一例ではありますが、地域格差の一端でもありますね。やはり財政が豊かであれば、それだけの市民サービスが提供できますし、逆もあり得るということですよね。
ある意味、これが“地方自治”ではないでしょうか。
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他にもあります。例えば「軽自動車税」。
軽自動車税は「地方税」で、実は地方独自で税額を決定できるのです。軽乗用車の“標準税率”は、年間7200円なのですが、“制限税率”と言って、地方自治体で暫定的に高い税率(最高1.5倍)を課すこともできます。
「まさか、そんなところナイだろ~」と思われるでしょうが、今、これを導入しているのが夕張市です。ちなみに夕張市では、市民税も“標準税率”よりも高くなっています。
さて、それでは逆に、“標準税率”よりも地方税を低く設定している自治体はあるのでしょうか?(ご存じの方、いらっしゃいますか?)
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地方分権が進む中、真の地方の自治、自立が求められています。浜松も、“横並び”ではなく、独自性のある自治権の確立をめざしていかなくてはいけません。
やすとも市長は、まず、子どもの医療費助成で独自性を打ち出しました。私はこの姿勢を高く評価したいと思います。
では、あとは何をしていくべきか・・・、1年生の私では、まだまだ勉強不足ですが、今後、負担とサービスのあり方についてもしっかり考えていきたいと思います。
数年後には、「市民税を下げる!」なんてマニフェストを掲げる市長候補者が現れるかもしれませんね・・・。
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