政策条例を検討(4/27)
静岡県議会では3つの条例検討委員会を設置し、議員発議による政策条例制定に向けて取り組んでいます。
検討中の条例案は・・・、
①ふじのくに静岡県食の安全・安心推進条例
②静岡県商店街振興及び活性化条例
③静岡県の友好提携等について議会の議決すべき事件と定める条例
・・・です(○数字は以下の説明用に便宜上つけました)。
①は私ども「民主党・ふじのくに県議団」提案、②③は「自民改革会議」提案によるものです。私は③の検討委員会に所属しています。
今月、第1回の検討委員会が開催され、それぞれ提案会派からの趣旨説明や当局からの意見聴取、委員間質疑を行いました。
議発条例の重要性はこれまでも学んできましたし、“ぜひやりたい”と思っていましたが、始めてみるとなかなか難しいものですね。
写真は4/23に行われた①の検討委員会。
モニター室で傍聴しましたが、国の法律(食品衛生法やJAS法等)や他の条例(食と農の基本条例等)との関係などが複雑に絡んでいて、調整が大変そうです。
私が参加した③の議論でも、対象とする「友好提携“等”」の“等”の範囲や定義など、なかなか簡単にはいきません。
浜松市議の時に職員向けの「政策法務」の研修に行ったことがありますが、まさにこの重要性を痛感しています。議員の政策調査能力の向上や議会事務局の強化が、まだまだ必要です。
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ともあれ、静岡県ではこれまでに、「静岡県民の豊かな暮らしを支える食と農の基本条例」、「静岡県民の歯や口の健康づくり条例」、「消防団の活動に協力する事業所等を応援する県税の特例に関する条例」の3つの政策条例を制定しています。
その点では先輩諸氏に敬意を表したいと思います。
2年前に作った「消防団・・・条例」の会議録を拝見しましたが、「不均一課税」の是非をめぐって、侃々諤々の議論をしていました。
条例は制定するのが目的であってはいけません。
その条例が県民生活に役立つのかどうか…こうした視点で考えていきたいと思っています。今後、是々非々の立場で議論を闘わせていきたいと思います。
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