平成21年度決算速報(7/22)
光化学オキシダント注意報も発令されましたが、みなさん、お身体には十分気をつけてくださいね。
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昨日、平成21年度の浜松市決算速報が公表されました。
一般会計の実質的な収支は59.4億円(20年度73.7億円 ▲14.3億円)。
マスコミは相変わらず「黒字」という表現を使っていますが、私は適切な表現ではないと思っていますので、「収支残」と書きます(私の考え方は下記をご覧ください)。
★(参考比較資料)平成21年度予算(後援会だよりH21年3月号 PDF)
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「市税収入」は1282億円と、20年度の1369億円に対し87億円の減収となりました。法人市民税80億円の減が大きく響いています。
なお21年度当初予算では、法人市民税85.5億円、合計102億円の減収を見込んでいました.。
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「経常収支比率」の悪化は大きな課題です。
昨年度の86.1%から89.2%となり、財政の硬直化が進んでいます。さらなる固定費の削減が必要です。
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「総市債残高」は「20年度末残高+21年度借入-21年度償還」で計算できます。数字を入れると次のようになります。
5379+379-467=5291(億円)
中期財政計画では21年度末目標を5440億円、21年度予算では5337億円としていましたので、両指標からも大幅に改善しており、当面の目標である「26年度末に5000億円未満」に向かって着実に進捗しています。
市税収入が厳しい中でも、「子どもにツケを残さない」やすとも市長ならではの堅実な財政手腕です。この点は大いに評価していただきたいと思います。
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詳細の検証はこれからやります。
今年も決算審査特別委員を務める予定です。議会の責務として、決算のチェック(PDCAの「C」)をしっかりやっていきます。
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写真は「スズキ パワーフリー号」。スズキ歴史館でご覧ください。
7/24(土)から開催される「浜松オートバイ列伝(浜松市博物館)」、「オートバイデザインの半世紀(浜松市美術館)」もお見逃しなく!
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◆7/23追記
昨年同様「実質収支比率」を計算しました。
標準財政規模は1744.6億円とのことですので、3.4%となります。
20年度の4.0%よりも低下していますが、「標準的な予算執行だった」といえます。
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