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2009年2月 9日 (月)

はまゆう大橋(2/9)

「入野町民」さんから、昨日の「西区まつり」へのコメントをいただきました。大渋滞など運営上の反省点は、今後に生かさねばなりませんね。

さてコメントに書かれていた「はまゆう大橋」についてご報告します。

「はまゆう大橋」は、浜名湖花博の開催に合わせて開通した橋で「静岡県道路公社」が所有(管理)しています。

7時から19時まで有料で、夜間は無料となっており、計画では「平成46年3月まで有料」となっています(完成30年後)。

有料通行車数は、1日平均826台(H19年度実績)となっており、一日の売上は約15万円、年間約5700万円ということです(150円、普通車200円)

当初、車両の通行予測(計画)を年3500台程度と見込んでいましたので、利用度は見込みの23%にとどまっています。「交通量達成率」は、全国の有料道路の中で「ワースト7位」にランクされています。

昨日はさすがに多数の利用があったのではないかと思いますが、事業費は30億円程度かかっていますので、とても「元を取る」ことはできないでしょう。

ちなみに同じ県道路公社所有の「村櫛舘山寺道路」は平成19年5月に無料化されました。こちらも交通量の少ない道でしたが、計画どおり30年後の無料化でした(まだ無料になったのを知らない方もいるようですね・・・)。

HPで公社の平成19年度の財政を見ると、税金を投入しているということはないようですが、浜松市からの「駅南駐車場の負担金収入」を含めて、収支はトントンのようです。また、平成20年度は一見すると赤字見込みのようです。

浜松市では外郭団体の見直しを行っていますが、県でそうした議論をしているかどうか、県議会のHPではわかりませんでした。

こうした公社財政の健全化や、あと25年間、23%の利用率で、償還見込みのないまま継続するのがよいのかどうか、道路公社のあり方を議論してほしいものですね・・・。

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コメント

初めてコメントする大学生の者です。実は私は他でもないこの「はまゆう大橋」の公募で応募し名付け親に選ばれた4人のうちの1人です。
現状ではこの橋を作ってよかったのか、名付け親の私ですら疑問に思うところがあります。だって名付け親である私も数回しか使ったことがないのですから。その上でこのような現状について残念でなりません。
聞いたところによると今度のモザイカルチャーの期間中はこの「はまゆう大橋」無料になるそうですね。
私も委員として参加した総合計画のワークショップのときにもこのことが少し出たのですが、なぜ花博やモザイカルチャーの期間中のような書き入れ時に限って無料にするのでしょうか。民間の感覚からは考えられません。逆にすべきではないのでしょうか?そちらのほうがよほど料金収入の面でも好ましいと思うのですが。如何でしょうか?

早速のご対応感激いたしました。
1日15万円・・・。人件費は出ていそうですね^^。まあ、当初目的の花博は成功したのですから、公益のためにはですね。

中村様、はじめまして。
入野町民様、お返事ありがとうございます。

みなさんに質問していただくと、調べることによって、私の理解も深まります。
ブログを通しながら、多くのみなさんと課題の共有化ができれば良いと思っています。

さて、中村さんのご意見は、ごもっともですね。
なぜ、掻き入れ時に無料にするのでしょうか。

今回のモザイカルチャー(浜名湖立体花博)では、「パーク アンド バスライド」で、花博のときに使った庄内半島の駐車場を使うことにしています。

現在、そこへのアクセスの利便性を高めるため、期間中、はまゆう大橋を無料にしてもらうことを交渉中ということです。

結論からいえば、道路公社は損はしません。

種明かしは簡単。
モザイカルチャー協会から、利用相当分のおカネを支払うことになるからです。

料金負担については今後の検討のようですが、協会には税金を投入していますので、モザイカルチャーをみんなで盛り上げて、税負担をしなくても済むようにしたいものですね。

行革審の秋山です。
久し振りにコメントさせてもらいました。

「はまゆう大橋の無料化」大賛成です。

一方で、麻生クンのやった「高速道路1000円」と森田クンの公約の「アクアライン800円」には大反対です。

高速については5000億円も無駄な補助金を公団のために支払うんですよね。当たり前で、料金の徴収コスト⇒すなわち公団の職員給与はそのままなので、国民は得したと思っていますが、あとから税金か将来の借金(赤字国債)でとられるわけです。

まるで詐欺ですね。

無料にすれば、そんなことはなくなりますよね。

ではでは。

秋山さん、お久しぶりです。
「atarashi」も楽しみにしています。

さて「高速1000円」の評価は、人によっていろいろありますよね。
ウチの女房も先週末の2日間で、通常料金7000円(往復)のところを2000円で済ませ、トクした気分を味わったようです。
こうした人の移動による景気刺激があることは、私も認めます。

しかし、この差額の5000円は誰が負担するのでしょうか。

現在の高速道路は、数年前の「道路公団民営化」によって組織再編された「NEXCO」によって運営されています。

その際、約40兆円といわれる借金は「独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構」が背負い、「NEXCO」は民間の知恵を活かして経営改善を図り、よりよいサービスを提供する・・・というバラ色の図式が描かれました。

しかし民営化されたとはいっても、実際には政府関与100%の株式会社です。(確かそうだったと記憶してます。間違っていたらご指摘ください)

したがって、その経営には、当然、国が責任を持つことになるわけです。
「民でできることは民で」といいながら、「なんだか訳のわからないカタチになっちゃった」というのが現実ではないでしょうか。

今回の施策も、景気刺激の一助になることは認めますが、財源が私たちの税金であることを忘れてはいけません。

民主党のいう「高速道路無料化」は、要はフツーの一般国道と同じ扱いにするということです。
当然こちらも税を投入することになるのですが、カタチとしては、こちらのほうがわかりやすいのではないでしょうか。


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