内陸のフロンティア(4/26)
今年度の静岡県の重点事業の一つである「内陸のフロンティア」。
新東名高速道路の完成を機に県内の新たな開発(開拓)を進め、閉塞感を吹き飛ばしたいものです。
まだ言葉が先行しているところがありますが、現時点で検討されている内容を私なりにまとめてみました。
◆防災・減災の充実強化
○産業集積の推進・・・沿岸部工場等の高台移転の受け皿づくり
○インフラの整備・・・災害代替機能を果たす広域物流システム構築
○緊急物資供給体制の確保・・・新東名SA等を活用した整備
◆内陸部のイノベーションの推進
○土地利用の調整・・・有効な土地の利活用推進
○居住環境の向上・・・自然と共生する「家・庭一体の住まいづくり」
○交流の促進・・・都市と農山村の交流促進
○新たな農林業の振興・・・6次産業化の推進
◆都市部のリノベーションの推進
○新たな農水産業の振興・・・(リプレイスによる)工場跡地の利活用
○魅力ある都市空間の創造・・・(同)緑地空間の確保
○津波防災地域づくりの推進
○新エネルギーの導入・・・分散型エネルギーの活用
◆多層的な地域連携軸の形成
○社会・環境インフラの整備・・・交通・情報ネットワークの充実
★参考:「交通ネットワークビジョン」(静岡県のサイト)
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これらを実現していくために、県は今年度、「土地規制の緩和」や「新産業の企業立地促進税制、6次産業化の研究開発税制の特例」などを可能とする「総合特区」の申請を検討しています。
最大の課題は「土地利用に関する規制緩和」ではないでしょうか。浜松市の「新ものづくり特区」でも農水省の抵抗が大きいようですが、地方のことは地方に任せて欲しいものです。
副知事選任がずれ込んだことから、ちょっと出遅れ感のある「内陸フロンティア」の取り組みですが、森山副知事のリーダーシップの下、スピーディに進むよう取り組みを強化していく必要があります。
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