市町ヒアリング(8/29)
民主党代表選で野田氏が選出されました。
“金魚”と“どじょう”のたとえ話は腹に落ちました。
かつて、やすともさんの応援演説にきたときに、“ドスンパンチ”の野田という異名を聞きましたが、泥臭くてもイイですから腹に響く政治をしてもらいたいものです。
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さて今日から3日間、県西部の市町を回ります。
初日の今日は「掛川市」と「御前崎市」。初めて両市役所を訪問しました。
この活動は、会派として県政への意見や要望を聞くためですが、浜松以外のことをよく知らない私としては、非常にイイ勉強になりました。
掛川市(写真は市役所)では、市長から次のようなお話を聞きました。
①地域主権の時代、自立(自律)した自治体運営を進めていくために「自治基本条例」に取り組んでいるが、10年20年先を見すえた基礎自治体と県・国の関係。
②基礎自治体が財政健全化に取り組んでいる中での県としての支援。
③将来のための若者の雇用確保に必要となる企業誘致への支援策。
④津波対策としての太平洋岸自転車道のかさ上げ整備や防災林の充実。
⑤25年春にスタートする新病院の新しい運営形態への支援。
市長は津波対策と企業誘致に関連して、海岸部に立地している企業を訪問したそうです。移転を計画している企業はほとんどなく、その代わりに地震・津波対策への支援の声が多いとのことでした。
このほか、具体的な事業を担当部長や課長から聞きましたが、防災やインフラ整備、子育て支援や教育などハードからソフトまで、確かに必要な事業はたくさんありました。
国も県も財政が厳しい折、いかに優先順位をつけていくかが大切ですね。
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今のところ雇用への影響はないようで少し安心しましたが、やはり財政への影響は深刻です。
原発関連の税収や交付金は約71億円あるそうで、市の一般会計170億円に対し、収入の4割を占めています。
固定資産税など今後も継続的に入るおカネもありますが、交付金(約21億円)などは歳入減になりますので、今後の財政運営は厳しくなります。
御前崎市は、財政力指数が高く、借金も少ない、非常にリッチな市政運営をしていましたが、これからは少し市も市民も考え方も変えていかなければいけないかもしれません。
(*平成21年度決算では、借金(一般会計+企業会計)118億円に対し、貯金(基金)97億円。財政力指数1.48となっていました。)
新たなインフラとしては「御前崎港」もありますので、この活用も積極的に進めていく必要がありそうです。
また両市から、ともに「農地の規制緩和」について切実な声が出されました。農地法などの規制が住民や事業者の活動を大きく制約しています。この規制改革は、今後の国のカタチを占う大きな意味を持っています。
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帰路、太平洋岸自転車道に寄ってみました。
写真ではわかりにくいですが、風力発電の向こうに浜岡原発がうっすら見えました。エネルギー問題を象徴しているような風景です。
途中でもう1ヵ所寄り道。「大石農場ハム工房」さんです。
以前、通りがかりにひょっこり入ったのですが、一度でファンになりました。
何を食べてもおいしいですが、私の一押しは「ベーコン」、次に「農夫のソフトサラミ」かな。
詳しく知りたい方はこちらのサイトをどうぞ。
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