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マツダ城下町の産業支援(5/31)

今日は広島に行きました。目的は次世代自動車に向けた広島地域の取り組みの調査です。マツダが地域経済の柱である広島県では、産学官連携の中、カーエレクトロニクス化の推進に積極的に取り組んでいます。

「ひろしま産業創造機構カーエレクトロニクス推進センター」に視察の依頼をしたところ、「広島大学医学部に来てください」とのこと。

「えっ、医学部?」と率直な疑問を抱きつつ訪問しました。

同センターではこれまで産業のエレクトロニクス化支援に取り組んできましたが、最新の研究が「医工連携」により設置した「人間医工学自動車研究センター」です。ここでは生体学に基づいた快適性の向上やEVの電磁波の影響調査、さらには居眠り運転防止などの運転支援システムの研究開発を行っています。

エレクトロニクス推進センター長の岩城氏によると「広島は愛知や関東に比べカーエレクトロニクス化が15年遅れている」「100%EV化が進めば地域の部品産業への影響は5000億円に上る」「低く見積もっても2020年には480億円の損失リスクがある」とのこと。

これに対応するため、広島では、県と市さらに経済産業省中国経済産業局も参画し、ひろしま産業振興機構を支援しています(岩城氏は「産学官金連携」と言っていました)。

浜松市にも「次世代環境車社会実験協議会」がありますが、広島にも同種の組織として「次世代自動車社会研究会」がありました。

違いは、広島では県単位の取り組みとなっていること、さらにそれを包含した「戦略的産業活性化研究会」があり、最新研究分野として「医工連携自動車研究会」を設置している点です。

視察させていただいた“居眠り防止のための脳の覚醒の仕組みの研究”など個別の取り組みももちろん参考になりましたが、最も参考になったのは「グランドデザイン」がしっかりしていることでした。

浜松にも県と市の外郭団体「浜松地域イノベーション推進機構」があります。ここを中心に産学官が基本的な方針を共有化して、既存の自動車関連産業を将来どうしていくのかが問われています。

先進事例研究とともに、静岡県・浜松市の現状分析を進めたいと思います。

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バイオマスタウン真庭(5/30)

視察3日目は岡山県真庭市。バイオマスタウンの取り組みを調査しました。

真庭市ではバイオマス関係の視察受け入れが多いため、窓口を一本化し、真庭観光連盟が「バイオマスツアー(有料)」を開催しています。

★バイオマスツアー真庭

今回はわずか半日(9:00-13:30)のツアーでしたが、①市の担当者からの説明、②森林組合からの説明、③ペレット製造企業訪問、④真庭市役所訪問、⑤昼食(なまこ壁の美しい古い町並みで地産地消メニュー)のセットで4000円とのことでした。内容は充実しておりお値打ちかと思います。

官民一体となっての効率的な視察受け入れで、昨年度は1600人を超える参加者がいたとのこと。行政視察だけでなく大学生や地域団体の受け入れもあるそうです。

「バイオマスタウン」としての名も上がり、経済波及効果も4億円を超えるのではないかとのことでした。

バイオマスタウン構想を策定している自治体は全国で300を超えていますが、真庭市の取り組みはなかなか充実しています。

スタートは1993年、民間主導で「21世紀の真庭塾(真庭の未来を考える会)」を立ち上げ、1998年、「町並み景観保存」と「循環型地域社会の創造」に取り組むことのなったとのこと。

その後、2005年の町村合併で真庭市が誕生し、行政も積極的に取り組む中、2006年に「バイオマスタウン」の認定を受けました。

2010年の木質バイオマスエネルギーの自給率は11.3%、将来は20%まで高めることをめざしています。

ポイントは“民間主導”ではないでしょうか。“行政主導”でなく“自分たちの地域は自分たちで守る”という“自治意識”が、唯一といってもいい地域資源である「バイオマス」を活かすまちづくりを成功させたのではないかと思います。

★バイオマスタウン真庭

3日間にわたって、ガンバる中山間地域を見てきました。過疎が進む小さな市町は、住民が一体となって、汗を流し、智恵を絞っています。

県や政令市も、「誰かがやってくれる」という“お任せ民主主義”や“大企業病”にならないよう、まだまだ引き締めていく必要があります。

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ファンドを活用した森林再生(5/29)

Dsc_0491視察2日目は岡山県西粟倉村。

人口1600人弱の小さな村は、平成の大合併でまわりの自治体が「美作市」となる中、単独での生き残りを選択しました。

しかし、役場職員(一般職)は30人弱とマンパワーも少なく、自主財源にも乏しい山村が生き残っていくのは並大抵ではありません。

Dsc_0486村では唯一といってもいい資源「森林」の活用を検討。村と森林組合そして民間企業(㈱トビムシ)のノウハウを活かして「西粟倉・百年の森林事業」をスタートさせました。

前西粟倉村長は、都会からのIターンを進めるなどユニークな自治体経営をなさった方で、私も一度東京で行われたセミナーでお話を伺ったことがあります。昨年の改選で引退されたようですが、新村長にも引き継がれているようです。

ちなみに移住・定住者は2007年以降33家族56人おり、その後の定着率も8割いるとのことでした。

Dsc_0488さて、今回訪問したのは廃校を活用した「森の学校」…という名の株式会社です。その取り組みで私が注目したのは「共有の森ファンド」です。

事業に賛同してくれる人から出資を募り、それを元手に高性能林業機械を導入し、林業再生→地域再生につなげているとのことでした。

財源のない自治体だからこその“智恵”ですね。

ファンドによる資金調達も、今後、モノによっては活用できるのではないでしょうか。歳入確保の一手段として検討の必要がありそうです。

★西粟倉・森の学校

★共有の森ファンド(㈱トビムシのサイト)

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「杉小判」と「森のようちえん」(5/28)

Chidu_2静岡県議会 森林・林業・林産業活性化促進議員連盟による視察調査に来ています。

私自身、林業は門外漢ですが、中山間地域活性化は全体最適を追及するうえで不可欠な視点ですので、議連に参加しています。

今日の訪問先は鳥取県智頭町。

「木の宿場(やど)プロジェクト」と「森のようちえん」についてお話を伺いました。

「木の宿場PT」は「軽トラとチェンソーで晩酌を」を合言葉にした森林再生の取り組みです。

間伐材や放置材を1トン当たり6000円の地域通貨「杉小判」で買い取りする制度で、林業への関心をなくしている森林所有者やボランティアに気軽に参加してもらい森林再生を図るとともに、地域通貨の活用で商店街の活性化もやっちゃおうという一石二鳥の取り組みです。

「森のようちえん」は正確には幼稚園ではなく無認可保育所です。しかもその活動場所は施設ではなく町内の野外フィールド。

「なにそれ?」と不思議な気がしますが、聞けば納得です。説明するより、ブログをご覧頂いた方がわかりやすいと思います。興味のある方はぜひご覧ください。

★森のようちえん まるたんぼう

失礼ながら、一見するとただの「過疎の町」ですが、智頭町では「疎開の町」と位置づけ、森林セラピーなど交流人口増にも取り組んでいるとのこと。

生き残りをかけた小さな町には“智恵”があります。さすが“智頭”町。

明日は岡山県西粟倉村に行きます。楽しみです。

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今年の夏は「サムライ・シャツ」(5/27)

003 2月の「遠州織物夏服デザインコンテスト(写真)」から3ヵ月。

ついに商品化されました。名づけて「サムライ・シャツ 武襯衣(MUSHA)」。

この夏のクールビズのアイテムとして注目されます。

審査委員長を務められたワダ・エミさんが、コンテスト受賞作品に手を加え、ブラッシュアップしているそうです。

ゆくゆくは沖縄の「かりゆし」のように、みなさんに愛されるよう育てるべく、県としても取り組んでいく予定です。

詳しくは下記のサイトをご覧ください。注文もできます。みなさんもいかがでしょうか?

★サムライ・シャツ 武襯衣(MUSHA)のページ(静岡県サイト)

価格は高めですが、地域産業の応援の意を込めて、私も注文しました。

モデルさんとは体形が違うため “やや不安 ^^;”ですが、この夏着るのが楽しみです。

実物をご覧になりたい方は、6/2(土)10時から「ソラモ(遠鉄百貨店の間のギャラリーモール)」で行われる「遠州織物 夏 フェア」へお出かけください。お披露目セレモニーが予定されています。

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行革と原子力のお勉強(5/23)

午前中は足立区の「公共サービス研究会」の取り組みを聞きました。
足立区は全国に先駆けて平成19年に「市場化テスト条例」を策定するなど、従来からさまざまな行財政改革に取り組んでいます。
この他にも、民間委託や非常勤化に取り組んできましたが、アウトソーシング化による技能系職員は進んだものの、事務系職員は減るどころか増えてしまったとのことで、この対応として「公共サービス研究会」という新たな検討を始めました。

これは事務系の仕事をいくつかの類型に分け、他の自治体も巻き込んでスケールメリットを活かしつつ「専門定型業務」の効率化を図ろうということのようです。
具体的な業務として「窓口業務・会計出納・選管事務・農業委員会事務・国保介保事務・入札契約・調査統計」などを挙げ、いくつかの自治体が共同で組織を作り、高い専門スキルを有する担い手を育成していこうというものです。

民間企業でも過去に「給与システムのアウトソーシング化(集約化)」を進めていた時期がありましたが、そんなイメージでしょうか。
行革推進の側面もさることながら、職員数に限りがある小さな市町村にとっては有効な手法かもしれません。
「課の共同設置」も同じような効果が期待できますが、正規の職員でやるかやらないかの違いのような気がします。

足立区では、これまでは「民間でできることは民間で」でしたが、今後は「公務員でしかできない仕事だけ公務員でやる」という考え方に切り換えるとのこと。
先進研究事例として注目したいと思います。

午後は静岡に戻って「防災・原子力学術会議・原子力分科会」を傍聴しました。
主なテーマは「県の地域防災計画の見直し(部分的ですが…)」と「浜岡原発の安全対策」でした。
学者先生のお話はちょっと難しかったですが、県民の安全安心は最重要テーマですので引き続き勉強します。

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住宅供給公社の破綻(5/22)

昨日は会派の「政策調査会」、今日は「友好提携等…条例検討委員会」でした。

私は大した仕事はしていませんが、先輩議員の論点には学ぶ点が多々あります。中味の濃い二日間でした。

さて、今日、「神戸市住宅供給公社が民事再生法申請」というニュースがありました。

公営住宅の必要性は否定しませんが、そのあり方はしっかり検討しなければいけません。

とりわけ神戸市は、バブル崩壊に伴う含み損に加え、阪神大震災の影響もあり、2003年度から債務超過の状態が続いていたとのことです。これによる市の負担は約300億円。「3セク債」を発行し負担の平準化を図るようですが、長年の課題のツケ回しは大きいですね。

公営住宅については、県営住宅・市営住宅が混在し、二重行政的な部分があります(このほかに雇用促進住宅もあります)。

昨年度も何回かにわたりヒアリングを行いましたが、福祉政策的要素もあり、なかなか“最適解”を見出せません。さらに事例研究を進めていきますが、資産経営の視点からも、こどもや孫の世代にツケを回すことは避けなければいけません。

住宅事業に限らず、不断の外郭団体改革が必要です。神戸市の事例を他人事とせず、調査テーマの一つとしてチェックしていきます。

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政務調査費報告(5/19)

先日、元県議の政務調査費の不適正使用が発覚しました。自宅を事務所として使用し家賃を払っていたということです。

「生計を一にしていない親の名義だと思っていたら、自分名義になっていた」とのことで、返金するようですが、まったく情けない話です。こんなことでは議員への不信感がますます高まります。

私は市議の時は毎月ブログで使途報告をしていましたが、県議になって公表していませんでした。県庁への交通費をはじめボリュームが大きすぎるのが理由ですが、一年分をまとめて概要をご報告します。

静岡県議会では議員一人あたり月額45万円が会派に支給されています(浜松市議会は月15万円でした)。

「民主党・ふじのくに県議団」では、会派全体の必要経費を差し引き、月額41万円以内をメドに議員個人で使えるようになっています(41万円×12ヵ月=年間492万円)。

私は、昨年度(5月~3月)、約330万円を使用させていただきました。

使途項目別の内訳は以下のとおりです。

○調査研究費 152万1336円

○広報費    119万6479円

○事務費     26万4713円

○研修費     20万5340円

○資料購入費  11万3604円

○会議費        7300円

○資料作成費、事務所費、人件費 0円

★調査研究費や研修費のうち「交通費・宿泊費」が118万円となっています。そのうち34.5万円は1-2月に東南アジア3ヵ国を視察調査した時のものです。なお静岡県議会では、宿泊費は実費精算で、出張日当はありません。

★金額の多いものとしては、12月に県政報告の会報を発行し119万円(広報費)、日本生産性本部への「マネジメント診断」委託調査費46万円(調査研究費)、ノートパソコン代10万円(事務費)などがあります。

★資料購入費は「日経グローカル」「地方財務」の年間購読料がほとんどです。「新聞」は計上していません。

他の議員は「事務所費・人件費」が多いようですが、私は労働組合の事務所を使っていますのでおカネはかかりません。その点が他の議員と大きく異なります。

今年度は「県政報告」を年2回に増やすこと、外部講師を招聘して勉強会を開催することなどを考えています。

みなさまからお預かりしている貴重な税金を使っての政務調査活動ですので、有効に、また成果が出るように使わせていただきます。

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「3ない議会」をなくそう(5/18)

先週からバタバタしていて、ブログをなかなか更新できませんでした。この間の活動についてまとめてご報告します。

★5/10(木)産業委員会

企業局職員の官製談合事件を受けて、臨時で産業委員会を開催しました。私は再発防止の取り組みや組織改革について質問しました。企業局に限らず、行政には外部目線が必要と感じています。

★5/11(金)浜松地域イノベーション推進機構 公開講演会

「仙台堀切川モデル」 東北大学大学院教授 堀切川 一男氏

堀切川教授は産学連携による製品化サポートに積極的に取り組まれています。「産学連携で『ニーズとシーズをつなげる・・・』なんてやめたほうがいい」と明言。「企業が商品化を進めたモノが壁にぶつかった時に、学がサポートする」のが産学連携だと言います。「最初から商品イメージを持つ(製品名を決める)ことが成功のカギ」とも。

私もまったく同感です。2月議会の予算審議で、県の「技術研究所の取り組み」をヒアリング調査しましたが、まさに研究と商品化の関係を質したところでした。研究を、研究者の自己満足で終わらせてはいけません。

★5/12(土) PTA総会

プライベートで高校のPTA副会長をやっています。教員の不祥事などが続く県教委ですが、現場を見て、声を聞いて、改善につなげたいと思っています。

教育予算の拡充を求める声が高まる中ですが、現実には学校の会計は非常に厳しくなっており、「私費(PTA会費・後援会費・学年費)頼み」になっています。保護者の負担を少しでも減らしたいものです。

★5/13(日) 自治会連合会総会

夕刻から自治連総会に出席、地域を支える皆さんと意見交換しました。「地域の絆」がクローズアップされていますが、まさに自治会の役割の大切さを感じます。お任せではダメ。参加型の自治が必要です。

お昼は女房と娘の3人で天竜区の「船明荘(ふなぎらそう)」でランチ。ここも地元産食材をおいしく食べさせてくれる「食の都づくり仕事人」のお店です。

★5/14(月) 川勝知事と意見交換

今年度の重要政策である「内陸フロンティア」や「エネルギー政策」などについて意見交換しました。知事の話は知的好奇心を刺激してくれます。夜は地元企業経営者のみなさんと意見交換。企業立地支援や海外展開のお話を伺いました。

★5/15(火) 埼玉県庁視察

全国で唯一「姉妹提携の議決」を条例化している埼玉県に行きヒアリングしました。静岡県でも検討していますが、なかなか難しいところもあります。来週22日の条例検討委員会に向けて論点を整理していく予定です。

★5/16(水) 地方自治経営学会 研究大会

16-17の2日間にわたって行われましたが、私は臨時議会のため初日だけ参加しました。「大阪都構想と地域主権改革」についての学識経験者の話や「議会改革」について先進議会の取り組みを聞きました。

今日のタイトル「3ない議会」はその時出されたお話。「修正しない」「提案しない」「公開しない」議会に対する指摘です。そうした議会がある一方、「議会基本条例」の制定や「一問一答方式」の導入などはかなり進んでいる状況が示されました。

学会の会長は元総務大臣・鳥取県知事の片山善博さん。「一度、静岡or浜松に来てください」とお願いしたら「いつでも連絡くれ」とのこと。近いうちにお招きしたいと思います。

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正副議長の交代(5/17)

本日、臨時議会が開催され、正副議長のほか、常任委員会、特別委員会のメンバーが決定しました。

〇議長選挙の結果

 小楠和男(自民改革会議/浜松市南区) 46票

 岡本まもる(民主党・ふじのくに県議団/浜松市中区) 22票

〇副議長選挙の結果

 大石哲司(自民改革会議/牧之原市・榛原郡南部) 40票

 藤田かん(民主党・ふじのくに県議団/浜松市中区) 21票

 前林孝一良(公明党/静岡市駿河区) 6票

 無効 1票

〇会派構成

 自民改革会議 39人

 民主党・ふじのくに県議団 20人

 公明党 5人

 みんなの党・無所属クラブ 2人

 無所属 2人

副議長選挙の動きが微妙です。

昨日参加した「地方自治経営学会」では、議会改革のひとつとして「議長任期」が取り上げられましたが、静岡県議会では当たり前のように1年交代が続いています。

静岡県議会の改革は課題山積です。

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私は「建設委員会」の副委員長になりました。

9人中、5人が1期生というフレッシュな委員会です。広い県土でまだまだわからないことが多いのですが、インフラ整備や空港、土地規制などについて勉強していくつもりです。

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後援会だより5月号(5/11)

後援会だより5月11日号を作りました。ブログ記事を再編集してA4裏表にしただけですので、ブログ読者の方には“古新聞”です。

紙ベースでお届けしなければいけない後援会加入者もたくさんいらっしゃいますので、毎月欠かさず作るようにしています。

★後援会だより5月号(PDF)

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新潟州構想(5/9)

今月初めに、新潟県と新潟市が検討している「新潟州構想」について、検討委員会(座長:北川正恭氏)からの報告書が提出されました。

★新潟州構想(新潟市のサイト)

資料中の「報告書概要版」がわかりやすいと思います。

ボリュームが大きいので、まだ細かいところまでは目を通していませんが、「州構想」という割には、国-州-基礎自治体のあり方は描かれておらず、私には「全体最適をめざす自治体の役割分担」を議論しているような気がします(読み込み不足だとしたら申し訳ありません…)。

もちろん参考になる部分もあります。地域主権改革の意義や国からの権限移譲、県と市の二重行政の効率化など、これまでも議論されてきた項目をベースに、具体的に「6課題」を列挙し検討を深めることとしています。

*6課題…公営住宅、文化施設、感染症対策、食品衛生、特別高度救助隊、ハローワーク

いずれにしても「近接性・補完性の原則」に基づき、市民・県民にとってよりよい行政のあり方を考えていかねばなりません。

静岡県でも、浜松市と静岡市が「特別自治市研究会」を立ち上げ検証しています。この秋にも提言が出される見込みですが、県の受け皿も整えておく必要があります。

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資本主義は海洋アジアから(5/8)

最近読んでいる本をご紹介します。

けっこう奥が深くて面白いです。

著者は川勝知事。

1999年に著した「文明の海へ」をベースに再編集し、先月、出版されたものです。

ユーラシア大陸の西の端のイギリスと東の端の日本を比較して、文明論から現在の日本と東南アジアとの関係を解説しています。

基本的な考え方は・・・、「海洋アジア=海洋中国+海洋イスラム」であり、海洋中国圏(インド洋あたりまで)の日本と海洋イスラム圏の欧州の比較文明論です。

最近、企業の海外展開支援について調査研究していますが、文明・歴史の脈絡からも、東南アジアとの連携強化の流れは、必然のような気がしてきました。

500年前の話は(予備知識がないので)難解なところもありますが、面白い分析もあります。たとえば、イギリスと日本の生産革命比較では・・・、

『イギリスが資本(キャピタル)の拡大による金(マネー)の増殖を追及したのに対して、日本は経営(マネジメント)の強化による人材(有徳の者)の登用を重視した』

・・・と看破。アングロサクソン的経営に対する日本的経営の特長を表しています。

この他、分権改革についても知事の持論がわかりやすく書かれています。ナナメ読みで一通り読みましたが、再度読み込んでみようと思います。

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今後の電力事情(5/7)

連休明け初日、電力の現状と今後の課題について、東京電力他を訪問調査しました。

東京電力管内では、この夏の需給については、よほどの猛暑や設備故障がない限り、安定供給できるよう努力するとのことでした。ユーザーサイドからすれば、まずは昨年夏のような混乱を回避してほしいですよね(もっとも今年は関電のほうが心配ですが…)。

ただ東電の再建スキームについてはまだ議論する必要があると思います。特に電力料金の引き上げについては、もっと説明責任を果たす必要があります。この点については、民間企業はおいそれとコストアップを価格転嫁できませんので、私はまだまだ甘いと思っています。

その一方で「エネルギーの安定供給」は、家庭用はもとより事業用については深刻な課題です。

ものづくり大国日本を支える精巧な技術にとっては、“高品質な電力”の提供があたりまえ(大前提)になっていますが、周波数や電圧の微妙な変化が製品に影響することもあります。

「電力事情による製造業の空洞化」の見解は決して過大ではありません。この点については、もっと議論を深める必要があると思います。

また静岡県では「住宅用太陽光発電の普及」や「エネルギーの地産地消」を進めていますが、これについても品質面からいくつかの課題を指摘されました(電圧変化があるようです)。

しかしこれらは何としても超えていかねばならない課題ですので、電力事業者任せにせず、行政としても課題解決に向けた努力をする必要があると思います。

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Cimg7326 写真は伊豆市にある「落合楼小水力発電所」。東京発電㈱の施設です。

上は取水口、下は発電機です。

100kwの発電能力があり、一般家庭で200世帯分の電力供給が可能です(ちなみに最近の原発は約130万kw)。

Cimg7318東京電力グループ会社の東京発電㈱は26ヵ所の小水力発電を持っているとのこと。

地産地消と安定供給の両立が求められます。

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久々に春埜杉へ(5/6)

Dsc_0464 連休最終日、約1年半ぶりに「春埜杉」に行きました。

いきなりの雷雨、また、あっという間に気温が10℃も下がる中で、思わず震えてしまいましたが(現地は10℃)、齢1300年の荘厳なたたずまいは、心に平静を与えてくれるとともに、自然の営みの大きさを感じさせてくれました。

最近“パワースポット”という言葉を聞きます。私はその手にはウトイのでよくわかりませんが(^^;)、ここはまさにそういう“場”だと思います。

対話をしていると、“ヨシ、がんばろう!”という気持ちにさせてくれるんですよね。

しばらくぶりでしたが、環境はずいぶん良くなったと思います。

大光寺に降りるまでの足元には玉砂利が敷かれていましたし、見る場所も整備されました、また樹の周囲もスッキリしたような気がします。関係するみなさんが協力して、このすばらしい資産を後世に遺そうという思いが伝わってきます。

Dsc_0459 見えにくいかもしれませんが、下の写真はカモシカです。まだこどもだと思いますが出迎えてくれました。

浜松市街からは2時間ほどかかりますが、浜松市内でもチョーオススメの場所です。

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浜松まつり(5/5)

2012taco 2年ぶりの浜松まつり。

先週は週間予報にヤキモキした人も多かったのでは・・・。

初日の午前中こそ雨に降られましたが、予報よりも早く好天に恵まれ、強風に悩まされたものの、各町の初凧も天高く舞ったのではないでしょうか。

今日も雲ひとつない五月晴れで、おかげさまで顔は真っ黒(赤)に日焼けしました。

威勢のいいラッパの音にも、2年分の思いがこもっていた気がします。

昨年は、震災~まつり中止に伴う経済的影響が懸念されましたが、結果的にその後の円高もあり、遠州地方にとってはキビしい年になりました。

さて今後はどうなるでしょうか。

電力リスクが懸念される中ですが、何とか凧のように景気も右肩上がりに上向いてほしいものです・・・。

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南信州の桜(5/1)

私、桜が大好きです。

幼い頃住んでいた市営住宅の小さな庭に植えてあった小さな桜の思い出が、今も頭の中にあるのだと思います。

残念ですが、お花見ピークの3月下旬から4月上旬は、例年バタバタしていてゆっくり桜を愛でることができません。

Honjo★今年も「本所自治会」さんのお花見くらいでした(写真)。

そこで時間ができた時にインターネットで開花状況を見ながら桜を見に行くようにしています。

今年はGW前半になってしまいましたが、3月に開通した「三遠南信道」を使い桜を訪ねました。

種類と標高にもよりますが、寒さのおかげもあり、まだ南信州の桜は待っていてくれました。「三遠南信」には魅力がいっぱいあります。

Atago ★阿南町「愛宕様の桜」

Zuishoin ★同「瑞光院の桜」

Hohzohji

★売木村「宝蔵寺の桜」

★一番奥は「観音堂の桜」

Hukumi ★同「福美桜」

Ooiri ★同「大入の桜」

Yosuke ★同「与助の桜」

Goshozakura ★阿智村「御所桜」

Komatsunagi ★同「駒つなぎの桜」

Kurofune ★同「黒船桜」

過去の「桜に関するブログ記事」はこちらから・・・

★高遠の桜と飯田市の一本桜(2010.4.10)

★飛騨高山の臥龍桜(2009.4.19)

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背景を今日から「クールビズ」にしました。節電の夏が近づいてきますね。

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