浙江省との友好提携(4/5)
昨日は新聞報道もあった「記念式典」と「歓迎レセプション」。
「式典」の第1部では粛々と協定締結を行い、時間も20分ほど前倒しで閉幕しました。
第2部では、双方のオーケストラが演奏を披露し、終わったかな?・・・と思ったところで、アンコールならぬ“ビックリ企画”。
まず川勝知事がタクト(指揮棒)を振り、負けじと浙江省長が二胡の演奏を披露するなど、なかなか盛り上がりました。両トップの熱演に来場者からは万雷の拍手で、式典に華を添えました。
「歓迎レセプション」では、浙江省訪問団の企業経営者とお話しました。私の隣の席に座ったのは「この会社」の董事長さんと、「この会社」の総経理さん。
「LEHOO」さんは従業員5000人規模の高級家具メーカー、「浙江徳宏汽車電子電器」さんは600人ほどのエンジン部品メーカーでいすゞと取引があるようです。短い滞在期間ですが、販路拡大につながるとイイですね。
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浙江省は人口5443万人(静岡県375万人)、面積は10万K㎡(北海道約8万K㎡・静岡県は7780K㎡)と、静岡県の約14倍の規模。
省都である杭州市は人口約800万人、面積16,600K㎡ですから、市が静岡県よりも大きいですね。自治体の感覚がずれてしまいそうです。
杭州市は、明日(4/6)、浜松市と友好提携を結びますが、すでに1987年には島田市と湖州市、富士市と嘉興市(1989年)、三島市と麗水市(1997年)、富士宮市と紹興市・・・紹興酒で有名(1997年)の各市が友好提携を結ぶなど県内各市の連携も進んでいます。
浙江省の資料では、進出企業している日系企業は3000社を超えており、静岡県からも60社以上が進出しているとのこと(静岡県資料では36社とのことでした)。蕭山経済開発区には“静岡工業団地”という集積地もあるとのことです。
今日は、昨年、現地に進出した「アスモ」さんがプレゼンテーションを行ってくれましたが、周辺のサプライヤー事情や交通インフラ、人材確保、自然災害のリスクなど、さまざまな検討のうえ蕭山地区を選択したとのお話でした。
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先だって「タイ・インドネシア・ベトナム」に行きましたが、現地を見て政策反映することの大切さを学びました。グローバリゼーションの広がりは目で見ないと理解できません。
6月に浙江省を訪問する予定です。今日のセミナーは、その事前勉強のつもりでしたが、イイ勉強になりました。
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