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2月定例会議案①(2/17)

2月議会の議案は、大きく「平成21年度関連」と「平成22年度関連」に分けられます。

前者は2月19日(金)本会議で提案→22日(月)の常任委員会で審議→25日(木)の本会議で採決され、後者は2月25日(木)-26日(金)の本会議で提案→3月11日(月)-12日(火)の常任委員会で審議→3月24日(水)に採決される予定です。

昨日のブログでは22年度「一般会計当初予算」の概要を報告しましたが、今日は21年度関連議案のポイントをご紹介します。

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★21年度一般会計補正予算の歳入では・・・、

国の2次補正予算で創設された「地域活性化・きめ細かな臨時交付金」の約20億円が追加されました。これにより道路河川等の身近な安全対策や公共建築物の耐震補強工事などを実施する計画です。

「基金繰入金(貯金の取り崩し)」を、当初予算の90億円から58億円に▲32億円減額しています。これは20年度からの「繰越金」の未計上分が24億円あったことなどから、22年度の厳しい財政事情への対応として、貯金を取っておくということでしょう。

★21年度一般会計補正予算の歳出のうち、個人的に関心の高いものは下記のとおりです。

・「浜松市建設公社」を「浜松まちづくり公社」と合併するための清算負担金約6億円。

自治体会計も「連結」の時代になり、これまで隠されていた負債が明らかになってきました。地方自治体の外郭団体は、国の特殊法人等と同じで、設立目的や事業内容をよく勘案し、整理統合を進めなくてはいけません。将来に向けての役割と責任を明らかにするためにも、過去分の清算に対し、必要に応じて税金の投入が必要になります。今回の中味については総務委員会で議論されます。

・「駐車場事業特別会計」への繰出金が2.5億円追加され、合計5.3億円に。

「駐車場会計」は20年度決算の「穴埋め」のために21年度分のおカネを使ってしまいました。その分が今年度埋められるわけもなく、税金投入により補てんすることになりました。この件に関しては、根本対策を講じないままに補正予算と来年度当初予算が提案されていることから、建設委員会でのキッチリとした議論が必要です。

・補正後の年間の時間外手当が、当初予算の16.6億円から、17.9億円に。

業務効率化などによる時間外の削減を求めてきましたが、まったく不十分です。22年度当初予算では15.4億円となっていますが、削減に向けた対応を求めていきたいと思います。

★予算以外の議案では、73施設における22年4月以降の「指定管理者」選定が提案されています。委員会ではこれまでの評価や選定の理由などをただすことになります。金額だけでなく、サービスの向上も評価の対象になります。

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