今日のお昼ごはんは「つぶ食 いしもと」さんへ。
水窪町にあるこのお店は、以前から一度行きたいと思っていたところ。8年前に開業した、知る人ぞ知る、“雑穀”をおいしく食べさせてくれるお店です。
浜松からR152号線をひたすら北上し、水窪商店街に入る信号交差点を山住神社(天竜スーパー林道)方面に右折。
JR飯田線の踏切を超え少し行き、水窪中学校の先を左折すると風情のある暖簾がお出迎え。
うぐいすの啼き声が響く中、暖簾をくぐると、築100年以上(と書いてあるパンフレットがありました)の落ち着いた雰囲気のお座敷。
完全予約制の「いしもと」さん、今日は私たちだけでしたが、昨日は35人の団体さんがいたそうです(この雰囲気からは想像できない・・・^^;)。
待つこと数分。予約してあった2000円のコースが出てきました。素朴な中に味わいのあるメニューでした。
写真①
“きび”ご飯は、女房が止めるにもかかわらず、お代わりしてしまう美味しさ(たぶん太らないよね・・・^^;)。4杯お代わりした学生さんもいたとか。
サラダは“もち粟”ドレッシングがかかっていました。不思議な食感。
太めの糸こんにゃく胡桃あえは、味わいも歯ごたえもしっかり。
写真②
まん中の“もろこし”のハンバーグと春巻は穀類とは思えない食感。
“ひえ”のフライ(三角)は白身魚のような味わい。
“きび”とじゃがいものコロッケ(丸)は口の中でふんわりとろけます。
これらの味付けは塩だけだそうですが、信じられないほどの味わいでした。
山菜のてんぷらは季節に合わせてくれるそうです。春先がおいしそうですね(山菜の名前は聞いたけど忘れてしまいました・・・^^;)。

写真③
まん中のこんにゃくには海苔を練りこんであります。
左は “ひえ”のケーキ。デザートもできるんですね。
“ふき”とじゃがいももおいしくいただきました。写真を撮り忘れましたが、このあと“こきび”のおはぎもいただきました。
なお、雑穀の名前はうろ覚えなので、間違っていたらごめんなさい。お米に“うるち”と“もち”があるように、雑穀にもあるんですって(深いなぁ・・・)。
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食事の後、店主の石本静子さんとお話しさせていただきました。
日本人は昔から雑穀を食べてきましたが、“ひえ”などは今では希少品になっており、スローフードブームではありますが、市販の五穀米や十穀米に国内産は少ないのでは・・・とのお話でした。
また食事だけでなく、「いしもと」さんでは、11月に「こんにゃく作り体験」もおこなっているとのこと。いろんな魅力発信に取り組んでいるようです。大学生のお孫さんが、将来“つぶ食”による地域おこしを夢見ていることなども伺いました。
市議会議員の時から、中山間地域振興は政策テーマの一つでした。「農家レストラン」や「農家民宿」など、スローライフへのニーズは、今後、高まってくるのではないでしょうか。
今日も、道々にあるグリーンツーリズム関連施設を見てきましたが、受皿さえあれば、天竜区の魅力はもっともっとPRでき、交流人口アップは可能です。
行政のPRもまだまだ課題がありそうです。携わるフィールドは広くなりましたが、引き続き、中山間地域の魅力発信に努めていきたいと思います。
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★つぶ食とは(静岡県のサイト)
「つぶ食 いしもと」
浜松市天竜区水窪町地頭方389
053-987-0411
営業時間 12時~14時
完全予約制、多人数の場合はお早めに(2人なら前日でもOK)
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