借金時計(4/9)
浜松市は市のHPに「借金時計」を載せました。
増加する一方の「国の借金時計」に比べ、浜松市の借金時計は着実に減っています。
「平成26年度末までに総市債残高を5000万円未満にする」という中期財政計画に基づく、やすとも市長の財政運営については、これまでも高く評価しています。
また総市債残高を元に、市の財政状況を、市民のみなさんにわかりやすくお伝えするという点も評価できます。
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しかし、私はこの時計を見て、財政運営のタガが緩まなければ良いが・・・と懸念します。
浜松市の将来負担は「市債発行残高」だけではありません。退職金の引当や短期借入などを含めた市の負債総額は6495億円(平成21年3月末)です。
さらに、先日も議論になった「医療センター」の資産や、「土地開発公社」の土地など、保有資産の含み損はここには計上されていません。
繰り返しになりますが、浜松市長の財政運営は評価できます。ただし、これで十分というわけではありませんので、借金時計の見かたにはご留意をいただきたいと思います。
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