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戦略計画(5/20)

戦略計画2010が公表されました。

★戦略計画2010(浜松市のサイト)

市政運営の基本的な計画は「総合計画」と言われ、一般的に「基本構想→基本計画→実施計画」の3層から構成されています。

浜松市では、19年度から26年度まで8年間の総合計画を策定していましたが、やすとも市長の政策を踏まえ、今秋をメドに、「基本構想」の見直しと、後半4年間の「基本計画」の策定作業を行っています。

なお浜松市では、4年間の「基本計画」を「都市経営戦略」と呼び、毎年の「実施計画」を「戦略計画」と呼んでいます。

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この「戦略計画(実施計画)」は、その年度の市政経営の基本施策になりますので、予算と並び、極めて重要なものです。

予算は「款・項・目・節」という行政目線の区分になっているためわかりにくいのですが、「戦略計画」は政策ごとのくくりになっているので、何のために、どの部門(担当課)が、いくら使って、どういう事業を行うのかがわかりやすくなっています(事業の詳細は載っていませんが・・・)。

さらに「戦略計画」の下には「部局戦略計画」、「区政運営方針」があり、各部や各区が、「戦略計画」に基づいて、何をやろうとしているかがわかります。

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私は行政マネジメントシステムの中で、「総合計画」と毎年の「実施計画」が大変重要だと感じています。

政策を体系ごとに整理し、重点施策を部門横断的に取り組んでいくことで、選択と集中がさらに進みます。逆に、これらに記載されていないルーティン業務について、漫然と実施されていないかどうかのチェックも必要です。

市全体の計画が、職員ひとりひとりの仕事にどのようにブレイクダウンされているか。そして、限られた財源をいかに有効に使って市民サービスの向上を図っていくか・・・。事業仕分けではありませんが、これからは事業の優先順位を見極めていかねばなりません。

先日(5/17)書いた「政策・事業評価」とあわせて、マネジメントサイクルの向上に役立てたいと思います。

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なお、4月には「部長宣言2010」が公表されています。

まさか、部長が掲げる「重点事業」と「戦略計画」が合ってない、ということはないと思いますが、選択と集中にはこうしたベクトル合わせが不可欠です。

★部長宣言2010(浜松市サイト)

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