建設委員会(8/25)
午前中、建設委員会が開催されました。
先週、ずっと研修に行っていたので、議案の事前チェックができず、十分な指摘ができなかったことを反省しています。
今日の主な議事は、
○江之島水泳場の一部施設の廃止
○駐車場案内システムの廃止
○景観形成基本計画、景観計画、景観条例案へのパブリックコメント
○屋外広告物実態調査
○(仮称)交通安全条例(案)・・・などでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「江之島水泳場」は、来年2月に新たな水泳場(ToBiO)ができることから、一部施設(=「競技用50mプール」と「飛び込みプール」)を廃止するというものです。
江之島水泳場には、上記以外に「25mプール」と「屋外児童プール」がありますが、これは存続します。また「屋内温水プール」については、築37年と老朽化が進んでいますが、1年程度利用状況を調査し、その後、存廃を検討するとしています。
屋内温水プールは、現在、浜松市内に6ヵ所あります。場所は、江之島(南区)、可美(南区)、北部(中区高丘)、浜北(浜北区)、天竜(天竜区)、三ケ日(北区)で、来年、新たにToBiO(西区)が加わります。
温水プールの存続には耐震補強などの改修に4億円程度かかる見込みですが、存続の結論はしばらく先になります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「駐車場案内システム」は、中心市街地に入る手前の幹線道路で、駐車場の空き状況を電光掲示板で知らせているものです。車両の誘導を目的に、H6年に国の補助を得て42基設置しました。
その後の技術革新で、カーナビやVICS情報の提供などが普及し、また、交通安全上からも、不要ではないかとの声が増えたこと、入庫待ち渋滞が緩和されたこと、アンケートでも市民の2/3程度は不要としていることなどから廃止します。
これにより年間16~1800万円のランニングコストが削減できます。後利用は困難で、撤去費用には1基あたり数百万円かかるとのことですが、時代の変化からみてやむをえないと思います。これもバブル時代のツケですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「景観条例(案)等のパブコメ」では、94件もの意見をいただきました。規制強化を求める住民と、逆の立場の事業者の相反する意見が特徴的です。今後、条例を議論することになりますが、実効性のある規制になるよう、慎重に議論していきたいと思います。
逆に、条例の実効性に?マークがついたのが「屋外広告物」の現況です。
浜松市にはH17年に「屋外広告物条例」を制定したのですが、浜名バイパスの坪井インターから浜松西インターチェンジの間の環状線と、環状線から舘山寺街道のフラワーパークまでの間には、あわせて約350の屋外広告物があり、そのうち条例に従って正規の手続きで届出をしているものはわずか20しかないということです。
今後3ヵ月をかけて実態調査し、是正指導するとのことですが、景観条例の実効性にも大きくかかわる問題であり、事業者のモラルはもちろんですが、市の適切な指導が必要です。
市にはたくさんの「計画」や「条例(決まり)」があるのですが、「作って終わり」ということがままあります。PDCAのチェックは議会の役目です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後の「(仮称)交通安全条例(案)」は、政令市交通事故ワーストワン返上にむけて、市や市民、事業者が取り組むことを定めるものです。
検討にあたり、9月12日からパブコメを募集しますが、委員会の中では、「市民全体にかかわる課題であり、通常のパブコメ収集手法だけでなく、学校やお年寄りなど幅広く市民の声を聞くべきだ」との意見が出されました。私も全く同感です。
以前、環境に関するパブコメでは、授業で取り上げてくれた学校がありましたが(記事はこちら)、通学路の安全や自転車の運転など子どもたちにも大きくかかわることですので、そうした皆さんからの意見も是非いただきたいものです。
市民一人一人にかかわる課題ですので、多くのみなさんからパブコメが寄せられるよう、私も情報発信したいと思います。
明日は「行財政改革推進特別委員会」があります。9月議会もまもなくスタートします。またギアチェンジします。
« 福祉による活性化(8/22) | トップページ | バイクのふるさと(8/30) »
コメント