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環境自動車税(11/29)

Cimg6134 先日、「環境自動車税についてどう思うか?」と聞かれたので、自分なりの考え方をまとめてみました。いかがでしょうか?

「環境自動車税」の内容については総務省の原案をご覧ください。

★総務省のサイト

これに対する私見は次のとおりです。

○総論

 平成24年度までに車体課税の簡素化、グリーン化、負担の軽減等を行う方向で抜本的な見直しを検討することとなっている(税制改正大綱)が、今回案は「重量税」と「自動車税」を表面上まとめただけで、2つの課税標準(CO2排出量割と排気量割)を用いており簡素化とはいえない。

 また、道路特定財源だった自動車重量税(国税)は一般財源化により課税根拠を失っている。

 それらをベースにした環境自動車税は不合理。

○軽自動車について

 そもそも自動車工業会はじめ業界は、自動車にかかる税率は国際的に見て高すぎ、軽自動車の負担が国際水準であると考えている。したがって軽自動車の税負担を引き上げるのでなく、むしろ小型自動車を引き下げるべきである。

 軽自動車は省資源で低燃費、環境にやさしいクルマであり、軽自動車の税額を引き上げることは環境対策に逆行している。

 軽自動車は公共交通機関が未整備な地方の移動手段に欠かせない足であり、とりわけ農業や漁業、個人商店など零細事業者の移動手段として不可欠なことからも、税額を引き上げるべきではない。

なお、自動車関係諸税の問題については、下記のサイトに詳しく書かれています。

★JAFのサイト

★自動車税制改革フォーラムのサイト

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財政同様、環境問題についても「次世代にツケを残してはいけない」のは言うまでもありません。しかし政府内でも環境諸税について統一した見解が示されていない中、総務省から出された今回の提案は、少々唐突感があります。

一方で、総務大臣の片山善博さんは、鳥取県知事時代から“根回しナシ”のガチンコ政治を実践されていた方なので、「さもありなん」という気もします。

現時点で環境自動車税の導入議論は来年以降に先送りされたようですが、是は是、非は非で、真摯に国民の声に耳を傾けていただけるものと思っています。

写真は「スイフト・レンジエクステンダー」。今後はこのようにモーターで動くクルマが増えるんでしょうね。

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代表質問初日&金メダル(11/26)

Cimg4171 中国で行われている「アジア大会」で浜松ゆかりの2人が金メダルを獲得しました。

スズキアスリートクラブに所属する、やり投げ男子の村上幸史選手と女子の海老原有希選手です。

しかも村上選手は自己新を更新しての金、海老原選手は日本新での金です。浜松市民みんなでお祝いしたいですね~。

村上選手は日本選手団主将としての重責に見事応えてくれました。村上選手は見るからにデカイのですが、海老原選手はそう大きな体格ではなく、一見フツーの女の子です(167cmの私より小さい)。先日、ある集会で「メダルを取ってきます」と高らかに宣言していましたが、「有言実行」のすばらしいチャレンジでした。

また市役所に来てくれるのかな?楽しみにしています。

【写真は昨年の世界陸上銅メダルを持って浜松市役所に来てくれた村上選手】

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さて、マスコミ報道もされていますが、今日の市議会本会議で康友市長が再選出馬を正式表明しました。

既定路線ではありましたが、あらためて来期にかける市長の決意を聞くことができました。私が注目したいのは、これから策定するとした「新マニフェスト」。今後、地域主権時代のモデル都市を目指すとしましたが、基礎自治体のありようを早くうかがいたいものです。

また今日の答弁では、来年度の早い時期に「区組織のあり方」を提起するとしました。区の再編は次期4年間の最大のテーマになるのではないでしょうか。こちらも期待したいと思います。

さらに県西部圏域における「広域連携」についても踏み込んだ答弁がありました。基礎自治体である「市」と広域行政組織である「県」、そしてその中間に位置する「広域連携」のあり方については、私もさまざまな角度から検証していきたいと考えています。

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外国人のこどもの「不就学ゼロ作戦」についても決意が示されました。

私も昨年11月の代表質問で取り上げましたが、そのときは教育長からは満足な回答は得られませんでした。今回、市長の責任でやってくれるというので非常に頼もしく思いますが、実態調査や学校での支援体制など、課題は山積しています。

外国人であっても「浜松のこども」に変わりありません。こども第一主義を掲げる市長ならではの英断に敬意を表するとともに、実現に向けての施策の充実を求めます。

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質問者一覧(11/24)

浜松市議会は26、29、30日の3日間、市政に対する代表質問、一般質問を行います。質問者と質問事項が公開されましたのでご紹介します。

★浜松市議会のサイト

質問事項の中には、来年4月の改選を控え注目されるやすとも市長の去就について、「4年間の総括」と「来期への決意」を聞く質問もありますので答弁が楽しみです。

市民クラブからは、26(金)14時頃から 丸井通晴 議員、29(月)15時頃から 袴田修司 議員が質問に立ちます。

丸井議員は都市間外交や多文化共生、教育、コンプライアンスなど、また袴田議員は雇用政策や資産経営、PPP(公民連携)などを質します。多数の傍聴をお待ちしています。

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最近、今回の議案の「第2次総合計画 都市経営戦略(案)」を見ています。

市民をまじえた策定委員会で議論を重ねてきているので、方向性や文言については異論はないのですが、以前から指摘しているとおり、分野別計画の目標設定が “大甘” です。

この目標値は、毎年の「戦略計画」の目標となりますが、“行政マネジメントの核” であるこの数字が、しっかりと議論を重ねて決められたものなのか、いささか疑問を感じています。

決算審査でチェックした「戦略計画2009評価レポート」では、19~21年度の都市経営戦略の目標と達成状況が示されていますが、進捗管理が全くと言ってよいほどできていません。

結果として、「これまでやってきたことを、これまでと同じようにやる」ことにならないか、懸念しています。

「マニフェスト」のようにわかりやすく具体的なマネジメントツールがある一方、浜松市の「総合計画」は非常に総花的で、本当にやる(やれる)のかと思ってしまいます。「総合計画」のあり方を見直すべきではないか・・・とも思います。

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Epo写真はEPO(エポ)。

大学時代のセカンドバイク(1stバイクはGSX750E)。リア加重のせいか、ポンポンフロントアップする楽しいバイクでした。

スズキ歴史館でご覧ください。

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11月定例会開会(11/18)

Xn85 11月定例会が開会されました。

今日は先に行われた平成21年度決算の認定と、議案提案が行われました。

決算審査についてはとにかく遅すぎますよね。民間企業だと、3月末決算ならば5月には決算報告が出され、6月には株主総会が行われます。

出納整理期間など制度上の課題がありますが、スピーディな事業改善のためには、スピーディな決算審査が必要です。他の自治体では9月定例会で決算審査を行っているところもたくさんあります。

浜松市でも昨年度「行政経営基幹システム」が導入されましたので、少しでも早く行われることを期待します。

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提案された議案の特徴を報告します。

一般会計の補正予算は約43億円。

大きなものは「生活保護費」の増加です。16億円を追加補正し、当初予算の88億円から104億円となります。

余談ですが、大阪市の生活保護費は、浜松市の一般会計総額に相当する約2800億円となっており、もはや1地方自治体ではどうにもならない状況です。ナショナルミニマムとしての生活保護制度の見直しが不可欠です。

また大きなものとして「消防指令管制システム」の再構築に11億円を投資します。防災対策は必要不可欠ですが、おカネもかかるんですね。

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この他、過疎地域自立促進特別措置法(過疎法)の改正にともない、過疎対策事業のうちソフト事業についても起債が可能になったことから、1.5億円弱を基金に積み立て、事業を行うこととしています。中山間地域の振興に資するべく有効に使いたいものですが、借金は借金なので安易な起債には注意が必要です。

また、待機児童対策として、来年度(平成23年4月)から、「認証保育所」に通う3歳未満の子どもに対し、月額2万円を助成する制度も盛り込まれました。

この手法なら「こども手当」の一律給付とは異なり、対象者が限定されているので、バラマキにはあたりません。さまざまな理由で「認可保育所」に入所できない家庭には朗報です。

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予算以外の議案の特徴点は・・・、

条例では、平成23年4月の北部清掃工場の休止に伴う「有玉荘」の廃止、課題となっている市営駐車場の経営改善策として「万年橋駐車場」の廃止(民間への貸付を視野)、「博物館」の再編整理などが提案されています。

また、「第2次浜松市総合計画」の「基本構想」、「都市経営戦略」も提案されています。

「都市経営戦略」は従来は議決事項ではありませんでしたが、平成20年度に条例を制定し議決事項にしました。PDCAサイクルの核となるべき計画ですが、いささか不満があります。この点については、後日、あらためて書きたいと思います。

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写真は「XN85」、650ccターボエンジンを搭載。スズキ歴史館でご覧ください。最近バイクネタがないので写真だけでも・・・。

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音楽の都の基盤づくり(11/16)

Koh20101116 写真はアクトシティ中ホール。入野中学校の合唱コンクールのワンシーンです。

「火伏せの集い」と名づけられたこのイベント、3年に1回、アクトシティで行われています。今日は午前中の1・2年生には行けませんでしたが、午後の3年生の演奏を聴くことができました。

クラスごとの合唱、吹奏楽部の演奏、そして生徒全員によるフィナーレ(「キセキ」の合唱)と、ホールに響くハーモニーに思わず「感動」でした。

多感な中学生時代に、こうしたすばらしいホールで自分たちのハーモニーを味わえるのは、まさに「音楽の都・浜松」ならではですよね。

Cimg6327(吹奏楽部の演奏に「福市長」が乱入!?)

浜松市では、市内の全中学校が、3年に1回(生徒在校中に1回)、ホールで演奏できるよう会場費や交通費を支援しています。

入野中学校では、中学校の体育館や「はまホール」「アクトシティ」でコンクールを行っていますが、ウラを返せば3年に2回は学校独自に負担しているということです。

先月の決算審査特別委員会で、この事業をもっと拡充しても良いのではないか、との発言がありました。

同感ですね~。「音楽の都」の基盤は、こうした感動を味わえる場をつくることから始まると思います。

20061119_2333下の写真は私の大学時代のワンショット(東京文化会館)。

よく体育会系に見られるのですが実は合唱部です。前列で一番女性に近いのが私。テノールのパートリーダーだったんですよ。

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基礎自治体と広域行政(11/14)

Cimg6103_2 先日、マスコミ報道もあったことから、多くのみなさんから激励をいただいています。心から感謝します。

私はいくつかの課題認識を持っていますが、特に「県と市の役割分担」について取り組みたいと思っています。

「医療保険」、「都市計画」、「幼稚園と保育所」、「交通安全」、「教育」、「類似施設」、「第三セクターや出資出捐団体」etc・・・。浜松は政令市になって権限委譲されましたが、いまだに市単独では解決できないさまざまな政策課題があります。

たとえば、大阪府と大阪市の間で、侃々諤々の議論が行われていますが、右肩上がりの成長が終わった今、こうした議論は不可欠です。

★大阪「市」のサイト(地域主権確立に向けて)

★大阪「府」のサイト(「橋下知事の主張」をご覧ください)

「広域行政」は何をやるべきか、また「基礎自治体」は何をやるべきか、答はまだ出ていません。

しかし「事業仕分け」でも指摘されているように、「必要か不要か?」、「行政か民間か?」、「県か市か?」を見極めることは、行政の効率化と住民サービスの向上のために重要です。

民間企業の目線、政令市の議員経験、そして「浜松改革」に取り組んだ経験を活かし、県市にまたがるさまざまな事業をチェックし、将来にわたって安心して暮らせる静岡県をめざして取り組みたいと思います。

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またあわせて、「県と市の議員間連携」も大切だと感じています。

静岡県知事と浜松市長、静岡市長は「サミット」と称し、意見交換を行っていますが、一方、二元代表制の一翼を担う議会の連携は、ほとんどないように思われます。

私が政党に属していないこともあるかもしれませんが、この3年半、県議会議員と政策で話し合ったことは、ごくわずかでした。

政策連携についても、これまで培ってきた市議会議員の経験や仲間との連携を活かせるようにしたいと思います。

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写真は江戸時代の浜松。当時の幕藩体制から明治維新を経て今に至っています。地域主権改革の中、これからの地方自治の新しい姿を考えていかねばなりませんね。

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働く者からみた政策課題(11/9)

Cimg6309会派「市民クラブ」は定例会開催前に、連合浜松地協、浜北北遠地協との定期協議を行っています。

今日は、11月定例会の開会を18日に控え、市役所1階の「チャレンジドショップわ」のドライカレーを食べながらランチミーティングを行いました。

意見交換では、新卒者の就労、外国人児童への教育、待機児童など生活者を取り巻く課題のほか、公民連携(PPP)など幅広いテーマについて話し合いました。

こうした意見交換を通してうかがった意見を、本会議や委員会でとりあげることにより、額に汗してまじめに働く人の政策実現に向け、「市民クラブ」は取り組んでいきます。

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イベントの秋(11/8)

Cimg6297この写真は、土曜日にガーデンパークで開催された「浜松地区中学校駅伝競争大会」。男子のスタートシーンです。

浜松市、湖西市の51校が参加し「熱い走り」を見せてくれました。

「駅伝」ってホントに魅力がありますよね。たすきに想いを託して仲間につないでいく・・・、どのチームからも一所懸命さが伝わってきて、なかなかの感動モノでした。

日曜日は県内の高校生の大会や、大学駅伝もありましたが、これからのシーズン、ワクワクドキドキさせてくれますね。

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20101107_1017_0001 次の写真は、日曜日に入野公民館で行われた「福祉まつり」。入野地区社会福祉協議会の設立15周年を記念し、盛大に開催されました。

入野地区社協は、その活動が認められ、このほど全国表彰を受けました。

「自分たちの地域は自分たちで守っていこう」という地域のみなさんの熱い想いに支えられているこの活動。こうした「ご近所の底力」がこれまでの日本を支えてきたんですよね~。次の世代にしっかりと受け継いでいきたいものです。

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Sanarucup 最後は「さなるチャレンジカップ」。「さなるスポーツ少年団サッカー部」と「佐鳴台サッカー少年団」さんの共催で、雄踏町にある亀崎グラウンドで土日の2日間かけて行われました。

16チームで行われたこの大会、浜松近郊だけでなく、伊豆の国市や長岡京市(京都府)からも参加してくださいました。決勝戦は延長~PK戦の熱い戦いで、思わず感動・・・でした。

我が家の長男、二男も「さなるサッカー」のお世話になり、長男のときは県大会進出、二男のときは惜しくもあと1勝に泣き県大会を逃しましたが、親子ともどもイイ思い出を作ってくれました。

何か恩返しができればと、今も団のお手伝いをしています(もっぱら飲み会要員ですが・・・^^;)。

いろんな人の「熱い想い」を感じた週末でした。

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ふれあい広場 in ガーデンパーク(11/3)

Cimg6283写真は、浜名湖ガーデンパークで行われた「浜松ワルシャワジュニアフェスティバル」のワンシーン。

浜松市社会福祉協議会 西地区センターさん等が主催する「ふれあい広場」と同時開催されていました。

今年はショパン生誕200年、音楽文化友好交流協定締結20周年記念事業として、浜松市とワルシャワ市(ポーランド)の間でさまざまな交流事業が行われています。

今日のガーデンパーク屋外ステージは大勢の観客でにぎわっていました。“音楽の都”として、市民みんなが音楽・文化に親しめる環境を作りたいですね。

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Cimg6276 この写真は、「ふれあい広場」での入野地区社会福祉協議会さんのブース。「きなこ飴」と「じゃがもち」が人気。写真に書いてある「地産地消 食育レシピ」も好評でした。

入野地区では、11/7(日)、入野公民館で「福祉まつり」が開催されます。これも地区社協さんのご尽力によるものです。

地域コミュニティを支える地区社協さんの活動、みなさんも関心を持ってくださいね。

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だっこでギュッ!(11/2)

Prepmama_prepapa_2 入野中学校で「プレママ プレパパ だっこでギュッ!」が行われました。

中学3年生を対象にしたこの活動、赤ちゃんとふれあうことにより、「命の大切さ」や「親子のかかわり」などを感じてもらう入中の恒例行事です。

私も数年前から参加していますが、イタズラ小僧が目をキラキラさせて赤ちゃんをあやしている姿を見ると、こどもたちの真のすがた(素直な心)が感じられ、いじめや不登校など今の学校を取り巻く殺伐とした課題がウソのように思えてきます。

こうした取り組みが学校教育の場を変えていくんじゃないか・・・そんな気がします。

みなさんの学校、PTAでも取り上げてみませんか?

★ふわっとさんの紹介(浜松市西区つなぐひと人マップ)

★2年前の記事(PTA会長として運営に携わりました)

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後援会だより11月号(11/2)

後援会だより11月号を作りました。内容は決算審査に関するものです。

われながら、ちょっとカタイなぁ・・・。

★後援会だより11月号(PDF)

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