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やすともマニフェスト(1/31)

Cimg6532 やすとも市長の新マニフェストが公表されました。

4年前の「7つの挑戦」の実施報告では「約75%を実施」と自己評価。私も「こども第一主義」をはじめ「スピードある行財政改革」などは高く評価しています。

それを踏まえ、新たなマニフェストでは「3つの目標」、「8つの戦略」を取り上げました。

前回のマニフェストに比べていささか総花的ですが、現職なので市政全般について触れる必要があるんでしょう。また「総合計画」とも整合をとっています。同じ人物がつくっているので当然といえば当然ですね。

区の再編など関心事もありますが、今日は概要報告とし、細目については今後触れていきます。

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★3つの目標 (全文を記載)

やります!人財(ひと)づくり

産業文化の活性化を始め、ユニバーサル社会、多文化共生社会の実現、中山間地域の振興など、豊かな地域社会の形成に向けて、創造性あふれる市民が主体的に行動し、持続的に活躍できる環境整備を行い、浜松の未来の担い手となる人材の育成や地域資源の活用を積極的に推進します。

やります!産業(もの)づくり

ものづくり産業が未来を拓く創造的な活動と技術革新に果敢に挑戦し、新たな技術や人材、産業が創出されるよう支援します。また、農林水産業の分野においても、経営力向上を強く推進し、本市の産地力を強化します。

やります!文化(こと)づくり

音楽、美術、文芸、伝統芸能などの多様な文化芸術を基盤に、創造性豊かな人材が交流し、新たな発想が生まれ育つ環境をつくり、市民が主役となって文化を創造し発展させる都市を目指します。

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★8つの戦略 (項目のみ抜粋)

☆地元産業の活性化を進めます

 ○新産業の創造、育成

 ○総合的な産業支援体制の充実

 ○トップセールスによる企業誘致の推進

 ○次代につなぐ農林水産業への支援

☆こども第一主義を進めます

 ○待機児童ゼロ作戦

 ○子どもの活動の場の確保

 ○発達障がいのある子どもの支援体制の強化

 ○30人学級の実現

 ○子どもの能力を小中一貫教育の推進

 ○外国人の子どもの不就学ゼロ作戦

 ○子どもと高齢者のふれあいの場

☆安全と安心を人から人へとつなげます

 ○地域力支援事業の充実

 ○福祉入所施設の充実

 ○地元で介護が受けられる地域密着型サービス施設の充実

 ○市民協働の拠点施設の整備

 ○自治会活動の充実

 ○防災・減災の地域力向上

 ○防犯の地域力向上

 ○交通安全対策の推進

 ○消防施設の整備

☆地球にやさしい持続可能な社会を実現します

 ○公共施設や住宅等における省エネルギー対策の推進

 ○新エネルギーの導入促進

 ○ごみ削減対策

 ○生物多様性保全対策の推進

 ○環境教育の推進

 ○浜名湖や佐鳴湖の水質改善対策

☆住みやすさナンバーワンのまちづくりを進めます

 ○JR浜松駅前広場を中心とした回遊空間の整備

 ○都心の都市機能の強化

 ○「幸せを実感する山里暮らし」の実現

 ○公共交通の確保

 ○公共事業の重点化

 ○中山間地の生活交通の充実

☆いきがいが実感できる健康づくりを進めます

 ○生きがいづくり

 ○子どもと高齢者のふれあいの場(再掲)

 ○医療の充実

 ○体力・健康づくりの推進

 ○生涯スポーツの推進

☆文化や自然を生かし、活力あふれるまちをつくります

 ○多文化共生社会の推進

 ○地域資源を活用した観光交流の推進

 ○フラワーパーク、フルーツパークの再生

 ○ユニバーサルデザイン社会の実現

 ○「音楽の都」の推進

 ○文化活動の拠点施設の整備

 ○民俗芸能など伝統文化の保存と継承

 ○浜松城公園の再生

☆行革を進め、自立した市政運営を行います

 ○市民協働によるまちづくり

 ○自立した行財政運営

 ○戦略計画を核とした経営の仕組み(総合計画の推進)

 ○機能的な本庁、身近な区役所

 ○広域連携

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浜松城公園(1/26)

Copy06603 いささか古新聞ですが、1/12に行われた「建設委員会」で「浜松城公園歴史ゾーン整備基本計画」が報告されました。

2/11に行われる「市民フォーラム」で公表される予定ですが、ちょっとだけ報告します。

誤解されるといけませんが、今回は「歴史ゾーン」という限られたエリアの計画であり、浜松城公園全体の計画ではありません。美術館や小中一貫校、天守閣の再建などは今後の議論となります。

期間は平成23年度から平成32年度の10ヵ年。今回の案では、「天守門」「富士見櫓(やぐら)」の復元整備や、「南エントランスゾーン」の整備が計画されています。

私も熊本城や和歌山城の復元整備を視察してきましたが、やっと浜松城も手がつきそうです。

★熊本城整備計画(2010.1.29ブログ)

★和歌山城整備計画(メルマガ2009.2月号)

一方、10ヵ年計画にかかるおカネは、23年度に予定している「実施設計」をしないとわからないようです。

熊本や和歌山では市内外の有志による寄付を募っていましたが、いろんなカタチで歳入を確保する必要がありそうです(ちなみに「天守門」だけで2億円程度といわれています)。

中心市街地の空洞化が言われて久しいですが、商業だけに頼らず、歴史や文化が香る街にしたいものですね。

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行政マネジメント改革(1/21)

20100121 東京で行われた日本生産性本部主催の「自治体トップフォーラム」に参加しました。テーマは「地域主権時代の『新しい公共』と変わる自治体マネジメント」。

昨年は一参加者でしたが、今年は30分の時間をいただき「民間の目線で見た行政マネジメントの課題と議会の役割」についてお話させていただきました。

その後行われたパネルディスカッションでは、行政マネジメント改革にいち早く着手した元三重県知事の北川正恭さんや、キラリと光るまちづくりで有名な長野県小布施町長の市村良三さんとともにパネル討論を行いました(写真左端が私)。

打診を受けたときは、分不相応とも思いましたが、何事も経験と受けさせていただきました。いずれにしろ身の丈以上のことはできないとわかってますので、思ったままに発言させていただきました。

私の発言趣旨は「PDCAサイクル」における行政マネジメントの弱点です。「計画(戦略)」の策定、「実行(展開)」のしくみ、「評価(チェック)」の手法など、民間企業との比較をとおしてお話させていただきました。

「マネジメント改革」はいつも考えていることですが、30分にまとめてエッセンスをお伝えすべく準備をしましたので、ここ数日はちょっとハードでした。おかげで整理することができましたが、詳細はとても書ききれませんので、あらためて何らかの方法でお伝えしたいと思います。

小布施町長さんの講演では、「新しい公共」の担い手としての企業の役割について考えさせられました。小布施町はとても雰囲気のあるまちですが、またあらためて行ってみたいと思いました。

北川さんの講演では、業務改善の実践として「選挙の開票業務のスピード化」による意識改革を取り上げていました。長野県小諸市では開票をわずか17分で終えたとのこと。ちょっと興味ありますね。

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国会と地方議会(1/16)

国政と地方政治を考える際の象徴的な動きが報道されています。

ブログでも何度か書いていますが、国政と地方政治の違いは、国政は「議院内閣制」、地方政治は「二元代表制」ということです。

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国政は衆議院で多数を占める政党の党首が総理大臣になります。国民は総理大臣を直接選ぶことはできません。これを「議院内閣制」といいます。

そのため「議院内閣制」では、与党vs野党の構図が鮮明になります。

現在、民主党は参議院の議席数が過半数に満たないため、「ねじれ」が生じています。政権運営安定のために、民主党は他の政党に連立を持ちかけていますが、なかなかうまくいきません。今回、与謝野氏を入閣させましたが、政権基盤はあいかわらず脆弱です。

これは「議院内閣制」の宿命であり、国民不在の足の引っ張り合いでなく、国家の将来を見据えた政策論争を衆参両院でおこない、各政党による「善政競争」に期待したいものです。

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一方、地方政治は、「首長」を直接選挙で選ぶことができます。「首長」と「議員」がともに直接選挙で選ばれることから、地方政治は「二元代表制」といわれます。

今日、鹿児島県阿久根市で市長選挙が行われました。

「二元代表制」を無視し専制政治(専決処分の連発)をおこなっていた前市長が敗北したようです。

もちろん、議会(議員)にも反省すべきことは多々あるでしょう。行政(市職員)も同様です。しかし専制政治を認めることはできないという市民意識の表れだったのだと思います。

私は、地方議会の役割は、首長のカウンターパートとして、是々非々で対応することと考えます。

その際、国政との関係はどうあるべきか・・・。

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先日、「新内閣に関して、静岡県議選の民主党公認、推薦候補予定者の声を聞きたい」という取材を受けました。

私は労組で活動してきた経緯から、民主党系会派で活動をしていますが、党籍は持ってません(「無所属」です)。

官房長官の交代や与謝野氏の入閣などについてのコメントを求められましたが、「党員ではないのでコメントする立場にはない」と答えました。

その上で、地方議員ではやりたくてもできない「通貨政策(為替)」や「外交防衛」、そして地方議員として強く望んでいる「地域主権改革」を求めました。

大切なことは「誰がやっているか」ではなく、「何をやっているのか」だと思います。

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春を待つ(1/15 )

春を待つ(1/15<br />
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白梅を発見。寒い中にも春の息吹ですね。

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金銀装円頭大刀(1/13)

Cimg64911 「金銀装円頭大刀(きんぎんそう えんとう たち)」が、今日の「文教消防委員会」にお目見えしました。

柄(つか)は、楓(かえで)属の木材に彫刻を施し、金や銀の板を押しあてて模様を立体的に表現しています(金色の部分は金、黒い部分が銀。クリックすると拡大します。ぜひご覧ください)。

「大刀(たち)」は見なれない漢字ですが、古墳時代の太刀(たち)をこのように表記するようです。

Cimg64891_2全長79.5cmのこの大刀、6世紀前半に朝鮮半島で製作された可能性が高く、このような技法で双龍文が表現された円頭大刀は国内唯一とのこと。将来的には、県や国の指定も受けられそうな逸品です。

出土したのは中区森田町の「鳥居松遺跡」。伊場遺跡からほど近いこの地には、かつて川が流れており、儀礼の一部として装飾大刀を沈めたものと思われます(「千と千尋の神隠し」の「ハク」を思い出します)。

浜松市博物館は現在改装中ですが、3/19のリニューアルオープン以降、博物館の目玉のひとつになるのではないでしょうか。

写真は委員会終了後に撮影させていただきましたが、今後はこんなに間近で見られることはまずないんでしょうね・・・。考古学者を夢見ていた子どもの頃の感動がよみがえりました。

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今日の委員会では、このほか、平成23年度から26年度の「第2次浜松市教育総合計画(案)」、「舞阪文化センター廃止計画」などが審議されました。

「教育総合計画」は多くの人に見てもらいたいと思います。

「舞阪文化センター」は3年計画で機能の一部をお隣の「地域自治センター(旧舞阪町舎)」に移転します。「地域自治センター」は空きスペースも多いことから、既存施設の有効活用となります。

また施設の統廃合計画は、今後、さらに進みます。既存施設の有効活用と全体最適が肝要です。

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清掃公社(1/12)

本日開催された「行財政改革推進特別委員会」で「浜松市清掃公社」の給与改定について報告がありました。

「清掃公社」は旧浜松市内のし尿処理などを行っている外郭団体(市出資比率88.8%)ですが、行革審から「市を上回る給与や手当の支給、無競争による事業独占」などの指摘を受け、民営化を含めた経営改革を求められていました。

今回、このうちの給与や手当改定の報告となったわけですが、どうも釈然としない内容でした。

改定の主な内容は・・・、

①給料表 1月から市に準じる

②扶養手当 4月から市に準拠 

③通勤手当 4月から市に準拠

④住居手当 4月から市に準拠

⑤役職手当 課長補佐以上を市の管理職手当と同額、主幹・係長・班長手当の廃止

⑥期末手当 23年度から市に準拠

⑦年末手当 23年度から廃止

⑧特殊勤務手当 市に準拠した内容に向けて継続協議

というものです。

①については、給料表自体は現行水準よりも4.8%下回るのですが、“現給保障”をするため、個々人の給与は減りません。したがって、今後数年賃上げがない職員がいますが、市職員よりも高い給与水準が続くことになります。

②は、配偶者は13,500円→13,000円のマイナスですが、2人目は6,000円→6,500円、3人目以降は5,000円→6,500円に増額改定です。

③は、具体例では、2km未満 2,000円→0円、5km 7,300円→4,100円、10km 11,800円→6,500円などと適正化されますが、2年間の経過措置(段階的な減額)が取られます。

④は、持家の職員は 6,200円→0円ですが、やはり経過措置アリ。⑤で手当廃止となる職員も経過措置つきです。

⑥は、簡単にいえばボーナスですが、平成22年度の市の月数が3.9でしたが、公社は4.5ヵ月でした。

⑦ 昔、公務員には年3回ボーナスがあったと聞いたことがありますが、まだそんな手当を支給していたんでしょうか。ちなみに平成19年度に私がいただいた「清掃公社職員給与規程」には「年末手当」という項目はありませんでした。支給していたとすれば、規程外の手当ということになるのではないでしょうか。

⑧は休日勤務手当、深夜勤務手当など、市では廃止されている手当について、継続協議するということです。

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行革審などの指摘を受けて、すでに5年近くが経過しています。そのうえで経過措置をとり、さらに継続協議を続けるとしながらも、今日の報告では「方針どおりの給与改定をおこなったので民営化はせず“一般財団法人”への移行を進める」としていましたが、いささか甘いのではないかと思います。

中山間地域のし尿収集業務に比べ、経費がかからない中で事業運営している「清掃公社」。黒字が出るのは当たり前で、行革審からは「民業圧迫」との意見も出されていました。

私は、もう市議会での審議には関われないかもしれませんが、引き続き「清掃公社」のあり方についてはウォッチします。

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流通元町図書館(1/6)

20110106_1025 東区役所の隣にある「総合産業展示館 北館」に、市内で23番目になる「流通元町図書館」が開館。

子ども向けの蔵書が充実しています。また「俳句」に関するコーナーも充実しており、私もしばし書を片手に楽しませていただきました。

蔵書が少なく規模が小さいとの声もありますが、既存の施設をうまく活用したこの図書館、「ファシリティマネジメント」の一環ともいえます。

財源がない中での施設の有効活用と市民サービスの向上。今後、こうした事例はますます増えていくでしょう。

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歳入の確保(1/5)

Cimg6468先月から今月にかけて、何度か鈴鹿市役所へ行きました。窓口職員さんの笑顔での対応が好印象でした。(余談ですが、庁舎はちょっと豪華すぎ・・・)

一方、浜松で先日聞いた話。

某窓口で手続きを待っている間のこと。窓口職員とその上司とおぼわしき人が談笑を始め、その間待たされ続け、書類が交付されたのは、ひとしきり談笑が終わった後だったとのこと。

どのような理由があるにせよ、「お客様第一主義」ということを理解していない職員がまだいるようですね。注意喚起したいと思います。

写真は鈴鹿市でもらった封筒です。

折も折、年末年始の課題図書として下記の本を読んだところでした。

歳入確保は「広告収入」だけではありませんが、わかり易い事例です。本書では浜松市のバランスシートも取り上げており、参考になる部分もありました。

職員も議員も(失礼)使う方には熱心なのですが、「歳入」となると無頓着な方が多い気がします。浜松市の決算審査では「歳入」の審査はほとんどありません。以前傍聴に行った兵庫県川西市ではしっかり審議していました。

今後公表される予定の「中期財政計画」の歳入見込みがどうなっているか、私の大きな関心事です。

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後援会だより1月号(1/2)

後援会だより1月号をアップします。

今月は、今年度の政務調査研究で積み残しとなっている「行政マネジメント改革」について勉強の予定です。こうした手法は市政だけでなく県政でも通用すると思います。

あわただしい中ではありますが、しっかり教わってきて、結果を出していきます。

★後援会だより1月号(PDF)

なお「メルマガ1月号」は後援会事務局の仕事始めの日(1/6)に発行予定です。よろしくお願いします。

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佐鳴湖にかかる霓(1/1)

Cimg6462今朝、佐鳴湖南岸で入野地区自主防災隊の出初式が行われました。寒風の中でしたが、好天に恵まれ、一斉放水では見事な虹がかかりました。

タイトルの「霓(げい)」は虹のこと。雨かんむりに児の旧字体を書きます。雨が生みだす子どもってことなんですかね。

混迷を続ける社会情勢ですが、昨夜の「歓喜の歌」に続き、希望を感じさせる力強い一斉放水でした。

Cimg6463放水が続く中、右端からできた霓が徐々に円を描いていき、やがてアーチ状に。

おおっ・・・と思った瞬間、西風にあおられた佐鳴湖の水をまともにかぶってしまいました(^^;)

霓・虹は古来から「竜」を表すと言われています。ご利益ありますように・・・。

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