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環境経済委員会

今日の「環境経済委員会」では、昨日提案されたH19年度補正予算となどの付託議案に関する審議を行いました。10時から17時30分まで、熱い議論がたたかわされました。

議論百出で書きたいことは山ほどありますが、主なポイントを2点だけ記します。

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○指定管理者の指定について(フォルテホール・ガーデン)

「浜松都市開発株式会社に、H20.4.1~9.30まで6ヵ月間、指定する」という議案について、委員会採決は 賛成8人、反対2人となりました。

今日の委員会に「フォルテホール存続に関する要望書」も出されたことから、委員からは非常に多くの意見が出されました。

反対・慎重意見としては「市の意思決定のステップに問題がある」「市民不在、議会軽視」等がありました。

また議案には賛成するものの、「行革審に指摘されてドラスティックにやることになったが、議会も以前から指摘していたことで、市が対応していなかったのが問題」、「売却は入札なども含め検討すべき」、「情報公開が必要」など、市としてのさらなる対応を求める意見がたくさん出されました。

この議案、私は賛成しました。

私は、市の施策は「安心安全→便利→快適」の順に優先すべきであり、そのために行財政改革を進め、ムダをなくし、真に必要な施策を進めるべきと考えています。

今回の提案はフォルテの売却を視野に入れた提案です。

フォルテの現状や、第三セクター「浜松都市開発㈱」を経営状況を考えれば、早く撤退すべきです。

ホールの機能については、他の施設もあることから、私の中では「快適」を求めるものと考えます。

ホールの存続を議論するよりも、第三セクターの経営状態を考え、これまでのムダを断ち切って、新たな施策を進めるべきだと思います(市は売却後も「ホール機能の維持は求めていきたい」としています)。

今後は、経営状況や売却先をはじめ、検討内容をオープンにし、市民の理解を得られるように進めるべきであり、また現在、フォルテにある市民サービスセンターや図書館、交番などの代替場所については市の対応を求めていこうと思います。

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○指定管理者の指定について(天竜保養センター若杉荘)

民間企業を指定するにあたり、賛成6、反対3、棄権1となった議案です。判断上不明確な部分があり、意見も割れたため、委員長から「後日あらためて採決してはどうか」との提案もされましたが、委員会の中で「今日採決すべき」とし、議決したものです。

「若杉荘」は天竜区熊にある保養施設です。今後3年間、民間企業を指定管理者として運営委託するにあたり、次のような反対意見が出されました。

「過疎地域であり、地域振興のためにも、地元の力(地元業者やNPOを想定)を借りた方が良い」「民間企業は他の施設も指定管理者として受託しているが、事業者としての評価は大丈夫か」

また、この「事業者の評価」が不明確なことから、採決にあたり委員の1人が退席(棄権)しました。

私は賛成しました。

「地域の力を活かすべき」というのは、確かに一理あります。しかし、今回は3社の応募に対し、天竜区で検討委員会を設け評価し、残念ながら、地元からの提案は、委員会の客観的な目で見て、民間企業に比べ低かったということです。

指定管理者への運営委託は、民間の知恵や力を使って、より良い行政サービスを提供しようとするものですので、今回の委託を踏まえ、次回、さらなる改善提案を求めてゆけば良いと考えました。

ただ、検討委員会が天竜区役所の庁内のメンバーだけで構成されていたことは課題だと思います。第三者や利用者も委員として入るべきです。

それ以上に、今回の議論は「指定管理者の評価」を問うものになりました。

「指定管理者の評価制度の確立」については、議会からも指摘をしていますが、遅々として進んでいません。その結果が今回のような議論になったわけです。

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その他、「オートレース事業補正予算」も賛成はしましたが、書きたいことはたくさんあります。それはまた後日にします。

また、一般会計の議論を聞いていて、「基金」についてもう少し調べてみようと思いました。

「基金」については、山崎副市長のブログにわかりやすい説明がありますので、こちらもご参考いただければと思います。平成20年度予算審議の中でいろいろ調べていきたいと思っています。

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今日は言葉が少し稚拙かもしれません。委員会では相当な議論をしているということだけはご理解いただければと思います。

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コメント

初めてコメントします。
 指定管理者制度についてはその評価方法を明確にしませんと今後問題になります。特に来年度は更新のところが多くそれまでにしっかりとした制度を作らないといけないと思います。
 指定管理者制度は、ハードは評価しやすいのですが、ソフトはどう評価するのが大変難しいと思いますので評価制度をしっかり作り、情報公開し、評価者も明確にすべきだと考えます。
 今回の若杉荘の場合はどう評価したのでしょう。情報公開すべきです。

投稿: muneo takabe | 2008年2月29日 (金) 04時04分

takabeさん、コメントありがとうございます。

 ご指摘のとおり、指定管理者制度には、まだまだ不十分なところがあります。若杉荘の議論は、まさに現時点の指定管理者制度の不透明さゆえに起こったと思います。
 また議会でも、9月議会の一般質問で、この件について厳しく指摘した議員がいました。

 そうしたこともあってか、実は、2/20の「総務委員会」に「指定管理者制度の実施に関する基本指針」が示されました。
 この件について、ブログで報告しようと思いながら、ついつい伸びていましたが、H20年4月から適用されるこの指針には、これまでの反省を踏まえ、いくつかの変更点がありますので下記に記しておきます。

★選定にあたって

 これまでは各部局に「検討会議」を設置し、市職員が業者の選定にあたっていました。
 今後は、部に設置される「指定管理者選定会議」に、「“知識経験を有する者”を加えなければならない」と規定し、中立で専門知識をもつ第三者を加えることになります。
 
 また、選定基準と選定結果について、HPなどによる公表を義務づけ、透明性を高めることにしました(これまでは「努力義務」でした)。

★チェック体制の強化

 これまで指定管理者のチェックは、所管課長が「報告聴取」「施設実査」行うことになっていましたが、実際には機能していませんでした。

 今回、この体制を改め、下記の2点を加えました。

 ①指定管理者による自己チェックを行うこととしました。内容は、日報、事故・苦情報告、月次報告の提出、利用者アンケートの実施・報告(随時)、年次報告書の提出、業績目標の進捗状況チェックです。

 ②また、施設所管部長が、月次報告書の毎月のチェックや年次報告書の評価、指定管理者評価シートの作成などを確認することになりました。

★事後評価

 指定管理者の年次報告や所管部長の評価シートに基づき、「選定会議」が年度ごとに事後評価を行うことになりました。この評価結果はHPなどで公表されます。


 「官から民へ」「民でできることは民で」の流れは今後も変わりません。しかし、民であってもしっかりした評価をしなければ、当然、効果・成果が出ない場合もあります。

 H20年度は、3年前に指定管理者制度がスタートしたときに運営委託した多くの事業者が更新時期を迎えます。新たな指針をもとに、より市民サービスの向上につながるようチェックしていきます。

 ご指摘ありがとうございました。

 なお、若杉荘の指定管理者選定の評価点については、委員会に資料が提出されています。
 コスト的には選定業者よりも安いところがあったのですが、今回の選定では、「年中無休」など、お客様サービスの視点が評価されています。

 

投稿: 田口 章 | 2008年2月29日 (金) 16時40分

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