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集団移転事業(10/18)

579168_356892097737904_647626718_n 視察3日目は宮城県岩沼市と仙台市。

岩沼市は仙台市・名取市の南に位置する人口4万人ほどの市。遠州灘海岸とよく似た海岸線を持っており、津波で市域の48%が浸水、150人ほどが犠牲になったとのこと。海岸部に隣接する6つの集落には471戸が居住していましたが、すべて全壊したそうです。

市の対応はスピーディで、仮設住宅の開設もすばやかったようですが、いち早く「集団移転促進事業」に取り組んでいます。説明いただいた市長からも「スピードを大切にした」との発言がありました。

23年4月に6地区の代表者と話し合いをスタート。方向性を決め、さらに地区ごとに説明会を開催し住民の合意形成を図りました。結果、377戸が約20haの土地に移転することを決め、すでに8月から造成を開始しました。

移転先というと“高台”を想像しますが、この地区は、津波で浸水した近隣地区を選択しています。さまざまな住民意見があったようですが、最終的にこれまでと同じ生活圏を選んだということでした(2mのかさ上げを行うとのこと)。

今後、住民が所有していた土地(約100ha)の買い上げが課題とのことでしたが、将来的には防災緑地や農地として活用を考えているとのことでした。

また前浜には今後7.2mの防潮堤を建設する計画ですが、“多重防御”をキーワードに、市道のかさ上げなども検討するとのことでした。

その後は、国土交通省が行っている仙台湾南部海岸の防潮堤工事現場を視察(写真)。

“粘り強い”堤防の考え方や景観・環境とのマッチングなどの話を聞きました。また、近隣には仙台市のがれき処理場がありましたが、ここで処理している「津波堆積土や農地の表層土」、さらに「コンクリートガラ」を防潮堤の盛土に活用するとのことでした。

今後、遠州灘海岸でも防潮堤建設を進めていきますが、意見反映に努めていきます。

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