期日前投票(7/14)
参議院選挙の結果は真摯に受け止める必要があります。責任論は全く前向きではありませんが、民主党にはキッチリ総括してもらわなければいけませんね。いずれにしても地方議員としては「地域主権」への流れは止めないでいただきたいものです。
さて、浜松市の期日前投票の状況を調べました。
2007年の参議院選挙と比較すると、市全体の最終投票率は0.79ポイント減の58.94%でしたが、期日前投票率は1.47ポイント増の8.44%となっています。
期日前投票が増えた割には最終投票率が伸びていません(西区以外)。「期日前が多い」と聞いていたので、最終も上がるのかな・・・と思っていたのですが、残念です。
私はこれまで「期日前投票の促進」を訴えてきました。認知度は高まってきたと思いますし、投票率アップに一定の効果はあると思います。
議員になる前(旧浜松市時代の話ですが)、「期日前投票所の設置場所を増やしてほしい」との要望書を市選管に出したこともあります。
豊橋をはじめ同規模の都市と比較して期日前投票所が少なかったためですが、現在は区役所ができたため旧浜松エリアでも当時よりは多少増えました(まだ少ないと思いますが・・・)。
なお、投票は国民の権利であり、「コスト」を論じるのはなじまないとは思いますが、国が選挙費用全体を圧縮している中、投票率アップのための選択と集中が必要だと思いますので、選挙費用の中味について今後調べてみようと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
区ごとにみると天竜区が飛びぬけて高いことがわかります(PDFファイル参照)。
天竜区は、有権者数は約3万人と少ないですが、エリアが広いため選挙当日の投票所数は中区(48ヵ所)に次ぐ46ヵ所となっています。
期日前投票も工夫しており、区役所以外に地域自治センターを使ったり、投票できる人を地域限定しての「出張(でば)り投票所」という制度を設けたりして、投票率の向上に努めているとのこと。選管の苦労がうかがえます。
ちなみに水窪地域自治センターでは、786人が期日前投票を行いましたが、仮にすべて水窪地域の人だとすれば、有権者の約3割が期日前に行ったことになります。ちなみに水窪以外の天竜区民も投票は可能です(但し春野地域の住民を除く・・・ややこしいですね)。
なお中山間地では、投票所によっては有権者数が2ケタというところや、選挙当日は午前中でほとんどの人が投票を済ませるところもあるとか。過疎化の流れの中、投票権の確保と投票所の設置も深刻な課題です。
天竜区の選挙事情を初めて聞きましたが、これも広大な浜松市が抱える課題のひとつですね。
【写真は「RE5」。珍しいロータリーエンジンのバイクです。スズキ歴史館でご覧ください】
« 審判(7/10) | トップページ | 交流定住政策(7/15) »
コメント