決算審査と行政評価(10/28)
静岡県議会では現在決算特別委員会を開催しています。私は委員にはなっていませんが、時間の許す限り傍聴しようと思っています。
昨年の審議でも思ったのですが、県当局が出してくる決算資料はどうもわかりにくいんですよね。単なる「実績報告書」にすぎません。
なので質問内容も「この事業の成果はどうだったのか?」と、いちいち聞かないといけません。これはハッキリ言って 時間のムダ” です。決算審査は事業内容や成果を聞くのではなく、「施策や事業をどう改善するか」の方向性を議論すべきです。
そのためには「施策や事業の成果がわかる資料」を出していただかなくてはいけません。これは地方自治法でも定められていることです。
ここまで書いて、昨年も同じような記事を書いたことを思い出しました。
今年度、静岡県では、「業務棚卸表」を改善し「施策展開表」を作りました。「施策展開表」の中には、施策の評価や事業シートも含まれています。しかし部局や施策によってはまだよくわからないものがあります。
★施策展開表(県のサイト)
ちなみに浜松市議会議員の時に視察(傍聴)に行った兵庫県川西市では、次のような決算成果報告書を作成しています。
★決算成果報告書(川西市のサイト)
これをみると総合計画の評価を利用していることがわかります。
実は静岡県でも総合計画の評価を行っています。
★平成24年度静岡県総合計画の評価(県のサイト)
この方がわかりやすような気もしますが、いかがでしょうか?
今、議会に提出している「成果報告書」という名の “実績報告書” を、いっそのことやめちゃって、これらの資料を活用したほうが業務の削減にもつながると思うのですが、乱暴でしょうかね…。
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