昨日、今日、浜松市議会は常任委員会を開催、私の担当する「文教消防委員会」は今日の午前中に終わりました。
報告案件が2件、「①ユネスコ創造都市ネットワーク加盟事業の進め方」、「②水窪射撃技術訓練センターの民間譲与」と、了承案件1件「③衛星地球局修繕修理に係る予算流用」でした。
①「ユネスコ…」は、音楽を活かした文化都市づくりを進めていくために、「…ネットワーク」に加盟しようというものです。
加盟都市は世界中で21都市。日本では「神戸市(デザイン)」「名古屋市(デザイン)」「金沢市(工芸)」の3都市が加盟しています。また、音楽分野の加盟都市は、「セビリア(スペイン)」「ボローニャ(イタリア)」「グラスゴー(イギリス)」「ヘント(ベルギー)」「ハルビン(中国)」の5都市となっています。
今日は発言しませんでしたが、正副委員長は事前説明を受けますので、その際、「行政目線」でなく「市民目線」で進めるよう意見を述べておきました。
今日の当局の説明でも「市政100周年の節目で意義ある事業だ」とか「世界から尊敬を集める」といった発言がありましたが、市民が求める「音楽の都」は決してそうではないと思います。委員会でも、私と同様の意見が出されましたが、市民参加による「音楽の都」づくりにつながるよう引き続きチェックします。
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②「水窪…」は、スポーツ施設として市が管理していた「射撃場」を有害鳥獣対策(ハンターの練習場)として使うために、民間に無償譲与するというものです。一定の資産を無償譲与する点や、譲与後の責任体制や将来的な費用負担など、まだ詰めなければいけない点がたくさんありますが、今日は「聞き置く」という結論でした。
③「衛星地球局…」と聞くと、ウルトラマンの世界を思い出しますが(失礼)、防災対策として衛星回線を使って映像を伝送するシステムのことです。この部品が壊れたため修理をするのですが、当初予算で計上していなかったため予算を流用し、至急(といっても4ヵ月かかるそうですが…)交換するというものです(1575万円)。
予算は「款・項・目・節」に分かれており、議会の議決は「款・項」までで「目・節」は執行部の裁量となっています。今回は「節」の流用ですが、9月に補正予算を組むため、浜松市のルール上、事前に了承を受けることにしたものです。
しかし、いざという時にこうした設備が使えないなんてことがないように、リスク管理をしないといけませんね…。
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なお、昨日の「建設委員会」では、新聞報道もありましたが、「市営駐車場の今後の計画」や「都市計画道路の見直し」など大きなテーマもありました。これについてはあらためて書きたいと思います。
また、今日の中日新聞にスッパ抜かれましたが(どこからリークされるんだろう…)、「医療センター」の経営健全化については、明日の「行財政改革推進特別委員会」で議論する予定です(なぜか「厚生保健委員会」は開催されませんでした)。
昨年、資産の含み損▲22億円が示された時点で、独法化はちょっと難しいな~とは思っていましたが、やはり…といったところです。他の自治体病院で独法化したところは、逆に「資産の含み益」を退職引当金や資本金に充当して開始貸借対照表を作成しています(事業をスタートしているということです)。
今後の課題は、経営体としての「医療公社」を、いかに研ぎ澄ませていくか…でしょうかね。明日の委員会までに課題を整理します。
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