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2008年6月16日 (月)

堀留川(6/16)

今日はローカルな話題です・・・が、中心市街地のみなさんにも関心を持ってほしいテーマです。

堀留川(ほりどめがわ)は入野地区を東西に流れる2級河川で、静岡県が管理しています。古くは、浜名湖から新川を経て、浜松駅近くの菅原町まで、船で荷物や人を運ぶ“運河”だったそうです。(新川は佐鳴湖から浜名湖へ流れる河川です)

流域(佐鳴台・蜆塚・鴨江など)の急速な市街化により、水田や池などの保水機能が失われたことや、入野地区の海抜の低さなどから、まとまった雨が降るたびに、入野地区は水害に悩まされています。

その対策を“官民”で話し合うために、先月、流域住民を中心に「堀留川を考える住民会議」が発足し、今日、2度目の会合が持たれました。

会議では、地域ごとに別れ、流域地区が抱える課題や、水害の現状、課題解決に必要な今後の方向性などが話し合われています。官の押し付けでなく、「住民としてどうあるべきか」を考える今回の取り組みは、私の目から見ても新鮮です。

会議では、それらを踏まえ、年度末までに、地域住民としてどうあるべきかを検討していきます。ハード・ソフト両面から、将来にわたって安心安全な暮らしをつくるために、官民がそれぞれ何をなすべきか考えてみたいと思います。

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今日の話の中では、「水門管理」と「街の保水機能」についての意見が印象的でした。

入野地区では、増水により、堤防が切れたり、オーバーフローしたりするわけでなく、堀留川に流れ込む用水路(排水路)の水門から、逆流して水害が発生しているのではないか・・・ということが指摘されました。

また、上流域は、コンクリートとアスファルトで囲まれているため、雨水が地面にしみこむ前に、放水路に流れることが指摘されました。今、“雨水浸透マス”の導入が進んでいますが、こうした市域全体のまちづくりも関係するんですね。

さっそく、入野地区のメンバーは、水門の実態調査をすることにしました。

「治水」というと、イコール「河川改修(土木工事)」が常識です。もちろん、ある程度の改修は必要と思いますが、住民の知恵(ソフト)で、ハード(土木工事)に頼らない安全対策ができるでしょうか・・・。

☆堀留川を考える住民会議のHP

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