« 水防演習 | トップページ | 電子黒板と地デジテレビ(6/15) »

「分かち合い」の経済学(6/14)

最近読んだ一冊。

地方財政審議会会長など数々の経歴を持つ 関西学院大学 神野 直彦 教授の著書です。

グローバル化の中で大きく変化している日本社会のありようを深く考えさせられました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

氏のお話を初めて聞いたのは、今から7年ほど前でした。

当時、労働組合団体である「連合」は、自らの活動を、客観的に評価していただくために、第三者の視点でチェックする「連合評価委員会」を立ち上げました。神野氏は、中坊公平氏や寺島実郎氏などとともにそのメンバーでした。

この「評価委員会報告」は衝撃的で、たとえば「労働組合が企業内のことだけやっていては、存在価値はますます低下する」など辛口のものがたくさんありました。

これを受けて、当時「連合浜松」の活動をしていた私は、「連合は組合員だけでなく地域で働くすべての勤労者のために、“地域政策の充実” にとりくむべき」という活動をスタートしました。そうした流れがあったからこそ、今の私があります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

当時から、ヨーロッパ型の社会システム(⇔アメリカ型)を引き合いに出されていたのが印象的でしたが、この本は示唆に富んでいます。

一地方議員ではありますが、これからの日本のカタチをどうしていくのか、「第三の道」を考えたいと思います。

|
|

« 水防演習 | トップページ | 電子黒板と地デジテレビ(6/15) »

14.プライベート・日記」カテゴリの記事

コメント

田口さま お久しぶりです。「分かち合いの経済学」について一言。私も読んでみました。アメリカ型社会ではなく、ヨーロッパ型を目指そうといった内容だったと思います。真っ向から、小泉+竹中構造改革型を否定している点や、目に余るくらいにスウェーデンを礼賛している点など、とても私には共感できるものはありませんでした。途中引用されている資料(図表-ジニ係数)なども信頼度は低いのではないでしょうか。個人的には、私は高橋洋一氏の唱えるマクロ経済政策や、地方分権(道州制の導入)論が、しっくりと腑に落ちます。光文社新書にて高橋氏の新著が出ています「日本の大問題が面白いほど解ける本」。非常にロジカルで、説得力があります。最近の論説では、菅総理の所信表明演説もデータで裏付けして論評しております(現代ビジネス「講談社」ホームページにて)。前段の‘地方分権-道州制導入’などの考え方は、参考になるのではないでしょうか。以上、長々と失礼いたしました。

投稿: 臼田丈晴 | 2010年6月15日 (火) 08時48分

臼田さん、おひさしぶり。

コメントありがとうございます。
こうしたまじめな議論、まさに7-8年前、いっしょに活動していた頃を思い出しますね~(^^)

さて、私は記事の中で、あえて「新自由主義」という言葉を使わず「グローバル化」と書きました。
「グローバル化」は今、不可避です。その結果として国際競争が起こっており、日本の社会経済を改革していかねばならないのは間違いありません。

それに対応するために、さまざまな施策が行われてきたわけですが、やはり問題は神野氏の言う「ラーゴム(ほどほどに)」ではないでしょうか。

おっしゃるとおり、神野氏の書きぶりは、「新自由主義」を真っ向否定していますので、異論のある方も当然いらっしゃるかと思います。
私も、基本は「民でできることは民で」という考え方で、巨大な官をめざすつもりもありません。
そこで必要なのが「ラーゴム」なんでしょうね。

今のままで社会保障制度がうまくいくわけはなく、現物給付と現金給付をいかにバランスさせていくかは、今後も大きな議論になると思いますし、ましてやその財源として消費税の引き上げは不可避だと思っています(もちろん、その前提として行財政改革が必要です)。

神野氏の論をすべて是とするわけではありませんが、ドイツやフランスのような「大陸型」の政治システムには参考になる点も多々あります。

高橋洋一氏の論評、さっそくネットで拝見しました。

学校の勉強と違い、政治には「正解」がありません。
せいぜい私たちができるのは、さまざまな情報をつなげ、自分なりの「最適解」を見つけることだと思います。

誰かが言ったことを「鵜呑み」にするのでなく、取捨選択し自分の政策に活かしていきたいと思っています。

投稿: 田口 章 | 2010年6月15日 (火) 11時18分

田口さま 早速のご返事ありがとうございます。さすが幅広い‘視野’と‘見識’をもっていらっしゃる田口さんです。改めて勉強になりました。「さまざまな情報をつなげ、自分なりの「最適解」をみつける・・・」「誰かが言ったことを「鵜呑み」にするのではなく、取捨選択し・・・」との御言葉は、正にその通りだと思います。ありがたくいただき、私もしっかりと心に留めていきたいと思います。この年齢になり、改めて世の中のこと、経済のことなどの本を読みあさっております。ただ‘インプット’ばかりが続いておりますので、こうした形で議論(アウトプット)させていただくことを心より感謝申し上げます。さて、菅総理所信表明演説では、政府与党は消費税増税に大きく舵を切ったといえます。田口さんのご指摘の通り、行財政改革が大前提とはいっても、各閣僚の発言や、マスコミを先頭に世論自体も‘増税ありき’若しくは‘増税やむなし’といった風潮となっております。私は、消費税増税には‘懐疑的’です。やはり景気に‘冷や水’を浴びせることになると思います。現に過去も消費税増税後にデフレ不況に陥っています。まずは、デフレ脱却のために有効な金融政策を大きくうつことではないでしょうか?日銀のいう数兆円規模では少ないでしょう。もっともっと大胆に発動すべきです。なぜなら、戦術論でも「戦力(兵力)の逐次投入はダメ」と言っているではありませんか。実際、‘営業’でも、持玉をどーんと一気呵成に出し切った方が成約率も高いと思います。デフレ脱却し、GDP名目成長率を上げ、よって落ち込んだ税収も上がることが期待されます。いずれにしても、7月参議院選挙では、与野党ともに‘対立軸’も見えにくい選挙となりそうです。ただ、何のために、民主党は選挙に勝たなければならないのかが判らなくなってしまったのは確かです。以上、長々だらだらと申し訳ありませんでした。

投稿: 臼田丈晴 | 2010年6月15日 (火) 19時50分

臼田さんへ

「世の中のこと、経済のことの本を読みあさっている・・・」、すばらしいじゃないですか。

私も議員になって3年余が経過しましたが、日々新たな勉強です。

金融についてもまだよくわかっていません。参議院議員の大塚耕平さん(元日銀マン)のメルマガを読んでトピックについていけるようにしています。

お互いまだまだ若いし、それぞれのステージでガンバりましょう。

投稿: 田口 章 | 2010年6月16日 (水) 08時59分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/187245/48628547

この記事へのトラックバック一覧です: 「分かち合い」の経済学(6/14):

« 水防演習 | トップページ | 電子黒板と地デジテレビ(6/15) »