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多文化共生勉強会(2/5)

浜松市議会議員14人が参加し、「多文化共生勉強会」を開催しました。

この勉強会、昨年8月に続き2度目となります(前回のブログ)。呼びかけ人は静岡文化芸術大学の池上重弘教授。前回は文芸大で行いましたが、参加者が市議会議員だけなので、今回は市議会へ来ていただきました。

池上さんから、最近の日系人を取り巻く情勢や、国の「統合政策」、県の動向などのレクチャーを受けた後、浜松国際交流協会(HICE)のバイリンガル相談員 喜久山リサさんの最前線のお話を聞き、意見交換を行いました。

参考になった議論を記します。

★今の社会・雇用情勢でも、日系人は日本に住み続ける。

<理由>

・ 世界同時不況の中、ブラジルに帰っても仕事はない

 (12月単月の失業者が65万人!?)

・ 日本の「安全」は魅力

・ 日本で育った子どもがブラジルの学校になじめない

一度帰国した人が、また日本に来ることが多いようですが、2・3番目の理由によるそうです。

★今、最も必要なモノは「仕事」。ネックは「日本語」

・ 10年以上滞在していても日本語ができない大人がいる。生活面での手続きは全て(派遣)会社がやり、工場の現場作業も周囲は日系人ばかりで必要なかった。

・今、雇用を失い、「甘えていた」と、あわてて日本語学習を始める日系人が多い。1月以降、HICEには269件の日本語支援の相談があったという。1月から始めた「初級日本語集中教育支援プログラム」には多くの日系人が参加している。

・これまで製造業で働いていた人でも、介護職や農林水産業など職種は選ばないとのこと。現実には受け入れ側との「マッチング」が、まだ、うまくいっていないもよう。

★外国人学校の児童生徒数が減っている

(県調査 20年9月 → 12-1月聴取データ)

浜松市(6校) 1,000人→ 627人(▲373人)

磐田市(4校)  508人→ 326人(▲182人)

菊川市(4校)  434人→ 167人(▲267人)

実態はまだわかりませんが、不就学になっているケースも多いと思われます。現在行っているヒアリング調査などで実態が見えてくると思いますが、子どもに罪はありませんので、早急に手を打たねばならない問題です。 

日本の小中学校に通うと、言葉がわからない、勉強がわからないなどで、「いじめにあう(バカにされる)」などネガティブな情報もあるようです。受け入れ側の学校・児童生徒の「心のUD」「国際理解」が必要です。同時に学校側には「心のケア」も求められます。

また、親の理解を深めるためには、学校と親だけでは解決できない問題もあります。企業も巻き込んでの協力体制づくりが必要です。

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喜久山さん本人も日系2世ということで、「これからの第二世代に期待したい」と強く語っていました。

受け入れる側の社会づくりは、国の社会統合政策全体に関わる問題です。一地域だけの問題ではありません。

今通常国会では「入国管理法」の改正が行われます。次回の勉強会は、その動向を見ながら開催する予定です。

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10.多文化共生」カテゴリの記事

コメント

atarashiの秋山です。

実は池上さんも含めて何人かの有志が集まり、日伯交流協会の立ち上げを計画しています。あまり官に頼らず、民間の力を中心に考えています。

議会事務局へもご案内をしたいので、相談させてください。

ではでは。

投稿: 秋山雅弘 | 2009年2月13日 (金) 10時33分

秋山です。

日伯交流協会無事スタートを切りました。いろいろありがとうございました。

ぜひブログもご覧ください。

http:/nippaku.hamazo.tv/


ではでは

投稿: 秋山雅弘 | 2009年4月20日 (月) 05時21分

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