市長のバランスシート(10/29)
3日間の決算審査が終わりました。
「政策・事業シート」をもとにチェックしようとしましたが、いかんせん量が多すぎて、「これは」と思った事業をピンポイントで調べる他ありませんでした。
その「政策・事業シート」も、意図を踏まえてしっかり作っている部局と、「やらされ感」だけでやっている部局がよくわかりました。来年度からは、常任委員会で決算審査をする方向で検討しており、全議員で分野ごとに集中的にチェックできると思います。
今回の決算では「新公会計制度」による分析がさらに進んでおり、「大福帳」の金銭管理から「グローバルスタンダード」への前進が図られています。今後のさらなる行財政改革に期待したいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ちょっとおこがましいですが、最終日の「総括質疑」の中で、図を使って、やすとも市長の財政運営を評価させていただきました。
解説は下記のブログをご覧ください(説明は20年度までです)。
平成21年度決算は87億円もの税収減の中でしたが、堅実な財政運営を実現し、こどもや孫の世代への負担はさらに減らすことができました。「こどもにツケを残さない」、やすとも市長の施政方針の表れです。私は高く評価します。
21年度は「投資的経費(いわゆる「公共投資」)が537億円と、中期財政計画で予定されていた投資額(550~600億円)よりも少なかったのですが、この点は、急激な景気悪化への対応ということで、私は是とします。
総市債残高は5291億円。平成17年度の5717億円からはずいぶん削減できました。中期財政計画で定めた「平成26年度末5000億円未満」を実現し、財政健全化のメドがついたら、その後は積極投資を進めていけばよいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日、初めて代表監査委員と意見交換しました。「内部統制」と「監査事務局」と「議会」の役割について、率直なお話を聞くことができました。
浜松には課題も多いですが、カイゼンの芽はいろんなところに芽生えています。
« 決算審査特別委員会(10/26) | トップページ | ユニバーサル社会(10/31) »
コメント