士民協働事業仕分け(10/16)
「“ふじのくに” 士民協働事業仕分け」と名付けられた今回の仕分け。「仕分け人」が評価するのでなく、「専門委員(従来の仕分け人のような役割)」と当局のやり取りを聞いた「県民評価者」が評価し、判定を行うという、新たな手法で行われました。
ちなみに“士民”とは、富国有徳の志を持った人々で、「富士」から引用しているとのこと。川勝知事独特の言い回しですね。
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私はインターネットで傍聴しました。
2日間とも、出たり入ったりの用事があったので、空いた時間に自宅で見ていましたが、ホントにネットって便利ですね~。
しかも3つの仕分け会場をネット上で選択して見ることができますから、画面を見ながら気になるテーマや、特定の人の発言を聞くこともできます。
県議会の常任委員会もこういう手法で公開すれば面白いと思いました。
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今回取り上げたテーマは30事業。事業費もそんなに大きくないので、仕分けの効果がスグに財政健全化につながるわけではありませんが、「考え方を変える」ことが大事です。
行政には「これまでやってきたことを、これまでどおり続ける」という事業が多くあります。“現状維持”ってことですね。
しかし民間企業は、現状維持では相対的なプレゼンスが低下するので、つねにカイゼンを続けます。
行政にもこうした考え方が必要です。
成果が出ないならやめること。同じ経費をかけるなら少しでも成果が出るようにカイゼンすること。こうしたことを自らやっていかねばなりませんが、これができていません。
仕分けは県政への県民参加を促す機会にもなりますが、本来、こうしたチェックをするのが議会であり、議会がチェックできていないから、県民の皆さんの手をわずらわすようなことになるのも現実です。
今月末から始まる県議会の決算審査で、議会がどんなチェックをしているか、私も傍聴に行く予定ですので、またご報告します。
【写真は今日の浜名湖ガーデンパーク。コスモスがキレイでした】
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