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2008年7月10日 (木)

東京事務所(7/10)

20080710_1149_0001 今日は午前中に「浜松市東京事務所」を訪問。

国政との関わりや、今年度新たにスタートした、企業誘致の取り組みについてヒアリングしました。

地方分権は、実態として、まだまだ進んでいないこと、逆に、都市間競争はずいぶん進んでいて、浜松が後塵を拝していることを痛感しました。

午後は「自動車産業フォーラム」を聴講。

今後の都市交通政策を考える…という趣旨の会議で、やすとも市長もパネラーで参加していました。

「コンパクトシティ」の話や、道路・公共交通政策の話を興味深く聞かせていただきました。

とりわけ「コンパクトシティ」は、青森市の調査をしたばかりで、ダブらせながら話を聞かせていただきました。

写真は新宿駅小田急百貨店入口にあるる「モザイカルチャー」の宣伝ディスプレイ。

今週末(12~14日)は、シティプロモーションの一環として、新宿駅で「浜松市物産展」も開催されます。

私も「フォーラム」参加者にチラシを撒いてきましたが、首都圏にお住まいの方、浜松市物産展にぜひお越しください。

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コメント

私も康友市長の、コンパクトシティの話しを聴きたかったです。

というのは、私は浜松をコンパクトシティと考えていないからです。

論理的に説得力のある話だったのでしょうか。

秋山さんへ

やすとも市長からは「コンパクトシティ」の話はありませんでした。

あらためて報告書をアップしますが、このフォーラムの主題は、「道路と公共交通政策」であり、市長のコメントは、主に「地方都市の道路事情」、「中心市街地の交通政策上の課題」、「中山間地の交通政策」、「浜松の公共交通政策」についてでした。

同じくパネラーで参加した岡山大学の谷口守教授が、基調講演の中で、「自動車利用とまちづくり」と題し、「コンパクトシティ」とこれからの交通政策についてお話されたので、上記の記事を書きました。

この講演内容は非常に面白かったので、あらためて報告したいと思いますが、例えば海外の事情を例に、「自動車依存の国、アメリカで30年以上前にできた大型ショッピングセンターが今どうなっているか」とか、「コンパクトシティ」のいくつかのモデルとして、公共交通主体の都市や、クルマと共生する都市の話をうかがいました。

少ない経験ではありますが・・・、私は、「浜松型コンパクトシティ」は、青森や富山とは思想が異なり、「中心市街地活性化」だけでもムリがあると思います。

浜松が製造業のまちである以上、県庁所在地と同じようなまちづくり誘導はムリです。しかし「コンパクトシティ」の定義は一定ではないので、私は浜松でも「コンパクトシティ」の思想を入れるのは可能だと思います。

12市町村の歴史や地域分布、製造業や住宅地の分布を考えながら、職と住のあり方や、環境負荷が少ないまちづくりを進めていくべきだと思います。

その意味では、「浜松型コンパクトシティ」には、秋山さんがおっしゃっている「渋滞対策」などが必要になってきます。クルマ社会であることを前提に、環境負荷などを考えるべきではないでしょうか。

私の知識なんぞは、まだまだこれからですが、谷口教授の研究は面白そうでしたので、またチェックしてみたいと思います。

早速のご回答、有難うございました。

岡山大学の谷口守教授のお話し、是非伺ってみたいですね。
私見ですが、公共交通を考えない21世紀型の街はありえないと思っています。

また、アクトの上から北をみても南をみても、「コンパクトシティ」という言葉が崩れ去るような大きな街、それが浜松の実態です。

まずは言葉としての「コンパクトシティ」をはずさないと・・議論が前に進まない・・と言う意味で少しこだわっています。

市の『戦略計画2007』の評価が始まっていますが、減点の『基本構想』を見直さないで作った、計画では評価に値しない・・と言う点も、市議の中で、是非ご検討いただきたいと思っています。


秋山さん、いつもコメントありがとうございます。

「コンパクトシティ」は決まった定義がなく、言葉が乱用の傾向にあるということでした。その意味では「浜松型コンパクトシティ」もご指摘のとおりかもしれません。

しかし「環境に優しいまちづくり」という使い方であれば、何にでも使えてしまいますよね。

「戦略計画」についてはあらためて考えますが、今年の予算審議の段階でも、戦略計画や施政方針と予算の整合が取れていないものが多々ありました。

基本構想や都市経営戦略も市民が読んでスグわかるものにはなっていないと思います。

そういう意味では、「わかりやすい計画」、「わかりやすい施策」が求められていると思います。

「戦略計画」と予算をリンクさせること。これも「政策法務」の役割のひとつだと思います。

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