交流定住政策(7/15)
今年3月、浜松市は平成22年度から26年度を期間として、「中山間地域振興計画(山里いきいきプラン)」を策定しました。
まだ市のHPにアップされていませんので(遅すぎ!)、詳しくお伝えできませんが、大きく4つの「重点方針」と13の「施策」から構成されています。
1.地域の担い手をつくる(新しい地域の仕組みづくり)
①小規模、高齢化集落の維持
②交流定住の促進
③遊休施設の活用
2.安全安心な生活を守る(生活基盤の整備)
④地域の交通基盤の整備
⑤情報通信格差の是正
⑥飲料水の安定的な供給
⑦保健、医療、福祉の確保
⑧日常の消費生活の確保
3.地場産業を活かして地域を潤す(地場産業、地域資源の活用)
⑨農林業の高度化・特産品化とコミュニティビジネスの創出
⑩有害鳥獣対策の強化
⑪地産地消の推進
⑫中核商店街の活性化
4.地域の魅力を売り込む(活性化への挑戦)
⑬地域への誘客の促進
インフラ整備をはじめ、生活している人にとってはいずれも重要なテーマではありますが、「まち」の住民から見たときには、②と⑬が大きなカギだと思います。
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来月、会派で新潟県佐渡市に行く予定ですが、調査内容はまさにこの点です。
佐渡市は、人口6.4万人、面積855平方km、高齢化率約36%です(=佐渡島全体で1市)。
浜松市が計画で定めている中山間地域は、人口約4万人、面積1023平方km、高齢化率約36%と、地理上の特性は大きく異なりますが、これらのスペックは似ています。
そして佐渡市は「定住交流政策」にとっても積極的に取り組んでいます。下記をご参照ください。
浜松市の関連サイトと比較してください。
コンテンツの差に愕然とします。
調査を活かして浜松市の中山間地域振興に何とかお役に立ちたいと思います。
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なお佐渡市のサイトに「準市民」という制度があります。「佐渡に住んでいないけど応援しよう」という人のための制度で、1065人(件)の登録があるようです。
浜松にも「浜松サポーターズクラブ」がありますが、浜松在住者以外の登録者は約1000人ということです。人口は10倍以上いるのに「応援団」はほぼ同じ・・・。
シティプロモーションにはこうしたマンパワーが重要です。これも参考にしたいと思います。
【写真は「百古里庵(すがりあん)」。天竜区のおいしいお蕎麦屋さん。食も地域おこしの大切な要素です】
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