教育行政のあり方検討会(1/12)
1/10に今年度の大きな県政課題のひとつ「教育行政のあり方検討会」の「中間まとめ」が公表されました。
検討会の設置は川勝知事の肝いりでおこなわれたもので、教育委員会でなく知事部局の行政改革課が所管していることからも、その意気込みがわかります。
教育については、100人いれば100人の教育論があると言われるくらい多様な意見が出されますが、この「中間まとめ」は今の県教育委員会の課題をコンパクトにまとめてあると思います。
課題や改善ポイントはリンク先のページに一覧になっていますのでご覧ください。より詳しく知りたい方は「中間まとめ」をどうぞ。
個人的に今後チェックしていきたいと思う点は下記の項目です。
◆1章-1-(ア) 教育委員会が集中的に取り組む責務
10年20年後を見すえ、県下全域をみた「基本方針」や「中長期戦略、ビジョン」を描くことを提言しています。まさに基本です。
◆1章-1-(ク) 教育行政の点検及び評価の充実
浜松市のときも指摘し続けましたが、内部中心の点検評価では、改善は生まれません。第三者によるチェックが不可欠です。
◆1章-2-(ア) コミュニティ・スクールの導入促進
地域との連携を深めることは、学校改革に求められる中で、効果も期待でき、なおかつ早期実現可能な施策です。
◆1章-2-(エ) 県費負担教職員の人事権移譲
小さな市町では難しいと思いますが、特に政令市への権限、財源移譲は早期に実施すべきです。
◆2章-1-(ア) 事務局の組織体制の検討
マネジメント体制の強化や「総合教育センター」のあり方、「教育長」の人材像など、具体的なテーマが挙げられています。
◆2章-1-(イ) 教員配置のあり方
知事が「教育委員会事務局にいる教員を教育現場に戻す」ことに強い意向を示していることもあって、マスコミで取り上げられることが多いですが、実態をよくみて、こどもたちにとってよりよい教育環境を作っていきたいと思います。
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今後は3月に行われる第4回検討会で、最終的な「意見書」が取りまとめられる予定です。みなさんもご注目いただければと思います。
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浜松市で3/27~3/28に開催される日伯高校生未来サミット事務局です。このイベントでは日本人とブラジル人(日系)の高校生・大学生が日伯のよりよい未来についてディスカッションを行い、高校生(青少年)の声として内閣府や浜松市長に届ける予定です。企画・運営は高校生が主体となり行っており、浜松国際交流協会と浜松学院大学の協力、浜松市・教育委員会・中日新聞社等の後援、企業協賛などえながら準備を進めています。是非ブログやホームページを見てください。よろしくお願します。
投稿: 日伯高校生未来サミット事務局 | 2013年1月13日 (日) 10時17分
日伯高校生未来サミット事務局さま
あいにく参加できませんがご盛会をお祈りします。多文化共生に関心あるかたは、ぜひ足をお運びください。
投稿: 田口 章 | 2013年3月20日 (水) 17時37分