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2008年5月12日 (月)

フォルテの今後について(5/12)

午前中「環境経済委員会」が行われました。

本日のテーマは「①浜松中央卸売市場活性化戦略計画書」「②フォルテの今後について」「③中心市街地歩行量調査結果」の3つでした。

「①市場…」では、「“戦略計画”という割には内容が薄い」「これだけでは、東京などの大市場や大手量販店と競えない」「農政サイドの見方だけでなく、商工サイドの考え方を入れてはどうか」などの厳しい意見が相次ぎました。

他の委員が触れたので、私は特に発言しませんでしたが、「地方市場への転換」など、まだまだ根本的な戦略計画の見直しは必要だと思っています。

結果は「聞き置く」なのですが、今回は、委員会として「さらなる内容の検討」を付言しました。

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「③歩行量調査」では、残念ですが、平日、休日とも「歩行者数が減っている」との報告でした(平日は雨天のため大幅減)。

20080512_1309 みにくい写真でスミマセンが、これは「休日歩行量の増加・減少」のプロットです(クリックすると大きくなります)。

“減少・変化なし”の地域は、白○と青○地区で、「アクトへの動く歩道~浜松駅(ブルーのマーカーペン)~遠鉄新浜松駅~旧松菱付近、モール街、有楽街南、旧ビオラ田町付近」となっています。

“増加”箇所はピンクと赤○で、「『“徒歩”で来た』とのアンケート回答者が多く、中心街居住者の増の影響ではないか」とのことでした。

まずはデータ報告まで。今後、これを活かして、街づくりを進めることになります。

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「②フォルテの今後について」

フォルテについて、3/12の委員会以来の公式の場での論議となりました。

現在検討されている方向性について、ごくごく簡単にいえば、「浜松市が14億円程度の債権放棄をすること等を前提に、建物と土地を遠鉄に売却する」というものです(“スキーム”と言います)。

私は、この2ヵ月間、さまざまな方からご意見をいただきましたが、今回、下記のとおり質問しました。

○将来負担を考えれば、売却には賛成。しかしスキームには問題がある。市は1円でも市民の負担を減らす必要がある。

①「このスキームは誰のためのものか?」「14億円の債権放棄が本当に必要なのか?」「1円でも負担を減らす方法は他にないのか?」

②「通常の株式会社が会社を清算するときの株主の責任はどうか?45%の筆頭株主が自分の債権を100%放棄するというのが一般的か?」

③「“敷金(約4億円)”“入居保証金(約10億円)”とはどういう性格のものか?【この部分を放棄する考え】」「“出資金”は他の債権よりも優先して分配されるのか?」

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主な答弁は下記のとおりです。

①このスキームは、“破産”という最悪の事態を避けるためのもので、“債権者”“株主”“市民”のためのもの。会社が売却を決定しないと進まず、この前提で進めないと“破産”する可能性が高い。市民の将来負担を抑えるためには必要な手法。

②通常の会社の場合は株主責任だろうが、これは市が主導して進めた“第3セクター”であり、市の責任は大きい。

③“敷金”は一般的な賃貸物件でもある制度。“入居保証金”は初期投資の一部として使い、数年間の据え置き後に返済されるもの。“出資金”は「他の債権より優先する」というものではなく、すべての清算の後に分配されるもの。

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○私の考え

市が主導して進めた“第3セクター”だから、清算するために、市が14億円の債権放棄をしなくてはならないとすれば、市民にそれだけの負担を求める理由が必要です。

納得性があれば良いのですが、私には、今回、それだけの理由が示されたとは思えません。市(市議会)にはそのことの合理性を説明する必要があると思っています。

通常の株式会社であれば、株主の責任は明白です。問題は本件が“第3セクター”だということです。

“第3セクター”に関する私の考え方は、以前、ブログに書いた「この記事」のとおりです。責任が本当に不明確です。

負担のポイントは、「フォルテの公共性」と「“第3セクター”への市の関与(責任)のあり方」かと思います。

私はH2年当時の設立経緯を知りませんので、市のかかわり度合いが適正なのかどうか、まだわかりません。現時点ではまだ過大と思っています。検証のために今日また資料請求しました。

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総務省は平成15年に「第三セクターに関する指針の改定」を出しています。この中に、次のような記載があります。

第4 経営悪化時の対応に当たっての留意事項

3-(3)債権債務関係の整理に当たって、地方公共団体は、出資の範囲内の負担、損失補償契約に基づく負担を負うというのが原則であり、過度の負担を負うことのないようにすべきであること

現在の予定では、9月議会で「債権放棄」の議決を求められることになります。

フォルテについては、しばらく勉強を続けます。

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☆3/12の委員会報告のブログ「フォルテについて(3/16)

☆出された資料を簡単にまとめたPDFファイルはこちら(後援会報3月号②

このP3をご覧ください。なお文中一部表現上おかしいところがありますので訂正します。「浜松市の“債権”」は“入居保証金”“敷金”で、“資本金(出資金)”」は“債権”とは言いません。

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なお、私以外の委員からの意見としては、「中心街のグランドデザインが不明確」「遠鉄を優先する理由は?」「土地の売却以外の選択肢は?」などが出されました。

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コメント

★秋山です
今日は中田島で行われているISTS水ロケット大会に行ってきました。一応企画委員長なので・・。

★静岡大学の平田先生、山際先生他多くの方々・・
に力を貸していただき、浜松市長も参加(ご挨拶)いただき、いい大会が今、行われています。(コメントがすぐに載るといいですね)

★フォルテについて、動きがあります・・
http://atarashi.hamazo.tv/e1198388.html
ブログに書きましたので、是非コメントいただければと思っています。

ではでは。

秋山さん

ご要望にお応えできず、一日遅れのアップになってしまいました。ロケット大会、新聞でも大きく報道されていましたね。

私も昨年、入野小学校父ボラ主催「チャレンジキャンプ」でペットボトルロケット大会をやりましたが、親子で楽しめるイベントでした。


さて、フォルテの件は、その後、一度、当局が資料を持ってきたのですが、とても説明になるようなものではありませんでした。したがって、まだ、今以上のコメントはできません。

気づいたことや調べたことなどは、徐々にアップします。

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