議案説明会
昨日は、午前中の本会議で、「H19年度補正予算」や「指定管理者の指定」などの審議を行いました。
今日の朝刊にも掲載されているので多くは述べませんが、「環境経済委員会」でも議論になった「フォルテの指定管理者」について7人が反対(賛成46、議長除)、「天竜区の市営保養施設指定管理者」について、10数人が反対しました。
反対討論ばかりで賛成討論がないのですが、私の賛成理由は過日のブログに記載しています。
「フォルテ」については、たしかにタイムリーな情報公開は必要です。しかし、利害関係者が複雑に関わる事案については、困難な部分もあります。経営実態について、今のままでは多額の税金の投入は避けられず、経営再建が必要なことは十分に知らされていますので、他に代替措置をとれれば、「フォルテ売却」は大局的に見て妥当です。
今、ボールは「浜松都市開発㈱」にあります。まもなく「浜松都市開発㈱」の取締役会が開かれ、その場で意思表示がされると思いますので、それを踏まえ、市として次のステップの対応を検討することになります。
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その後、やすとも市長の「施政方針演説」が行われました。これも内容は新聞報道されていますので、内容には触れません。残念なのは、まだ、市のHPに掲載されていないことです。トップの重要な経営メッセージですので、企業のIR担当者であれば、すぐにでもアップするのではないでしょうか。
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午後は別室で「議案説明会」。山崎副市長から全体概要の説明があり、その後、担当部長から部門予算が説明されました。
意図しているのかいないのか知りませんが、前年との対比がよくわかりません。通常、予算策定にあたっては、前年予算や前年実績を踏まえて議論しますよね。仕方ないので、数日前から、H19年度当初予算の分厚い資料と見比べています。
マニフェスト事業にメリハリの効いた予算づけがされているのは評価してよいと思いますが、、まだまだいたるところに、「前年踏襲」=昨年こうだったから、今年も・・・というのが見受けられます。
短い時間ですが、戦略計画2008(案)や、部門別の戦略計画との整合性を見ながら、目標管理に基づいた予算設定ができているかどうかをチェックしたいと思います。
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2月27日のコメントに対して28日に指定管理者制度について詳しく説明していただき感謝します。ありがとうございました。この制度がより有効に機能できるよう監視していきたいと思います。今後もいろいろと教えて下さい。
『目標管理に基づいた予算設定ができているかどうかチェックしていきたい』 市民の税金を有効活用するために是非お願いします。いままでとかく行政流のやり方で難しくしてきた感があります。
田口議員は昨年9月の本会議の質問に立たれた時に、ボードで「可視化」「見える化」をして、「目標管理」の必要性を主張していました。(本会議を傍聴していました)
市の今までのやり方からするとすぐに100%はできないとは思いますが、できるところからやり、2年後くらいには100%できるようになればいいなと思います。なんでも民間に見習えとは言いませんが、企業では当たり前ですし、グローバルの競争には勝てません。浜松市もグローバルな競争の中にいるはずです。でもまだその認識がないようです。
私は昨年、市の「男女共同参画計画」のパブリックコメントで、実施計画のすべての項目に対して、目標値を示し、いつまでにやるかを明確にしてほしい」と要望しましたが、定量的なものは目標値を示しましたが、定性的なものはほとんど目標値がありませんでした。
(「男女共同参画計画」今議会で承認されました。)
定量的であれ、定性的であれ実施項目に掲げたら、どう進めるかがなければいけないと思いますが、まだまだの感がしました。
投稿: muneo takabe | 2008年3月 1日 (土) 05時53分
takabeさま、ありがとうございます。
ご指摘のとおりだと思います。
こうしたチェックを行うのが議会の役割だと思います。
すべての項目をチェックするのはちょっと厳しいですが、委員会所管部門+α(関心事項)については、しっかり見ていかねばと思っています。
今後ともご意見をお願いします。
投稿: 田口章 | 2008年3月 4日 (火) 09時02分