日本点字の日(11/1)
今日、11月1日は「日本点字の日」。
私は知りませんでしたが、現在の点字が初めて採用された日だそうです。
「点字」はみなさんご存知ですよね。6つの星(ドット)をうまく使い、母音と子音を組み合わせて、五十音を表しています。視覚障がい者の生活には欠かせないものです。
この「日本点字の日」を記念して、今日、浜松市中央図書館他で、「点字関連三偉人を讃える集い」が開催されました。
驚くことに、この三偉人のうち、一人はフランス人ですが、あとのふたりは浜松出身なのです。
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浜松市出身で、今年生誕150年。1890年に、今の「点字」を発明した人です。
写真は中央図書館入り口付近にある、石川倉次さんを顕彰する記念碑です。
今でこそ、視覚障がい者のみなさんは、当たり前に点字を使っていますが、石川さんの考案があったからこそなんですね・・・。
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もう一人は、中村京太郎氏。今年で生誕130年とのこと。
大正11年、点字新聞(週刊)を創刊し、音声メディアのない時代に、視覚障がい者への情報伝達を積極的に行いました。
選挙で行われている「点字投票」も、中村氏の功績だそうです。
このように、日本に誇れる偉人を、浜松市は輩出しているんですね。
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三人への感謝を込めて、新たに作った「六星賛歌」を披露しました。
「六つの星に願いを込めて歩いていこう・・・」
「星は瞬き輝いて、僕らの道を照らすだろう・・・」
点字への感謝、希望。視覚障がい者のみなさんの気持ちが伝わってきました。
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「不自由ではあるが、不幸ではない」
ある視覚障がい者の方は、力強くお話しされました。私は、こうした “チャレンジド” のみなさんを支える社会をつくりたいと思います。
視覚障がい者を含め、障がいのあるみなさんが日常生活を送るためには、都市インフラはまだまだ未整備です。
しかし、都市インフラだけを整備すればよいと言うわけではありません。
欧州では、視覚障がい者が信号待ちをしていると、頼まなくても、誰かが横断の手伝いをしてくれる街もあるそうです。
最も大切なのは、市民の心のユニバーサルデザイン(UD)を養うことです。
バスや電車でお年寄りに席を譲る。困っている人に声をかける。こうした市民があふれる、心豊かなまちを創りたいですね。
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