中山間地域振興計画(3/20)
イラストや写真、グラフを多用した計画書は、これまでの行政にない、読みやすい出来です。
基本目標は「幸せを実感する山里暮らしの実現」で、①中山間地域の市民が、「生まれ育ち住んでよかった」、「これからも住み続けたい」と実感できる地域、②都市部の市民が「行ってみたい」、「住んでみたい」と思える地域をめざす・・・としています。
過疎化、少子高齢化という大きな課題の中、道路や水、医療、福祉など生活基盤整備や、地域資源を活かした活性化など、取り組むべきテーマは山積しています。
財政状況の厳しい中ですが、優先順位をしっかり踏まえて、課題解決に向けて取り組む必要があります。
まだ市のHPにアップされていませんが、みなさんも、ぜひ、ご覧いただければと思います。
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別冊資料として、中山間地域に住む住民の座談会の報告書もまとめられています。切実な状況を伝える声は非常に理解できます。
一方、行財政改革に対する懸念の声もありますが、この点については、意識改革も必要ではないでしょうか。
行財政改革は、合併したからやっているのではなく、遅かれ早かれ、やらねばならない道なのです。
少子高齢化、右肩上がりが終わった今、小さな町村が単独で生き残るためには、福島県矢祭町や長野県下条村のように、住民協働の取り組みをおこないながら、行財政改革を進める必要があります。
行財政改革は「ムダをなくして、真に必要なものに投資する」ことです。必要なものを削るのは行革ではありませんが、今やっていることを、そのまま、当たり前と考えるのではなく、税金を投入しておこなうことが本当に必要か?他にやり方はないのかなど、さまざまな検討が必要です。
真の行財政改革ができるよう、多面的に物事を考えていきたいと思います。
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今日は佐久間町にある「さくま郷土遺産保存館」に行ってきました(写真は佐久間ダム)。
現在、浜松市内に14ある博物館施設の統廃合が計画されています。
地域のみなさんは、引き続き身近なところで展示することを希望していますが、施設の老朽化や来館者数を考えれば、モノによってはもっと人目に触れる場所で展示したほうが効果的なものもあるのではないでしょうか。
たとえば、この施設の展示物についても、佐久間の風俗を伝えるようなものは、地域の他施設へそのまま移管し、一方で、急峻な地形の中で苦労しておこなっていた農業や、天竜川を使った林業の歴史などは、中山間地の文化を、多くの浜松市民に知ってもらうためにも、都市部の博物館に移管するなど、考えられないでしょうか。
いろんな知恵を出し合いながら「ひとつの浜松」を創っていきたいものですね。
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帰路に寄ってみました。4/1のオープンに向けて、準備が進んでいるようです。
楽しみですね~。
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