« 怒れサラリーマン(9/9) | トップページ | 市民クラブ(9/11) »

病院事業(9/10)

Cimg3716 今日の記事はちょっと難しいですが、覚えのために書いておきます。

病院事業(企業会計)と、医療公社(外郭団体)の決算は、17日の厚生保健委員会で審査するのですが、なにぶん初めての資料なのでわからないことが多く、事前に担当課に時間をとってもらいました。

「企業会計」については、一昨年は環境経済委員会で「国民宿舎事業」、昨年は建設委員会で「上下水道事業」をチェックしましたので、一応、今年で全部見たことになります。しかし3年目になっても「コレ何?」が次々に出てきます。

病院事業は医療公社と複雑な関係があります。また、他の会計にない科目の意味や数値の考え方、初歩的なところでは用語の意味まで含めて、いろいろ教わりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

気になったのは、さまざまな指標に対する「ベンチマーク(目標設定)」がないこと、「キャッシュフロー経営」の視点に欠けていること、などです。

「ベンチマーク」はカイゼンには不可欠な視点です。いくつかの指標で「これで大丈夫?」というところがありますので、経営改善を求めていきます。

「キャッシュフロー」について、例えば「医療センター」では、年間の事業収入148億円に対し、期首のキャッシュ残高がわずか9260万円しかなく、運転資金として合計で年間70億円ものお金を一時借り入れしています。

昨年度は「グループ内金融」を意識したようで、外部の金融機関からの一時借り入れを減らし、金利負担は予算の2092万円に対し658万円に抑えています(余分な経費なので、もっと減らして欲しいですが・・・)。

昨年チェックした「上下水道事業」も同様なのですが、「医療センター」では、せっかく内部留保した「減価償却費」を、「過年度分損益勘定留保資金」として、設備投資の穴埋めに使ってしまっています。

こうしたお金の使い方が当たり前なのかなあ・・・、他の自治体もそんな風に使ってしまっているのか、比較する必要がありそうです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

また、「医療センター」では、器械設備や車両の減価償却が進んでおり、設備の老朽化が懸念されます。9月議会の補正予算で、2億1000万円の医療機器の購入が提案されていますが、こうした必要な投資はしっかり行うべきです。

この他、今後の医療公社の地方独法化に向けては、行革審や監査委員からもさまざまな指摘を受けていますが、資産評価などの課題についても、今後、さらに勉強を進めていきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

写真は我が家のアカミミガメ。3匹いる中で一番のチビです。

記事とは何の関係もありません。

|
|

« 怒れサラリーマン(9/9) | トップページ | 市民クラブ(9/11) »

D医療・福祉・子育て支援」カテゴリの記事

コメント

公営企業会計で、最も評価が分かれるのは、ご指摘のとおり「過年度分損益勘定留保資金」だと思います。
 これは、税金で補てんしていながら(赤字なのに)、貯金がたまっていくということになってしまうので、それを避けようとする苦肉の策です。全ての自治体で同様のことをしていると思います。言ってみれば、役所の常識です。
 しかし民間企業の感覚では、全く違うのではないかと思います。こういう点をご指摘いただくのが大事だと思います。徹底的に追求してください。
 国民健康保険料の値上げについても、わかりやすく説明していただき、ありがとうございます。
 ただ、値上げということだけでなく、市民の負担額がいくらなのかという議論も必要だと思いました。もともと安すぎて、やっていけなくなってしまうという心配もあったと思います。本当は国が、全国一律の額にすべきだと思います。国民健康保険なのですから。住む場所によって違うというのは、どうかと思います。
 浜松は、今までは企業からの税金が多く、うまくいっていたのだと思いますが。

投稿: 山崎 | 2009年9月11日 (金) 19時46分

山崎副市長、コメントありがとうございます。

「公会計」にはまだまだ難解なところがたくさんありますので、いろいろ教えていただければと思います。

>税金で補てんしていながら(赤字なのに)、
>貯金がたまっていくということになってしまうので、
>それを避けようとする苦肉の策

確かに「一般会計から繰入する前(税金投入する前)に、今あるカネを使え」ということなんでしょうね・・・。

しかし、税金の投入が合理的なものであれば、違った考え方もできたのではないかと思います。これまでの税金投入のあり方が問題だったのではないでしょうか。
今のままでは、結局、再投資できないので、“問題の先送り”に過ぎませんね。

企業は、「ゴーイングコンサーン(going concern)」でなければいけませんので、今がよければそれでイイというわけにはいきません。
決算のチェックにはそういう意味もあると思います。

国保については、これまで組合健保加入でしたので、わからないことが多々あります。
担当部門の方からはいろいろ教えてもらっていますが、基礎自治体でやるには相当ムリがありますね。

ところで・・・、
金曜日の代表質問で、「ドーム球場」と「第1種陸上競技場」の副市長答弁がありましたね。
私も、せっかく「ToBiO」ができたので、あわせて周辺整備を進めてはどうかと思います。あの周辺環境であの施設だけではもったいない・・・。
もちろん、おカネがかかる話ですので簡単ではありませんが、県との協力でうまくいくとイイですね~。
副市長の手腕に期待します・・・^^;

投稿: 田口 章 | 2009年9月12日 (土) 22時58分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/187245/46177544

この記事へのトラックバック一覧です: 病院事業(9/10):

« 怒れサラリーマン(9/9) | トップページ | 市民クラブ(9/11) »