行政マネジメント(7/7)
議会開会中ではありますが、審議が一段落したので研修で東京へ。
「自治体トップマネジメントセミナー」で元三重県知事の北川正恭さん、前多治見市長の西寺雅也さんのお話を聞きました。
今回のメインテーマは「総合計画のあり方」。
行政にはヤマのように計画がありますが、失礼ながらそのほとんどは「絵に描いた餅」です。ましてや「総合計画」は基本中の基本ですが、「あってもなくても同じ」という評価もあります。
加えて、「PDCAサイクル」という言葉も日常茶飯で使われていますが、実態としてほとんど機能していません。これを何とかしなくては…という趣旨のセミナーです。
4月の地方自治法改正で、市町村の総合計画基本構想の義務化が緩和されました。これは「作らなくてもよい」ということではなく、「国の関与をなくす」という地域主権の考え方によるものです。
総務大臣の片山善博さんは、鳥取県知事時代「総合計画」をやめたそうです(都道府県はそもそも義務化されていません)。マネジメント手法に王道はありません。自治体にあった仕組みを作ることが大切です。
浜松市議会時代、民間企業での経験を活かして、市のマネジメントシステムを比較研究しましたが、最終的な成果を出す前に “くら替え” となりました。
静岡県は、前知事時代、いち早くNPM(New Pablic Management)を導入しましたが、組織は徐々に陳腐化していくものです。今はまだ勉強する事ばかりでなかなか時間がないのですが、今後、県の行政システムをチェックしていこうと思っています。
なお、今日の主催団体である「日本生産性本部」のお誘いで、来月、講演をさせていただくことになりました。議員経験も短いので大した話はできませんが、自治体議員のみなさんに、“民間感覚” を感じていただければと思っています。
・・・・・・・・・・・・・・
それにしても国政は何なんでしょう。マネジメントのかけらも感じられません。
いいかげんにしろ!
| 固定リンク
「01.総務・行政経営・危機管理」カテゴリの記事
- 退職手当債、行革推進債、減収補てん債(2019.02.21)
- 平成31年度当初予算の概要(2019.02.21)
- 地域防災訓練(2018.12.02)
- “ミニ”ふじのくにカフェ(2018.11.10)
- 決算特別委員会(2018.10.27)
コメント