北大リサーチ&ビジネスパーク構想(10/18)
昨日の産業委員会視察は、北海道大学の「コラボほっかいどう」に行き、「北大リサーチ&ビジネスパーク構想」のお話を聞きました。
産学官連携事業は日本中で行われていますが、ここ「北大リサーチ&ビジネスパーク構想」は、“選択と集中” が効いている取り組みでした。
この構想は、北海道経済連合会が中心となり、北大と北海道、札幌市などの連携で進められています。
北海道経済の柱である農業・水産業に大学の研究機能を活かし、将来像を「健康科学・医療融合拠点」として新産業創出をめざしています。
北大内にある38のインキュベートルームから育っている大学発ベンチャーのほか、道内各地にある6つの地域クラスターとも連携し、年間800近い事業のタネを吸い上げ、10ほどに絞り込んで事業化しています。
行政は公平性が求められますが、ここでは公益財団の特徴を生かし、玉石混交の中 “選択と集中” により事業投資しています。
10年間で、国庫補助140億円で1865人の研究者支援を行い、306億円の売り上げにつなげています。
販促支援についても、バイヤーの目を通して商品カイゼンにつなげている面白い事例をうかがいました。
静岡県の外郭団体には「しずおか産業創造機構」、「テクノポリス推進機構」がありますが、少し違うように感じました。
経済団体が中心になっているということがカギのような気がします。
| 固定リンク
「11.視察・研修・活動報告」カテゴリの記事
- 慶應議連研修会(2018.11.12)
- 多様な働き方推進特別委員会(2018.09.03)
- 東南アジア視察レポート(2018.08.11)
- ジャカルタ再訪(2018.08.03)
- ヤンゴン再訪(2018.08.01)
コメント