治水と利水(5/16)
浜松市議会は初議会だったようですね。一緒に仕事していた二橋雅夫さんが副議長になられたとのこと。積極的に議会改革に取り組んでいただきたいものです。
県議会は20日(金)の初議会を前に議論が行われていますが、私は黙々とお勉強です。
午前中は浜松市中区の「静岡県西部農林事務所」で事業ヒアリング。この地域における事業概要をうかがいました。
市議会議員の頃から「6次産業化」、「基盤整備事業」、「中山間地域振興」には関心がありましたが、農林水産事業はまだ県に負っているものが多く、さらに調査研究を進めます。
課題はさまざまありますが、私が注目している事業の一つに「土地改良事業」、とりわけ「利水事業」があります。
これは農業だけでなく幅広い分野に関わっていますが、たとえば浜松市内では「三方原用水」の老朽化が懸念されています。
「三方原用水」は、天竜川の「秋葉ダム」から「農業用水」「工業用水」「上水道」として取水しているもので、昭和35年、国営事業として着手され、昭和45年に完成しました。すでに40年以上が経過しており、老朽更新や長寿命化が大きな課題となっています。
私たちの生活に不可欠なインフラの中には、更新時期を迎えているものがたくさんあります。財政が厳しい中、本当に必要なインフラの優先づけをしっかりやっていかねばなりません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨日、大井川水系のダムに行きました。写真は「長島ダム」。平成14年に完成した国土交通省直轄のダム(特定多目的ダム)です。
過日も「太田川ダム」に行きました。ともに新しいのでキレイではありますが、「治水・利水」の点ではいろいろ課題もあるとか・・・。
ダムには「治水・利水」のほか、最近話題の「発電」目的のものもありますが、老朽化が進む中、課題が山積しています。
浜松市議の時も、とにかく「現場・現実・現物」を見ることからスタートしましたが、これからは県下全域を網羅して、三現主義で取り組みます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
余談ですが天竜川水系には4つのダムがあるのをご存知ですか?
下流からの「船明(ふなぎら)ダム」、「秋葉ダム」、「佐久間ダム」まではご存知の方が多いのですが、実はもう一つ「水窪ダム」があります。
「水窪ダム」は天竜川の支流「水窪川」水系にある「ロックフィルダム」です。天竜スーパー林道で行くことができます。
深い山中ではありますが、これから緑豊かなシーズンになりますので、足を運んでみてはいかがでしょうか(路面状況や落石にはくれぐれもご注意ください)。
« ケータイ安全教室(5/14) | トップページ | 静岡県庁(5/18) »
コメント