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街頭広報キャラバン(10/30)

Santa 26日~28日の3日間、会派「民主党・ふじのくに県議団」で、県西部地区の街頭広報活動を行いました。

連合静岡の協力をいただき実施したこの活動、東部では6月定例会後の7月にスタートしましたが、中部・西部は9月定例会後の今回が初の実施となりました。

★東部のキャラバン報告(H23.7.22)のブログ

今回、私は、26日(磐田駅前)、27日(浜松駅前・イオン市野・プレ葉ウォーク・遠鉄ストアキラリタウン店・カインズモール都田・細江ベル21・Aコープ引佐・三ケ日駅前)、28日(スズキ本社・カインズモール雄踏・新居関所・遠鉄ストア湖西店)の13ヵ所でマイクを持ちました。

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ところでみなさん、県議会議員ってどんな仕事をしていると思いますか?

政治に関する困りごとは、身近な市議会議員に相談する方が多いのではないでしょうか。とりわけ政令市になった浜松市では、権限移譲が進みましたのでなおさらです。

また国会議員は、日ごろ顔を見ることは少なくても、TVや新聞で国政課題を目にしない日はありませんから、やってることは想像つきますよね。

その一方で、「県議会議員って何やってんだ?」とよく聞かれます。

実は、私自身、県議になる前、県の仕事があまり見えていませんでした。

この活動は、そうした反省を踏まえ、少しでも県政のことを知ってもらえればということでスタートしたものです。

分権議論の中、「県は要らない」という声もあります。

「道州制」などこれからの国のカタチが今後議論される中、将来的にどうなるかわかりませんが、私は今のところ「広域行政」としての機能を果たすべきと考えています。

「市町単独ではできないこと」、「図体の大きい国は、もはややめてもらった方がよいこと(分権)」、そういう視点で政策を考え、わかりやすくPRすることが必要と考えています(県政報告では、その点に注意しているつもりです)。

具体的には、5月臨時会の「地震津波対策」、6月定例会の「新エネルギー政策」、直近の9月定例会では「雇用政策」について、県の役割と施策についてお話しました。

この他、搭乗率保証や総合特区制度、中小企業支援、行財政改革など織り交ぜながらの街頭活動でした。

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会派では、今後も定例会(年4回)が終わるたびに、こうした活動を続けていこうと考えています。

またこの活動は「議会活性化(=議会改革)」の一助にもなると考えます。広報機能の強化という側面だけでなく、議員の資質向上も大きいと思います。

まず自分の関心事だけでなく、県政全般の勉強をしないと話ができませんし、他の議員の考え方を聞くことは自分自身の勉強にもなります。議員としての実力を高めるためにも、会派としての活動は役立ちますね。

写真は浜松市西区で行った活動風景。南区の田形議員と湖西市の田内議員の1期生3人でやりましたが、お互いにイイ勉強になったと思います。

今回に限らず、県政報告はどこにでもうかがいますのでお気軽にご連絡ください。

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総合計画の進捗評価(10/25)

Dsc_0103 北海道視察から帰ってきて、なにやらバタバタと過ぎてしまい、ブログ更新が滞っていました。

フェイスブックは時々発信していますので、こちらもタマには覗いてみてください。

★フェイスブックの私のウォール

昨日と今日は会派の政策調査会の勉強会でした。

2回目となる勉強会、喧騒を離れ、泊り込みで政策検討を進めています。今回は12月定例会に向けて、喫緊の政策課題などについて集中的に議論・調査しました。

昨日は「浜松中央警察署」、今日は「はままつテクノポリス推進機構」を訪問し、警察行政の現状や産業政策(とりわけ新産業育成)などについて勉強しました(写真はバンディットの白バイ)。

また12月定例会でとりあげるテーマの意見交換を行いましたが、各議員からいろんなアイディアが出されました。

特に今日10/25から11/14までパブリックコメントを募集している「総合計画の進捗評価」は県政運営の基本ですので、これをチェックしてPDCAサイクルをまわしていかないといけません。

★パブリックコメントの募集ページ

ブログ読者のみなさんもぜひ「概要版」をご覧いただき、県の「評価」と「今後の方針」をみてください。

私たちの手元には詳しい進捗評価表がありますので、詳しく知りたい項目があれば、資料を提供させていただきます。

私も12月定例会で一般質問を行います。総合計画も参考にしつつ、以前から取り組んでいる「行財政改革」を中心に取り上げる予定です。

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6次産業化の現場(10/20)

Dsc_0094_2 昨日の北海道視察2日目は、小樽市の商店街と有機農園でした。

【写真はブドウ畑…クリックすると拡大します】

地方都市で“シャッター通り”に悩む商店街が多い中、「小樽都通り商店街」は300m超のアーケード街にもかかわらず、空店舗は3つしかないということでした。

目からウロコだったのは、有機農園での6次産業の現場のお話。

「6次産業」は、1次産業(農林水産業)+2次産業(製造業・加工業)+3次産業(サービス業・販売業)を組み合わせた事業です。

余市町と仁木町にまたがる「ベリーベリーファーム」さんは、有機農法で育てたブルーベリーやブドウなどを自ら加工し、高付加価値商品にして販売しています。

私は「6次産業化」というと、「それぞれの事業者をつなげること」だと思っていましたが、「ベリーベリーファーム」さんは、別会社をつくり、自ら3役をこなしていました。

オーナーの上田社長は、元々レストランを経営していたそうですが、11年ほど前に有機農場をはじめ、技術開発の末、さまざまな商品を開発、販路開拓まで自分で行うようになったとのこと。

★ベリーベリーファームさんのサイト

こうした起業、新産業創出もあるんだという発見でした。行政はこうしたシーズ(タネ)を伸ばすことも大切なんですね。

一方、農業は実(おカネ)になるまで数年の年月がかかるとのこと。その間の資金需要に応えることも大切です。融資制度や起業基金のような制度の必要を述べられていました。

現場を見、声を聞くことの大切さを痛感しました。

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北大リサーチ&ビジネスパーク構想(10/18)

293900_162696213824161_100002513499 昨日の産業委員会視察は、北海道大学の「コラボほっかいどう」に行き、「北大リサーチ&ビジネスパーク構想」のお話を聞きました。

産学官連携事業は日本中で行われていますが、ここ「北大リサーチ&ビジネスパーク構想」は、“選択と集中” が効いている取り組みでした。

この構想は、北海道経済連合会が中心となり、北大と北海道、札幌市などの連携で進められています。

北海道経済の柱である農業・水産業に大学の研究機能を活かし、将来像を「健康科学・医療融合拠点」として新産業創出をめざしています。

北大内にある38のインキュベートルームから育っている大学発ベンチャーのほか、道内各地にある6つの地域クラスターとも連携し、年間800近い事業のタネを吸い上げ、10ほどに絞り込んで事業化しています。

行政は公平性が求められますが、ここでは公益財団の特徴を生かし、玉石混交の中 “選択と集中” により事業投資しています。

10年間で、国庫補助140億円で1865人の研究者支援を行い、306億円の売り上げにつなげています。

販促支援についても、バイヤーの目を通して商品カイゼンにつなげている面白い事例をうかがいました。

静岡県の外郭団体には「しずおか産業創造機構」、「テクノポリス推進機構」がありますが、少し違うように感じました。

経済団体が中心になっているということがカギのような気がします。

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産業委員会視察(10/17)

明日から常任委員会視察。

私の所属する「産業委員会」は北海道に行き、①北大リサーチ&ビジネスパーク、②小樽市都通り商店街、③㈱自然農園グループ、④工業流通団地「石狩湾新港地域」を調査します。

県議会の視察は「富士山静岡空港」を利用するケースが多いということですが、たまたま機材メンテナンスで運航していないとのことで、羽田便を使います。

①は、産学官連携による新産業創出事業です。

浜松でも「知的クラスター事業」などが進んでいますが、課題は“事業化”だと考えます。そのあたりの工夫を調査したいと思っています。

②まちづくりや商店街活性化は地方都市の大きな課題です。

県では個店の魅力拡大に取り組んでいますが、市と県の役割分担などを視野に入れて調査します。

③は農商工連携の先進事例「ベリー王国北海道」の取り組みを視察します。

④石狩湾新港は“重要港湾”。静岡県では田子の浦港、御前崎港に相当する位置づけです(上位ランクに“国際拠点港湾”があり、静岡県では清水港、北海道では室蘭港や苫小牧港が相当します)。

そこに位置する北海道最大級の工業団地を視察します。開発主体の「石狩開発株式会社」は北海道が33%を出資する第3セクター。経営状況やインセンティブ施策を調べてきます。

「税金のムダ遣い」と言われないように成果を出します。

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士民協働事業仕分け(10/16)

321498_161708400589609_100002513499 土日2日間、県庁で「事業仕分け」が行われました。

「“ふじのくに” 士民協働事業仕分け」と名付けられた今回の仕分け。「仕分け人」が評価するのでなく、「専門委員(従来の仕分け人のような役割)」と当局のやり取りを聞いた「県民評価者」が評価し、判定を行うという、新たな手法で行われました。

ちなみに“士民”とは、富国有徳の志を持った人々で、「富士」から引用しているとのこと。川勝知事独特の言い回しですね。

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私はインターネットで傍聴しました。

2日間とも、出たり入ったりの用事があったので、空いた時間に自宅で見ていましたが、ホントにネットって便利ですね~。

しかも3つの仕分け会場をネット上で選択して見ることができますから、画面を見ながら気になるテーマや、特定の人の発言を聞くこともできます。

県議会の常任委員会もこういう手法で公開すれば面白いと思いました。

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今回取り上げたテーマは30事業。事業費もそんなに大きくないので、仕分けの効果がスグに財政健全化につながるわけではありませんが、「考え方を変える」ことが大事です。

行政には「これまでやってきたことを、これまでどおり続ける」という事業が多くあります。“現状維持”ってことですね。

しかし民間企業は、現状維持では相対的なプレゼンスが低下するので、つねにカイゼンを続けます。

行政にもこうした考え方が必要です。

成果が出ないならやめること。同じ経費をかけるなら少しでも成果が出るようにカイゼンすること。こうしたことを自らやっていかねばなりませんが、これができていません。

仕分けは県政への県民参加を促す機会にもなりますが、本来、こうしたチェックをするのが議会であり、議会がチェックできていないから、県民の皆さんの手をわずらわすようなことになるのも現実です。

今月末から始まる県議会の決算審査で、議会がどんなチェックをしているか、私も傍聴に行く予定ですので、またご報告します。

【写真は今日の浜名湖ガーデンパーク。コスモスがキレイでした】

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静岡県のIR情報(10/13)

Img006 昨日、川勝知事が地方公募債の投資家向け説明会を行いました。

民間企業でいえば「IR説明会」ですね(IRは「Investor Relations」の略)。

IR情報といえば、どの企業でも、株主や投資家に対し、丁寧にわかりやすく説明しています。

・・・ということで、私は、自治体を端的に理解するには、この資料が最もわかりやすいのではないかと思っています。

まだ県のサイトには公表されていませんが、県はわりと早くアップしますので、おそらく近日中に下記のサイトからご覧いただけると思います。

★静岡県のIR情報

今日、県庁に行き資料をいただきました。

グラフは「県債残高」の推移。着実に増えているのがわかります。(グラフをクリックすると拡大します)

平成9年度末に1兆7204億円だったものが、平成22年度末には2兆6631億円、23年度末(当初予算ベース)では2兆7253億円を見込んでいます。

県の財政健全化指標は、「通常債(グラフの青い部分)」について「2兆円程度を上限」としていますので、確かにその部分は減っています。

しかし、その他の部分も、国が後年度交付税措置するというものの、国家財政そのものが逼迫している中、甘く受け取るわけにはいきません。借金は借金、子どもにツケをまわしてはいけません。

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残念ながら、「財務諸表」は平成21年度分しか載っていませんでした。22年度分は11月初旬に発表されるとのこと。

昨年度から「総務省基準モデル」で公表していますので、公表され次第、経年変化を報告します。

比較可能になったので、下記のような「川勝知事のバランスシート」を作る予定です。

★やすとも市長の平成20年度のバランスシート(PDF)

★やすとも市長の平成21年度のバランスシート(ブログ記事)

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Target lock-on(10/12)

Kojisuzuki 高校でPTA役員をやっています。今日は「PTA教育講演会」を開催。

作家の鈴木光司さんをお招きし、「なぜ勉強をするのか」と題し、お話をいただきました。

「リング」「らせん」で有名になった鈴木光司さんは、広沢小~蜆塚中~浜松北高~慶應義塾大学と歩まれましたが、まったく同じコースをたどったのが 鈴木やすとも市長。

お二人の小中学校時代のお話を楽しく拝聴しました。小学校時代のエピソードは、ちょうど「広報はままつ9月号」の「市長コラム 明日への扉」に載っていますので、ぜひご一読ください。

★広報はままつ9月号(浜松市のサイトhtml)

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お話を聞いて、私がやってきた「子育て・教育」について、ずいぶん反省させられました。

たとえば「何のために勉強するの?」と子どもに聞かれたら、あなたはどう答えますか?

フツーはこんなQ&Aになるのではないでしょうか。

 「(親)イイ大学に入るためだよ」

 「(子)何でイイ大学にいかないといけないの?」

 「(親)イイ会社に入るためだよ」

 「(子)何でイイ会社にいかないといけないの?」

 「(親)安定した生活をするためだよ」

 「(子)ふ~ん、そうか」

なんとなく納得したような、しないような・・・。

ここで光司さんは言います。

「勉強は小銭稼ぎのためにやるんじゃない」。

「勉強の目的は、規則性を発見すること。規則性がわかれば、未来を予測できる。未来を予測するために勉強するんだ」。

「理解し、想像力を働かせ、表現する。インプットを大きくしてアウトプットにする。大きくするために勉強するんだ」。

理解力、想像力、表現力(実現力)を身に付けるために勉強するということですね。

そして、一番印象に残ったのは「Target lock-on」ということ。

明確な目的を定めるということです。そして達成のコツは、「達成するために何が必要かを“書き出す”こと」と言います。“見える化”ですね。

熱く語っていましたが、まさに自分の生き方そのものだったんでしょうね。

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我が身を振り返って、恥じ入るようなお話でした。

大人も同じです。

今でこそ「子どもにツケをまわさない」という政策目標を掲げて、政治活動をやっていますが、議員になる前、仕事に明確なTargetがあったかというと、いささかお恥ずかしいです(基本的な理念は持っていましたが・・・)。

また、今も勉強することばかりですが、それはまさに「未来を予測し、どういう政策がふさわしいか」を判断するためにやっていることです。

子どもの教育にしても「目標を立てろ」とは言ってきたものの、あとは野放し状態でしたし、先ほどのような会話も、実際に交わしてきました。

“今より早い時はない!”

早速実践します。イイお話を聞かせていただきました。

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余談ですが、「広報はままつ9月号」には小学校5-6年の担任の先生のことが書いてあります。よほど市長の心に残っているんでしょうね。

光司さんもこの先生によって「心に火をつけられた」そうです。

そういう出会いも大事ですね。

私も小学5年の1学期の担任の先生にいただいた言葉を忘れません。

「オレがやらなきゃ誰がやる。今すぐしなけりゃいつできる」

小5の夏休みに転校したのですが、その時に色紙に書いてくださったメッセージです。

40年近く経って、今の私の生き方を象徴していることに気づきました。

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日伯運動会(10/11)

Img_1637 2日前(10/9)のこと。秋祭りまっただ中でしたが、元城小学校でおこなわれた「日伯運動会(浜松市制100周年事業)」に行きました。

実行委員長の児玉哲義さんは浜松市内で空手道場の師範をやっている日系2世。「日伯交流協会」の副会長でもあります。外国人のこどもたちの健全育成に取り組むなど、その活動は高く評価されています。

以前から存じ上げていましたが、過日、ひょんな出会いからこの運動会へのお誘いをいただきました。

初めての開催で相当なご苦労があったと思いますが、約150人が参加。子どもたちの笑顔が印象的でした。来年以降も、ぜひ続けていただきたいですね…。

私は1参加者として行ったのですが、残念ながら日本人の参加は少数(ボランティアさんはたくさんいましたが…)。

「国際交流」とか「内なる国際化」とか、言葉では“多文化共生”が進んでいますが、実態はまだまだ。“草の根”を育てていくことが大切ですね。

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上の写真は100m競争。トップはボランティアさん。2位が児玉さん。4位は斉藤代議士。

児玉さんに負けてなるものか…と踏ん張りましたが、日頃の鍛え方の違いか…あえなく惨敗しました(下記写真…革靴・ネクタイの斉藤さんにはなんとか勝ちました)。

Img_1639

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叱ってもらえる幸せ(10/10)

320123_158692057557910_100002513499 週末はおまつり三昧で身体と肝臓をフル回転させてしまいました(笑)。

でも、先週までの議会で張り詰めていた頭の芯が、ホッと一息できたのも確かです。メリハリって大切ですね。

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さてこれは、たまに開く本です。

1ページに1つ、松下翁の語録が書かれています。

いつも部屋の片隅に置いてあり、時々手にとってパッと開いて読むのですが、今日は開いたページに思わずハッとさせられました。

P163「叱ってもらえる幸せ(5月30日のページ)」

「叱ってもらうことは自己向上の一大資料であることを感じて、これを受け入れてこそ、そこに効果が生まれる」。

実は、まさに今日、ある方からありがたいご指摘をいただいたところでした。

歳を重ねてくると、なかなか率直に叱ってくださる方は減ってくるものです。

その方も「余計なことを言うようだが…」と前置きされましたが、言わなくても済むことを、私のことを思って、あえておっしゃってくださいました。

その方の思いを忘れず、同じ失敗を繰り返さないようにしたいと思います。

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10日遅れですが「後援会だより10月号」を作りました。

★後援会だより10月号(PDF)

メルマガとほぼ同じですが、「産業委員会」での発言内容を加えてあります。

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円高対策と雇用政策(10/6)

静岡県議会は昨日から常任委員会を開催中。

天浜線やJALの搭乗率保証を議論した「企画文化観光委員会」がクローズアップされていましたが、全部で7つの委員会で直面する課題を巡って議論が交わされています。

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私は「産業委員会」に所属。昨日の委員会で大きく4つの質問をしました。

中心は「中小企業支援」と「雇用対策」。中でも中小企業の海外進出支援について取り上げました。

県内経済の活性化と雇用確保には、一義的には企業立地促進が重要です。「海外進出支援」なんていうと、「空洞化を助長するのか」との批判を受けるかもしれません。

しかし、今のグローバリゼーションの進展とこの円高水準では、企業と雇用の維持のためにも、もはや海外進出支援が不可欠と考え、いくつか提案型の質問をしました。

あくまでもマザー工場を静岡に置くことを前提に、やる気のある中小企業をサポートすべきという趣旨で、「情報提供機能の強化」や「駐在員事務所の活用」、「融資制度の充実」、「人財育成と派遣支援」など、進出にあたっての課題をあげて、県の施策の充実を求めました。

県が毎年行っている「県内企業海外展開 状況調査報告書」の中に「県に期待する施策」があります。

第1位に「現地の経済情報の提供 201社」、第2位に「現地事情調査及び市場調査等の支援 197社」、第3位に「現地の危機管理を含む安全情報の提供161社」があげられており、情報提供の充実を求める声が大きくなっています。

海外進出は中小企業にとって一種の賭けであり、経営判断にあたっては「FS(フィージビリティスタディ)」が重要です。県の持つ機能を最大限活用してサポートすべきと考えます。「アジアの成長を静岡経済の活性化につなげる」ことも静岡県の成長戦略に必要ではないでしょうか。

インドネシアやタイには「ここは浜松か?」と思うような工業団地があるとのこと。東南アジアの実情もぜひ見に行きたいと思います。

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「雇用対策」は「静岡県雇用創造アクションプラン」について期待を込めて質問しました。

雇用はさまざまな環境に影響を受けるので、一般的に「雇用プラン」というのは難しいものです。私は「雇用」を指標にした「経済活性化政策」ととらえた方がよいと考えます。

県は来年1月をめどにプランを作りますが、「産学官金労(金は金融業界、労は労働団体)」やNPOなどと連携をとり、県の持つソーシャルキャピタルの総力を挙げて3万人の雇用創出計画を立ててもらいたいと思います。

私は具体的な中身には触れませんでしたが、他の委員からは「観光と食の連携」や「県本体の雇用創造」などの意見が出されました。

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今日も10時30分から委員会があります。昨日は若手中心の議論でしたが、今日はベテラン議員の指摘が楽しみです。

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運航支援金(10/3)

今日も本会議では熱い議論が交わされました。とりわけ「運航支援金」では2人の議員が議案質疑に立ちました。

よくわからないという方は、ぜひ下記のサイトをご覧ください。

★運航支援金に関する説明(県民だより10月2日号)(県のサイト)

5日からの常任委員会審議への関心が高まります。

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さて5日は、古巣・浜松市議会でも、「22年度決算の総括質疑を本会議で行う」という新たな取り組みが始まります。

私は自分の仕事(産業委員会)があるので、残念ながら聞けませんが、そっちも聞きたいくらいです。

議会って、目につかないところで、けっこう真剣に議論しているんですよ。

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今日は「メルマガ10月号」を作りましたのでアップします。9月議会のポイントを私なりの視点で解説しています。

「運航支援金」や「富士山静岡空港」に関する意見も書いてあります。

(9/13ブログ記事のコピペですが^^;)

★メルマガ10月号(html)

メルマガ配信を希望される方がいらっしゃいましたら、お気軽にコメントをいただければと思います。

紙ベースの「後援会だより10月号」は、委員会等もありますので10日頃作成の予定です。

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栽培漁業(10/1)

Dsc_0055 御前崎市にある静岡県温水利用研究センターに行きました(写真はマダイ)。

浜岡原発に隣接したこの施設は原発の温排水を利用して、マダイ、ヒラメ、トラフグ、クエ、アワビ、イセエビなどの “栽培漁業” を行っている施設です。

静岡県で獲れるマダイの35%、ヒラメの10%はここで育成され、放流されたものとのことですから、食の宝庫“ふじのくに”を支える施設といえます。

魚は20℃以下では生育が悪いため、一般的には冬場は育たないのですが、ここでは原発の温排水を利用して育成スピードを早め、効率的に稚魚を育成、供給していました。

この冬、この施設は大きな試練を迎えます。

水温が下がるこれからの時期、浜岡原発の停止に伴い温排水が供給されなくなるため、これまでのスケジュールや方法では、これまでどおりの事業運営はできません。

9月補正予算では、この冬を乗り切る暫定対策として発熱量の大きいボイラーに更新すること、および従来どおり海水供給をおこなうため浜岡原発から海水を導入するポンプを設置する予算案が提案されています。

現場に行くと予算案のペーパー1枚ではわからないことがたくさん見えてきます。

この冬を乗り切る緊急対応としての今回の補正予算は仕方ないと思います。しかし浜岡原発の再稼働が見えない中、将来的にこの施設をどうするのか、またもっといえば、静岡県の栽培漁業をどうしていくのか、というビジョンが見えません。

これまで原発の温排水を利用していた栽培施設は、福島、浜岡、志賀(石川県)の3ヵ所だそうです。福島はご承知のとおり。浜岡もこの状況で、原発の有効活用にも陰りが見えています。

漁業問題は原発問題とは切り離して考える必要があります。

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