立志式
今日、入野中学校で「立志式」が行われました。対象は2年生。武家社会で15歳になったとき行われていた「元服」にならったものです。
式で配られた資料に吉田松蔭の言がありましたので引用します。
「道(みち)の精(せい)なると精ならざると、業(ぎょう)の成ると成らざるとは、志(こころざし)の立つと立たざるとに在(あ)るのみ。故(ゆえ)に士たる者は其(そ)の志を立てざるべからず。夫(そ)れ志の在る所、気も亦(また)従ふ。志気(しき)の在る所、遠くして至るべからざるなく、難(かた)くして為(な)すべからざるものなし」
(田口意訳)
一生懸命やるかやらないか、仕事(目標)ができるかできないかは、「志」を持っているかどうかだけだ。だから「志」を立てないといけない。「志」があれば、やる気も充実し、遠い目標も難しい目標も可能になるのだ。
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式では12人の生徒が決意表明を行いました。
すでに将来やりたいことが明確な生徒もいます。まだこれからという生徒もいます。ただ、みんなこの日に向けて、自分自身を一生懸命見つめてきたのはよくわかりました。
今日、友だちの志を聞いて、あらためて自分を振り返った生徒もいるでしょう。この子たちの可能性はどんどん拡がっている・・・、そんなことも感じました。
また、体育館の壁には、生徒全員が書いた「立志の決意」が貼り出してあり、「努力」「夢」「前進」・・・こんな言葉が多く見られました。
なかなか良い行事ですね。「学力をつける」と同時に「心を豊かに育む」ことの大切さを痛感した1日でした。
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