「杉小判」と「森のようちえん」(5/28)
静岡県議会 森林・林業・林産業活性化促進議員連盟による視察調査に来ています。
私自身、林業は門外漢ですが、中山間地域活性化は全体最適を追及するうえで不可欠な視点ですので、議連に参加しています。
今日の訪問先は鳥取県智頭町。
「木の宿場(やど)プロジェクト」と「森のようちえん」についてお話を伺いました。
「木の宿場PT」は「軽トラとチェンソーで晩酌を」を合言葉にした森林再生の取り組みです。
間伐材や放置材を1トン当たり6000円の地域通貨「杉小判」で買い取りする制度で、林業への関心をなくしている森林所有者やボランティアに気軽に参加してもらい森林再生を図るとともに、地域通貨の活用で商店街の活性化もやっちゃおうという一石二鳥の取り組みです。
「森のようちえん」は正確には幼稚園ではなく無認可保育所です。しかもその活動場所は施設ではなく町内の野外フィールド。
「なにそれ?」と不思議な気がしますが、聞けば納得です。説明するより、ブログをご覧頂いた方がわかりやすいと思います。興味のある方はぜひご覧ください。
失礼ながら、一見するとただの「過疎の町」ですが、智頭町では「疎開の町」と位置づけ、森林セラピーなど交流人口増にも取り組んでいるとのこと。
生き残りをかけた小さな町には“智恵”があります。さすが“智頭”町。
明日は岡山県西粟倉村に行きます。楽しみです。
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